大手派遣会社のスタッフサービスが提供する「ミラエール」という新しい働き方をご存知でしょうか。
未経験から事務職へ就きたいという若年層を応援し、常用型派遣としてスタッフサービスと無期限の雇用契約を結びます。
ミラエールの常用型派遣は福利厚生や待遇面がよく、応募者が非常に多いようです。
前回の記事では、ミラエールで働くメリットとデメリット、口コミや評判などに触れました。
本記事ではミラエールの募集要項や応募してから採用までの流れ、説明会や面接で聞かれる質問や対策、落ちた場合の対処法などについて詳しく説明します。
ミラエールの募集要項や応募から採用までの流れ
ミラエールは主に昇給や賞与などの待遇面がメリットで、デメリットにはエリアの限定や派遣先を選べないなどがあります。
「そんなに待遇がいいなら応募してみよう」と意欲が湧いている人のために、実際にミラエールの募集要項と、応募から採用までの流れをご紹介します。
ミラエールの募集要項
現在のミラエールの募集要項は以下の通りです。
原則として実働8時間、自宅から90分以内の通勤範囲内で派遣先が指定されます。
新卒予定者だと試用期間が半年ありますが、その間も給料に変更はありませんので、安心して働けますね。
諸手当はメリットで記載したように沢山あります。
応募から採用までの流れ
ミラエールの応募から採用までの流れは以下の通りです。
応募から採用までの流れ
- 応募フォームから応募、書類選考
- 説明会・面接(WEB面接あり、スマホでも対応可能)
- 内定
- 入社前研修
- 配属先相談・職場見学
- 配属先決定・就業開始
まずはミラエールのウェブサイトから応募し、書類選考に入ります。
公式サイトには書類選考の結果連絡について詳細が記載されていませんが、書類選考を通過された方のみ、連絡されるようになっています。そのため、中には連絡が来ない人もいるでしょう。
また、実際に通過した人の口コミによると、書類選考通過後から説明会・面接までは1週間前後、内定の連絡は面接から2~3週間という人が多いようです。
ミラエールの説明会・面接では何をする?質問対策など
ミラエールの説明会や面接ではどんなことをするのでしょうか。
公式サイトからは気軽に受けられる雰囲気を感じますが、実際は「通常の面接と同じで厳しかった」という声もあるようです。
では、ミラエールに受かるためには、どんな対策をしておけばいいのでしょうか?
ここではミラエールの説明会や面接、対策などについて紹介します。
説明会ではどんなことをする?
公式サイト上には、ミラエールの説明会の内容について詳しい記載はありません。
しかし、過去にミラエールの説明会に参加した人の口コミによると、既卒者の場合はエントリーシートの記入や簡単なグループワーク、SPI・面接があるようです。
ちなみに現在リクナビ2023の新卒採用者向けの求人には、以下のように記載がありました。
コロナ渦でなかなか企業への訪問が難しいというお声を頂きましたので、マイページ上にてWEB説明会の動画を公開しております。
エントリー後、専用マイページのご案内が届きます。
開設頂けますと、自由に説明会動画をご視聴いただくことが可能となります。動画内では採用担当のご紹介、 会社・事業理解をはじめ、実際の働き方や社員の雰囲気、よく頂く質問など、 しっかりとお伝えできるよう用意しております。
新卒者はWEB説明会の動画閲覧となっているようで、書類等の選考はないようですね。
また、エントリーシートに関しては説明会を視聴したあとに、マイページより提出が可能になります。
説明会での内容予想
- エントリーシートの記入
- ミラエール社員制度の説明
- 先輩社員のインタビューVTR
- 今後の選考の流れについて
- 質疑応答
- 簡単なグループワーク
- SPI
- 面接
面接では何を聞かれる?質問内容について
ミラエールの面接は1度のみです。
過去の口コミから、ミラエールの面接で聞かれることをまとめてみました。
面接で聞かれる質問内容
- 何故ミラエールを選んだのか
- 何故事務職に就きたいのか
- 前の会社を辞めた理由
- 自己PR
- 派遣先は選べないけど大丈夫か
- 事務職以外の仕事も与えられる可能性があるけど大丈夫か
- これまでのスキルや経験、実績
上記の中でも「派遣先は選べないけど大丈夫か」を聞かれる可能性が非常に高いようです。
ミラエールの面接は面接官と1対1で行われますので、集団面接に弱いという人には受けやすいでしょう。
ただミラエールは圧迫面接が多いと評判で、質問に答えても「それは何故」とさらに質問返しされることもあるようです。
圧迫面接は「その人がプレッシャーに強いかどうか見ている」と言われますが、あまり圧迫されるのも嫌ですよね。
面接官によってやり方や雰囲気が違うので、当たりはずれがあるのでしょう。
ミラエールの面接に受かるための対策は?
ミラエールの面接に受かるためには、先ほどの「面接で聞かれる7つの質問」に確実に答えられるようにしておくことと、事務職についてある程度知識を入れておくことをおすすめします。
いくら未経験から始められるとは言っても、事務について何の勉強もしないのは「仕事に対する意欲がない」と見られてしまい、印象が良くありません。
また、質問に対する答え方で注意したいのは、マイナス面を言うのではなく、前向きな答え方をすることです。
たとえば前の会社を辞めた理由に「ただの派遣だったから長く働けないのが嫌だった」というような悪い印象を「長期的に働いてスキルアップをしたいから」というように言い換えて、ポジティブな印象を与えるように工夫するようにしましょう。
そして基本的なことですが「服装はスーツでなくて構いません」と言われても、面接ですからスーツで行くのが基本ですし、派手な髪色やネイルも面接時は避けて下さいね。
ミラエールに落ちたらどうすればいい?
就活では必ずしも採用になるとは限りません。むしろ不採用になる回数の方が多いでしょう。
「ミラエールに応募したけど書類選考で落ちた」「面接で落ちた」という人も沢山います。
あまり落ち込みすぎず、次の段階に進むようにしてください。
ここからは、ミラエールに落ちた場合にどうすればいいのか紹介します。
紹介予定派遣を狙う
長期的な雇用を狙うのであれば、紹介予定派遣を狙うというのもひとつの手です。
紹介予定派遣とは派遣として就業した後、最長でも6か月後には派遣先の直接雇用になれることを前提とした働き方です。
大手派遣会社スタッフサービスは、オフィスワークを中心とした仕事が豊富で、事務全般の求人は1万件以上、紹介予定派遣の求人も豊富にあります。
紹介予定派遣で派遣先の正社員になれた場合は、ミラエール以上の待遇になる可能性も期待できるでしょう。
違う派遣会社の紹介予定派遣を狙う
次に、スタッフサービスではなく、違う派遣会社で紹介予定派遣を狙うのもひとつの方法です。
例えば大手派遣会社テンプスタッフは、業界最大級の求人数で、事務全般ではスタッフサービスの約2倍の案件があります。
大手派遣会社なら求人数が多い分、紹介案件がたくさんありますので、大手派遣会社にいくつか登録して、それぞれの求人を見比べてみるといいかもしれませんね。
違う派遣会社の常用型派遣に応募する
違う派遣会社でも、ミラエールのように常用型派遣を募集している場合があります。
実際に、大手派遣会社のマンパワーやアデコなどで募集しているのを見かけますので、気になる派遣会社で調べてみると良いでしょう。
自分で転職活動する
次に、転職活動するというのもひとつの方法です。
「ミラエールの場合も自分で応募したのだから、自分で納得する職場を探したい」という人は、転職サイトや求人誌などから自分に合った会社を見つける方が良いでしょう。
ただ就活に疲れてしまった場合は、黙っていても仕事紹介される「派遣」がおすすめです。
改めてミラエールに再チャレンジする
ミラエールの面接は1回のみですが「1人1回しか受けられない」と決まっているわけではありません。
今回は不採用になってしまったという人でも、めげずに再チャレンジしたら採用されたという人もいるのです。
もし本当にミラエールで働きたいと強く思うのであれば、改めて挑戦し直してみるのもいいでしょう。
ミラエールだけでなく他の道も一緒に考えよう
今回はミラエールの募集要項を確認し、応募から採用までの流れや、説明会・面接について詳しく説明しました。
最初に、ミラエールの働き方をおさらいしましょう。
ミラエールは「株式会社スタッフサービスの社員」として無期雇用の契約を結び、会社から指定された勤務先で「常用型派遣」として働きます。
スタッフサービスの社員になるため、通常の派遣社員とは違っていい待遇を受けられるのですが、採用試験は通常の正社員と同じで、書類選考や面接を通過しなくてはいけません。
ミラエールで働きたい人は、面接前に対策を練っておきましょう。
ただそれでも不採用になることもあり得ます。
ミラエールを再チャレンジするという手もありますが、どうせ面接を受けるのであれば、いっそのこと転職活動するという道もありますので、合わせて考えてみてください。
派遣社員から正社員への転職でおすすめのサービス
「派遣社員から正社員への転職は大変…」と悩んでいた方は通常の転職サイトではなくアドバイザーが付く転職サービスを利用するのがおすすめです。
通常の転職サイトでは自分で全ての管理をする必要がありますが、アドバイザーが付くサービスの場合は面接までのスケジュール・添削・年収交渉などをしてくれるため、転職活動の負担を大きく減らしながら進めることができるからです。
負担を減らすだけではなく効率的に進めることができるので、結果的に短期間での内定獲得に繋がります。
転職サービスは複数利用がおすすめ
転職活動をする方の多くは2つ~3つの転職サイトを複数登録していることが多く、実際にそのような転職方法はおすすめです。
その理由としては各サイトによって求人内容が異なるので、なるべくその時々で良い条件の求人を確認できるからです。
また、転職をサポートしてくれるアドバイザーと相性が合う合わないという問題もあるため、なるべく一つの転職サービスだけではなく複数を利用することで客観的な判断がしやすくなります。
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どんな人に向いている? | ・とにかく多くの求人を見たい方 ・既卒、第二新卒の方 ・積んだキャリアを生かして転職したい方 ・エージェントから転職活動のサポートを受けたい方 |
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対象の年代 |
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JAICはフリーターの方や就職をしたけど早期退職をするなど上手く行かなかった方、未経験職種や業界にチャレンジをしたい方におすすめの転職サイトです。
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20代~40代 特に20代に強い |
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どんな人に向いている? |
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