派遣先の居心地が悪い。なじめない。雰囲気が合わないからといって辞めるはあり?

派遣先の居心地が悪い。なじめない。雰囲気が合わないからといって辞めるはあり? 派遣社員の悩み

派遣先で居心地の悪さを感じている状態だったり、時折感じるタイミングがあったりしませんか。

派遣社員という立場では、正社員とは少し違う雰囲気を感じ取ることや派遣社員ならではの悩みを抱えることもあるため、派遣先で「居心地が悪いな」と感じてしまうのは何らおかしなことではありません

ひとりで悩みすぎて体調を崩す前に、当コラムで紹介する4つの対処法のいずれかを実践してみてください。

自分に一番向いた対処法を知るためにも、まずは他の派遣社員でも同じ状況がないかと、よくある原因を紹介しますので、派遣先の居心地が悪いと思う理由を整理してみましょう。

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派遣先は居心地が悪いと感じる人が多数!?

派遣先は居心地が悪いと感じる人が多数!?

多くの派遣社員が派遣先で「なんだか居心地が悪いな」と感じている中で、具体的にどのような内容に対して感じているのか、実際に働く人の声から考えてみましょう。

2019年にエン派遣が行った「就業スタート前の不安」についてのアンケート調査で、就業先が決まったあと、実際に仕事が始まる前に94%の方が不安を抱き、その中の75%の方が「派遣先や配属部署の環境・雰囲気に不安を感じる」と回答しました。

職場は毎日長い時間を過ごす場であり、就業前に営業担当の方に聞いてみるなどの対策をしてみても、実際に働き始めるとイメージと違ったり、自分には合わない雰囲気であったりということが度々起こります

エン・ジャパンが2018年にエン転職ユーザーに行ったアンケート調査によると、退職を考えたきっかけの上位6位は以下のようになっていて、約4分の1の方が会社が自分に合っていないことがきっかけになっていることがわかります。

  1. 給与が低かった:全体の39%
  2. やりがい・達成感を感じない:全体の36%
  3. 企業の将来性に疑問を感じた:全体の35%
  4. 人間関係が悪かった:全体の27%
  5. 残業・休日出勤など拘束時間が長かった:全体の26%
  6. 社風や風土が合わなかった:全体の21%

さらに、「仕事上にストレスがある」と答えた約8割の方の原因が人間関係になっており、派遣先同僚が43.6%、派遣先上司が40.1%、仕事の内容が35.1%、仕事の量が多いは22.5%、仕事の量が少ないが16.0%と、仕事の内容自体に関わるものも多く挙がっています。

(参考:エン・ジャパン「8,600名に聞いた「退職のきっかけ」調査。転職理由は「給与」「やりがいのなさ」「企業の将来性」。―『エン転職』ユーザーアンケート調査 結果発表―」エン派遣「派遣先企業での人づきあい(2019年4月調査)について」

派遣先は居心地が悪いと感じる原因6つ

派遣先は居心地が悪いと感じる原因6つ

では、派遣社員として働く中で居心地が悪いと感じてしまう場面には、どのようなものがあり、どのようなことが原因となるのか、詳細を確認していきましょう。

①派遣先の人間関係や雰囲気が悪い

人間関係がなぜ仕事に大きく影響するか

職場とはいえ、ささいな会話で相手を知り、仕事がスムーズに進められることもあれば、話をする中で前向きな意欲が生まれることもあります。

派遣先の人間関係がよくない場合、そんな会話ができる環境ではないので、自分が何かをしたわけではなくても「居心地が悪い」と感じてしまいます

職場の雰囲気が悪いと、何か悪いことをしてしまったのかと不安に思ったり、どのように職場の人とコミュニケーションを取ったらいいのか判断に迷ったり、派閥争いに巻き込まれたりと、預かり知らぬところでトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

ギスギスした雰囲気では仕事をスムーズに進められなくなってしまいます。

98%の派遣社員が「コミュニケーションは仕事に影響する」と感じている

エン派遣のアンケートでは、98%の方が職場でのコミュニケーションは仕事に影響すると回答しており、職場の雰囲気や人間関係がよいとストレスが少なく居心地がいいというだけではなく、ミスやトラブルが減らせることや仕事の効率が上がると感じている方が多くいることがわかります。

(参考:エン派遣「職場でのコミュニケーションについて」

職場でのコミュニケーションは仕事をテキパキと終わらせることに必要な要素といえるでしょう。

作業は1人で行うものであっても、指示をくれる社員との関係が悪かったり、陰口をたたかれたり、冷たくされるような環境では、ストレスを抱えるだけではなく、ミスをしてしまったり仕事をしづらいといったトラブルを引き起こすことにも繋がります。

②仕事内容がハードで覚えることが多く、ミスが多くなる

さまざまな社員から仕事を頼まれるといった仕事の場合、仕事を頼む社員は他の誰が仕事を頼んでいるかわからずに依頼しがちです。

手持ちの作業が溜まっているのに、さらに別の作業を頼まれてしまうということがあり、残業が続いてしまうほど仕事が逼迫し、正社員よりも忙しくなってしまうというリスクがあります。

ギリギリの人数で仕事を行っている多忙な職場では、受け入れる正社員に余裕がなく、指示が不明確であったり業務を丸投げされてしまうという事態もないとは言えません。

覚えることが多いだけではなく、手探りで仕事をしながらも作業に追われてしまう可能性も考えられます。

想像していたよりも仕事がハードであると、思っていなかったようなミスをしてしまったり、何度もミスが続いて怒鳴られたりと、働く意欲が減退してしまう原因になってしまうでしょう。

③派遣の扱いが悪くて差別などがある

「派遣社員はすぐにいなくなる」と思っている社員がいたり、「正社員の方が偉い」と見下している雰囲気がある職場も注意が必要です。

この場合、派遣社員の扱いや印象が元々悪く、しっかりと仕事をしていてもスキルや実績を認められないので、仕事にやりがいを感じられないということが考えられます。

職場の雰囲気だけはなく、以下のように正社員との待遇に大きな差があるケースも存在します。

  • 派遣社員がエレベーターを使うと嫌みを言われる。
  • 社員食堂を使わせてもらえない。
  • 狭い部屋に押し込められて作業を指示される。

たとえ昔から存在するルールであっても、派遣社員の待遇を正社員より悪くする派遣先は、気持ちよく働くことができない環境といえるでしょう。

④人の入れ替わりが激しい

派遣社員だけではなく人員の入れ替わりが激しかったり、契約満了前に更新してもらえずに辞めていく人が多かったりする場合、その企業が派遣社員を使い捨ての部品のように扱っている可能性があります。

そして、仕事ができないと思われた場合、あっさりと契約を切られてしまうこともあります。

文句もなく、ただ仕事ができる人を求めているからです。

人が頻繁に入れ替わる職場では、以下のトラブルが起きるということも考えられます。

  • ハードな仕事内容
  • 仕事にやりがいや達成感を感じられない
  • 同僚や上司とのコミュニケーションもうまくいかないことで、伝達ミスが起きてしまう
  • 仕事の共有ができず必要な情報が入ってこない

文字で羅列されるだけでも、できれば避けたい会社だと思いますよね。

⑤派遣にも正社員並の責任がある

派遣社員は契約に則って仕事を行い、派遣先の社員の指示に従って仕事を行うケースが多いため、仕事の進め方やミスについての責任の所在は指示を出した正社員です。

それを理解せずに、ただこの業務をやってほしいと派遣社員に難しい判断や決定を任せてしまうという派遣先もあります。

例えば、本来正社員が行うべき教育係をスキルがあるからと派遣社員が担うなどです。

企業に所属している社員が負担するはずの仕事を派遣社員に任せる会社では、派遣社員としての立場以上の責任が生じたり、大きなプレッシャーを負担に感じるようになります。

正社員並みの責任を押しつけられる会社では「自分よりも高い年収をもらっている正社員と、なぜ同じ仕事をしているのだろうか」と、派遣社員で働く意義を見失ってしまうリスクがあります。

⑥派遣社員が意見を言える職場でない

仕事をしていて「もっといいやり方があるのに」と改善案を思いついたときや、何か問題点が見つかった時など、派遣先のことを考えた指摘であるにも関わらず、「派遣社員のくせに意見をするなんて」と聞いてももらえないことは空しさを感じてしまいます

指示を出してくれる上司が派遣社員に当たりが強い人であったり、考え方や仕事の仕方などが上司とあわなかったりする場合、意見を聞いてもらえないどころか、上司との関係がこじれてしまう可能性もあります。

そして、パワハラやセクハラが行われたり、伝えても改善されることがなく居心地が悪くなってしまう可能性があります。

派遣先は居心地が悪いと感じた時の対処法4つ

派遣先は居心地が悪いと感じた時の対処法4つ

人間関係がよくなかったり、派遣の扱いが悪かったり、仕事がハードすぎるなどの理由で、派遣先の居心地が悪いと感じた時、派遣社員としてどのような対応を取れるのか、詳細を確認していきましょう。

①一人で悩まず職場の同僚や同じ会社の派遣仲間に相談する

「人間関係が悪くなってしまった」「元々悪い環境だった」という場合、一人の方が気楽と考えることもあるかと思います。

でも相談できる同僚や上司、派遣仲間を見つけておけば、どうしようもない状況にあっても心を軽くできたり、解決方法を一緒に探してもらえたりなど手立てが見つかる場合があります。

派遣仲間であれば、似たような待遇、立ち位置として愚痴の言い合ってスッキリさせることもできます。悩みを共感しあうことができ、同僚や上司に悩みを相談してみると、周りの人には見えていなかった状況の共有もできるでしょう。

そうなると改善への動きが出てくる可能性があるため、日頃は1人で行動する機会が多くても、悩みを打ち明けられる相手を見つけておくのがおすすめです。

②派遣元の営業担当に相談する

責任が重すぎたり、仕事の適切な指示をもらえなかったり、パワハラやセクハラに悩んでいるという場合、派遣元の営業に相談することで、営業担当や派遣元に間に立って環境や状況の改善を促してもらうことも可能です。

また派遣契約を見直しながら問題を話し合う場を設けてもらう手段も取れるでしょう。

業務の改善についての意見や提案も、派遣元を通して伝えてもらえれば角が立たずに伝えられるなど、派遣社員の一番の味方であるはずの営業担当に相談することで、少しずつ居心地のよい職場に変えられる可能性があります。

③仕事は仕事と割り切ってプライベートで発散する

居心地の悪い職場であっても、気持ちを切り替えて「仕事は仕事」と割り切ってしまえれば、関係性は職場内だけと思えます。

就業時間中はとにかく無心で仕事を終えると、プライベートには関係ありません。

「仕事のために生きているのではなく、プライベートを楽しむために働いているんだ」と考え、終業後は映画を見たり、仕事に関係ない友だちと遊んだり、ゲームをしたり、趣味を満喫して発散させるようにしましょう。

④契約期間が終わるまで我慢する

相談相手に悩みを打ち明けても、プライベートを充実させても、毎日続くストレスに耐えられないという場合は、契約期間が終わるまで我慢をし、更新をせずに次の派遣先を探すという手段を検討しましょう。

居心地が悪い派遣先で無理をし続けてしまうと、体調を崩し、精神的な病気を患っててしまう可能性があるため、バランスを崩す前に早めに見切りを付けてしまうというのもひとつの手段です。

派遣先は居心地が悪いなら転職も解決方法のひとつ

派遣先は居心地が悪いなら転職も解決方法のひとつ

派遣先が決まってから不安を抱くのは、見知らぬ職場に飛び込む以上、当然のことです。

それでも働き始めてから「職場の居心地が悪い」と感じ、どうしても割り切って働けないという時には、体調を崩してしまう前にその派遣先を離れる準備をしましょう

派遣の営業担当に相談をして派遣先を変えてもらうことや、他の派遣会社の求人探したり紹介してもらえるように声をかけるなど、居心地のいい派遣先に勤められるようにまずは自分から動きましょう

そして、次の勤め先を探しておけば、更新をせずに退職したときに、「次の派遣先がなくて辞められない!」という事態を避けられる可能性が高くなります。

「次の派遣先がまた居心地の悪いところだったら」と不安になったり、もっとスキルを活かして働きたい、見下されるのは嫌だという時には、正社員への転職を目指すことも解決策のひとつです。

何が自分にとって働きやすい環境なのかを考え、ストレスの少ない就労環境を手に入れてみませんか。

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