ゆるい派遣ときつい派遣のメリット・デメリット。楽な派遣は良いことばかりじゃない?

ゆるい派遣ときつい派遣のメリット・デメリット。楽な派遣は良いことばかりじゃない? 派遣社員の働き方

「派遣社員」とひとくくりに言っても、その仕事内容や働き方はさまざまです。

未経験でも始められる簡単な仕事から、資格や特別なスキルなどの必要な職種があり、自分に適した職種を選べるのも派遣社員の魅力でしょう。

仕事内容も就業時間も就労前に交わした契約の通りに働く派遣社員ですが、契約によって「ゆるい」働き方のできる派遣社員と、正規社員やそれ以上に大変なこともある「きつい」働き方をしている派遣社員がいます。

果たして自分はどちらに入るか、特徴やメリット・デメリットを確認して、今後自身に向いた働き方を考えていきましょう。

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ゆるい派遣の特徴と職種とは?

ゆるい派遣の特徴と職種とは?

「ゆるい」と言われる派遣の仕事には、勤務時間や仕事内容などの労働条件が精神的に楽、力仕事が少なく体力的に負荷が少ないなどの理由があります。

一般的にゆるい派遣と言われることの多い職種から具体的な特徴を確認し、今後の派遣先選びの参考にしてみてください。

①仕事量が少ない・ノルマがない(事務職)

受付や一般事務などの職種では、以下のような特徴があります。

  • ノルマなどの追い立てられるような目標がないことが多い。
  • 毎日決まった仕事を行う。
  • 仕事量が比較的少なめである。
  • 残業がほとんど必要ない。

仕事に追われることがなく労働条件がよいため、精神的に負担が少ない働き方ができるでしょう。

事務の中でも決算期に仕事が増える経理など、日頃はゆるく働くことができても一定の時期だけ忙しいという職種もあるため、繁忙期があるかどうかという点も、仕事がゆるいかどうかの判断に関わってきます。

②仕事を覚えるのが簡単(単純作業)

データ入力や商品梱包など単純な作業や特別なスキルのいらない仕事は、以下のような特徴があります。

  • 仕事を覚えるのが簡単。
  • 慣れてしまえば作業スピードも上がる。
  • 振られた仕事にボリュームの検討ができる。
  • 仕事の進み具合を自分で調節しやすくなる。

「どれぐらいの時間で終わらせることができるのか」を把握できるようになれば、結果的に自分の仕事を計画的に進めやすくなります。

仕事に追われることがなく、自分でコントロールできることは精神的に楽であり、ルーティンワークや単純作業なら頭を使うことも少ないため、肉体的にも楽だと感じるでしょう。

③人間関係が楽(単独作業)

倉庫作業などの人と関わらない派遣の仕事の特徴を見てみましょう。

  • 働く上でストレスのもととなる、人間関係の煩わしさがない。
  • 黙々と自分のペースで仕事を行うことができる。

オフィスワークでも電話応対のない仕事や、客先・取引先や社内の他部署との接触のない仕事であれば、仕事で関わる人間をできる限り少なくできます。

コミュニケーションを取るのが苦手という方は働く上でのストレスや不安が少なくなりますし、責任に対する精神的負担が軽くなるのは、ゆるいと感じられる大きなポイントでしょう。

きつい派遣の特徴と職種とは?

きつい派遣の特徴と職種とは?

「きつい」と言われる派遣の仕事は、多忙であったり精神的に辛いなど、厳しく感じる待遇であることがほとんどです。

きつい派遣には具体的にどのような特徴があるのか、一般的にきついと言われる職種から確認していきましょう。

①体力が必要(肉体労働)

運搬や工場の機械組み立て、製造など肉体労働の仕事の特徴を確認してみましょう。

  • 夜勤の多い職種がある。
  • 体力勝負である。
  • 怪我を負う可能性もある。

いずれにせよ、肉体的にきつい仕事である場合が多く、身体を酷使すれば体調を崩したり怪我をしたりするリスクも高くなり、最悪の場合、仕事を続けられなくなってしまいます。

また人との関わりが多い介護士では、被介護者を支えたりお風呂に入れたりなどの体力が必要な仕事である他にも、利用者との人間関係にストレスを感じることもあり、精神的な負担を覚える人も少なくありません。

ただ、きつい反面「求めている誰かのために」というやりがいを感じられるでしょう。

②ノルマがある(営業職)

営業職やコンサルタントなどのノルマがある職種の特徴を確認してみましょう。

  • 派遣であってもノルマを終わらせないことには残業せざるを得ない。
  • ノルマを達成するためにがむしゃらに働くことを求められる。
  • 熱意を持って仕事に当たることが必要。
  • ノルマが達成できなかったときに契約更新が不安になる。

以上のように、残業や仕事量が増えることで疲れを溜めてしまうことや、ノルマを達成するためのプレッシャーを背負うことが多く、精神的な負担が大きいと考えられます。

営業職はきつさがある分、達成感を感じられたり給与に直接関係したりするので、それらを優先に割り切ることが大切でしょう。

③高度なスキルが必要(高度なスキル職)

エンジニアや看護師など、高度なスキルや特別な資格が必要な仕事は、人手が不足していてもなかなか増やす人員を見つけることが難しい仕事です。

  • 常に仕事量が多い。
  • 派遣であっても勤務時間や残業の労働条件が厳しい。
  • ミスが絶対に許されない作業が多い。

特に看護師や薬剤師といった医療系では、一日中多忙であったり夜勤があったりといった肉体的なきつさの他にも、ミスが許されないことや患者さんと接するストレスなど精神的な負担大きいと感じることも考えられます。

エンジニアに関しても数字ひとつの間違いが大きなエラーに繋がることもあるため、慎重さが求められるでしょう。

ただ、やりがいと達成感は人一倍感じられる職種ですし、専門的な知識が必要なことから派遣でも高い給与が望めるという魅力があります。

④対応が難しい(テレアポ系)

テレアポやテレオペなどコールセンター業務では、電話でアポイントを取り付けたり、顧客対応を任されますが、どのような特徴が考えられるでしょうか。

  • 営業の電話とわかった途端に冷たく電話を切られる覚悟が必要。
  • 理不尽なクレームを浴びせられることもある。

「電話先の相手とは一回きり」といったように、割り切れる心構えがないと、精神的に大きな負担がかかる場合があります。

電話を通じて話をするため、丁寧さや営業力がありながらも対面が苦手な人にとってはやりがいのある職種とも言えます。

ゆるい派遣のメリットとデメリット

ゆるい派遣のメリットとデメリット

ここまでゆるい派遣ときつい派遣の具体的な職種や特徴を説明してきましたが、ゆるい派遣は働きやすくてもデメリットがありますし、きつい派遣にもメリットがありますので、一概に「どちらがいい」とは言い切れません。

ここからは自分はどっちに合っているのかを確認するのに、ゆるい派遣ときつい派遣のメリットとデメリットを見ていきましょう。

それでは先に、ゆるい派遣のメリットとデメリットから紹介します。

ゆるい派遣のメリット

ゆるい派遣は、残業や休日出勤がないなど労働条件がよい場合が多いため、プライベートを大切にしながら働けます。

平日の疲れを溜めすぎずに休日を自由に過ごせれば、ワークライフバランスを保ちやすく、平日の仕事帰りに独学や専門学校などで資格の取得や新たなスキルを獲得するなどのスキルアップも目指せるでしょう。

関わる人の少ない職場や人間関係が良好である職場では、人間関係によって起こるストレスを感じる機会が減り、コミュニケーションに自信がない方でも精神的な負担を少なく働けるのも魅力です。

肉体労働のない仕事なら、危険な作業や肉体を酷使することもないため、体力に心配がある方でも不安なく就労できます。

仕事量が多くなく、新しい作業が振られにくい仕事であれば、自分のペースで仕事を進めやすいため、必要以上の疲れやプレッシャーに押しつぶされることもありません。

空いた時間に仕事で使うスキルを磨くことが許される場合には、就業時間内にスキルアップも目指せます。

  • 仕事とプライベートを分けやすい。
  • 人間関係のストレスが少ない。
  • 疲れを溜め込まない。
  • 副業に時間を使える。
  • プレッシャーがなく気持ちにゆとりを持てる。

ゆるい派遣のデメリット

ゆるい派遣はストレスが少なく、プライベートを大事にすることができるというメリットがある反面、特別なスキルが必要ないため、単純作業であったり、同じことの繰り返し・ルーティンの仕事であったりと、仕事を通して新しいスキルや経験値を獲得することが難しい可能性があります。

将来の成長が見込めずスキルアップできないことで、3年の就業期間後も同じような派遣の仕事を延々と続けていく可能性があり、上昇志向の強い方はやりがいを感じられないことでモチベーションが下がっていくということも考えられます。

特別なスキルがいらないということは誰にでもできるという考えにも通じるため、時給が低い可能性が高く、一人暮らしをしているなど生活環境によっては、暮らしていくことが厳しくなったり貯金ができなくなったりするというデメリットが考えられます。

  • 仕事内容から時給が低いことがある。
  • やりがいが感じられない。
  • 向上心が持てない。
  • モチベーションが上がらない。
  • 面白みに欠ける。

きつい派遣のメリットとデメリット

きつい派遣のメリットとデメリット

次に、きつい派遣のメリットとデメリットをチェックしてみましょう。

きつい派遣のメリット

きつい派遣には、特別なスキルが必要となる職種も多いため、時給が高く設定されている求人が多い傾向があります。正規社員やそれ以上に稼げる可能性があり、給与面では生活が楽になるでしょう。

残業時間が長かったり休日出勤があったりと労働条件が厳しい代わりに、経験値や実績を身につけられるのもメリットです。

新たなスキルの獲得に繋がる仕事もあるため、派遣という働き方でもキャリアアップを目指せる可能性があります。

販売や営業ノルマがある仕事では、達成するためのプレッシャーもありますが、自分なりのノウハウを作ることや達成を目指して試行錯誤することにやりがいを感じられるため、自分の力を伸ばしたいという上昇志向の方は、仕事に対するモチベーションを保てるでしょう。

  • 時給が高い。
  • やりがいを感じられる。
  • 達成感がある。
  • 向上心が持てる。
  • 経験や実績が積めて次に活かせる。

きつい派遣のデメリット

派遣社員は労働条件や仕事内容などについて就労前に契約を交わし、その範囲内で働くということが派遣法で決まっていますが、資格や特別なスキルを持っていることで契約の範囲外の仕事を任される事態が考えられます。

派遣社員本人が契約の範囲外であることを理解していても、正社員が派遣社員の仕事内容を把握していないことがあるため、「スキルがあるのだから、これぐらいいいじゃないか」と押しつけられてしまった場合、トラブルやストレスの元となる可能性があります。

きついと言われる派遣では、「労働基準法第36条に基づく労使協定」で決められている残業の上限時間である45時間ギリギリまで行う必要があったり、休日出勤があるといった場合があるため、プライベートについて不満が生まれることが考えられます。

終電近くまでの残業が続き、休日も出勤ということが増えれば、身体を休める時間が少なくなるため、心身ともに疲弊してしまいます。身体を壊してしまうリスクや、仕事への意欲が減退してしまうリスクも考えられるので、体調のコントロールには十分留意することが必要です。

  • 契約外の仕事を求めらることもある。
  • できる人と判断され仕事がどんどん増えていく。
  • 精神や肉体の疲労を感じやすい。
  • 仕事に時間を取られやすい。
  • 休日も仕事のことを考えてしまう。

あなたはゆるい派遣ときつい派遣のどっちに向いているのか?

あなたはゆるい派遣ときつい派遣のどっちに向いているのか?

ゆるい派遣ときつい派遣のメリットとデメリットを把握できたところで、改めてあなたがどちらの働き方が向いているか考えてみましょう。

プライベート重視の人はゆるい派遣に向いている!

ゆるい派遣は特別なスキルがいらないことから誰でも始めやすく、覚えることが簡単な仕事内容や新たに学ぶ必要のない業務が多いため、プレッシャーやストレスも軽い状態で働けます。

残業が少なく休日出勤がないため、プライベートの時間を大切にすることでワークライフバランスを保ちやすいのもいいところでしょう。

ただその分、時給が安く設定されていたり、仕事を通してのスキルアップが期待できないことや、人によっては仕事が簡単すぎてやりがいを感じられないということが考えられますので、そういったことさえ割り切れれば、非常にマッチした働き方ができると考えられます。

ゆるい派遣社員に向いている人

  • バリバリ働きたいというよりはプライベートを充実させたい方。
  • 他に勉強をしたいことがあるため、働きながら勉強時間を確保したいという方。
  • 体力やストレス耐性に自信がないという方。

働きがいを感じたい人はきつい仕事が向いている!

きつい派遣は、残業が多く休日出勤があるなどの労働条件が厳しいことやノルマがあることで、肉体的にも精神的にも辛いと感じて、体調を崩してしまうリスクが考えられます。

どうしても高度なスキルや資格が必要である場合は、慢性的に人手不足な現場であったり、昼夜関係なく忙しかったり、スキルがあるからこそ契約の範囲外の仕事を任されてしまうトラブルもあるため、忙しさや仕事のプレッシャー以外にもストレスが溜まってしまいがちです

しかしながら、きつい仕事はその分時給が平均よりも高くやりがいもあるので、生活水準を上げたり総合的な有意義さを求める場合には魅力ある働き方とも捉えられます。

きつい派遣社員に向いている人

  • お金を稼ぎたい方。
  • とにかくバリバリ働きたい方。
  • スキルをどんどん身につけスキルアップ・キャリアアップを目指したい方。

ゆるい派遣もきつい派遣も、どちらがいいというわけではなく、向き不向きがあるため、「働き方に何を求めるのか」を顧みて、自分に合った働き方を選ぶのがいいでしょう。

また、きつい仕事をこなしてみたい方には、派遣社員ではなく正社員という働き方の道が合っている人もいるかもしれません。ぜひ転職の道も考えてみて、未来を充実させたものにしていってください。

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