派遣経歴の長さは転職で不利になる? 経験が長いからこそのアピールをしっかり行えば正社員への転職は可能

派遣社員の悩み

派遣経歴が長くても転職で不利になるというわけではありません。あなたが経験した仕事のスキルなどをしっかりとアピールすれば派遣歴が長くても転職は可能です。

あなたは派遣経歴が長いと転職が不利になると考えていませんか。

確かに、一般的に派遣経歴が長いと転職が不利になるイメージがあります。もちろん、派遣経歴が長いことに悪い印象を持つ採用担当者だと、不利になる可能性はあるでしょう。

しかし、採用担当者にも色々な方がいるため、中には派遣であっても仕事の経験として、しっかり評価してくれる方がいるのです。適切なアピールができれば十分に転職を成功させられます。場合によっては、長い派遣歴が有利になるケースがあるほどなのです。

そこで今回は、派遣経歴の長さで転職が不利になるのか解説します。また、派遣の経験を活かしたアピール・転職成功のポイントなどもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

派遣の経験は転職に不利になるのか?

派遣経歴が長いと転職は不利になるかという疑問に対して結論を言うと、不利になるという心配はありません。

そもそも企業側は、派遣やアルバイトといった雇用形態にはあまり注目しておらず、あなたがどのような仕事をこなして、どのようなスキルや知識を持っているのかに着目しています。

具体的に採用担当者がチェックするポイントは以下の通りです。

✔ 過去の業務内容
✔ 保有している資格
✔ 職歴に裏打ちされる具体的なスキル
✔ 転職をするに至った理由
✔ 自社の職務内容とマッチ具合

これらの内容を確認するための職歴などをチェックしているので、派遣であろうとアルバイトであろうと、雇用形態を気にするという採用担当者はあまり多くありません。

ただし、採用担当者も人間なので、中には派遣経歴が長いというだけで悪印象を抱くケースはあるでしょう。しかし、そのような根拠であなたの人間性を判断するような会社は、労働環境も良くないケースが多いため転職の対象から外してしまってOKです。

派遣とは言っても、仕事の経験は正社員と同じなので、経歴が長いならその経験やスキルをどんどんアピールしていきましょう。

派遣が長いからこそ使えるアピール

派遣経歴が長いからこそ使えるアピール方法は、以下の通りです。

  • 派遣先で培った業務
  • 派遣ならではの柔軟性
  • 正社員並みの実力

アピールポイント1.派遣先で培った業務

1つ目のアピールポイントは派遣先で培った業務です。

派遣社員とは言っても、担当した業務内容や実績に雇用形態は関係ありません。あなたが経験した仕事や、その過程で得られたスキルなどは積極的にアピールしていきましょう。

まずは、あなたが行った仕事内容や身に付けたスキルなどを箇条書きにしてください。

【具体例】
✔ 月間契約目標6か月連続達成

✔ 成約記事作成の実績50以上
✔ 2カ月で1,000万円の売り上げに貢献した

具体的な数字が入れられる実績は数字を入れてアピールしましょう。

もしも、分かりやすい実績がない場合は、「成功しそうな仕事や作業は○○のようにして見極めた」「電話でなく足を運んで契約にこぎつけた」といったように、ちょっとした工夫で成果を上げたという話でもOKです。

大切なのは実際のエピソードを交えながら伝えることなので、具体的に話せるようにまとめておきましょう。

アピールポイント2.派遣ならではの柔軟性

2つ目のアピールポイントは派遣ならではの柔軟性です。

派遣は色々な職場で仕事をする機会が多いので、柔軟性を強みとしてアピールできるでしょう。というのも中途採用では、採用側が「他の会社のやり方にこだわる人が多い」と頭を悩ませています。そこで、派遣ならではの柔軟性を伝えるのです。

【具体例】
✔ どんな変化にも柔軟性に対応できる

✔ 会社の方針や考え方にすぐ馴染める
✔ 「これはこう」といった固定概念がない

柔軟性を伝える際にも、具体的なエピソードがあれば交えながら話してOKです。あなたの柔軟性をしっかり伝わるように話をまとめておきましょう。

アピールポイント3.正社員並みの実力

3つ目のアピールポイントは正社員並みの実力です。

派遣社員でも、仕事が始まれば正社員も派遣も関係ありません。そのため、中には非常に責任ある業務を任されたという経験もあるでしょう。そのような実績に関しては、積極的にアピールしてください。

【具体例】
✔ 
派遣社員なのに指導係を担当した
✔ 派遣社員なのにプロジェクトのリーダーを任された
✔ 派遣社員だけど正社員と全く同じ業務をこなしていた

このように、正社員並みの仕事をしているとアピールすれば、「どうせ派遣だから大した仕事をしていないでしょ」と考えている採用担当者を見返せる同時に、あなたの評価を格段に上げられるのです。

転職を成功させるためのポイント

派遣が転職を成功させるポイントとして、以下の3つを解説します。

  • 履歴書・職歴書は正確に書く
  • 企業研究を徹底的にする
  • 求人の探し方に気を配る

成功のポイント1.履歴書・職歴書は正確に書く

成功のポイント1つ目は履歴書・職歴書は正確に書くことです。

履歴書や職歴書は、あなたがどのような人なのか伝えるために大切な書類となります。そのため、できるだけ正確に記載しましょう。

例えば、アルバイトや派遣・契約・正社員といった情報は正しく記載するのが重要です。そして、具体的なエピソードは積極的にアピールしましょう。仕事で評価された経験や実績といったポジションな内容を語ると、企業側も採用した際のイメージがしやすくなります。

加えて、あなたが派遣として働くに至った経緯、転職を考えた動悸・意欲・将来の展望といった情報も詳しく書いてください。

とにかく、正確に具体的に作成するのが成功のポイントとなります。

成功のポイント2.企業研究を徹底的にする

成功のポイント2つ目は企業研究を徹底的にすることです。

あなたの経歴や実績が、どんなに素晴らしいものであっても、企業側が「自社で活かせるスキルだ」と思ってくれなければ意味がありません。

例えば、接客業のようなコミュニケーション能力が必要とされる職種の採用試験で、パソコンのスキルを積極的にアピールしてもあまり効果はないでしょう。同様に、1人で黙々と仕事をするような会社で、コミュニケーション能力の高さを伝えても高評価は得られません。

このようなズレをなくすためにも、しっかりと企業研究をしましょう。企業情報や事業内容、制度、採用情報といった内容を徹底的に調べてください。

成功のポイント3.求人の探し方に気を配る

成功のポイント3つ目は求人の探し方に気を配ることです。

というのも、求人情報と一言で言っても、その種類は新卒向け、中途採用、正規雇用、アルバイト、契約、派遣など様々あります。あなたが、どのような条件で転職を目指すのか明確にして、それに合った求人情報を探してください。

例えば、現在は県として働いている方で正社員を目指しているなら、今すぐに正社員向けの求人に応募する方法に加えて、紹介予定派遣に登録するという方法があるのです。

紹介予定派遣とは、派遣期間が終了した後、本人と派遣先企業双方合意のもとに社員として登用してもらえる方法になります。

紹介予定派遣については、次で詳しく解説するとして、求人を探す際は目的を明確にして、その目的に適した方法で探してください。

派遣が転職するなら紹介予定派遣がおすすめ

前述の通り、派遣が転職するなら紹介予定派遣がおすすめです。

紹介予定派遣に登録すると、最長6か月間は派遣社員として働き、その後はあなたと派遣先企業の合意によって、そのまま正社員として働けるのです。実際に働いて職場の雰囲気を確かめてから、正社員になれるので“入社してから失敗した”と思う心配がなくなります。

紹介予定派遣のメリットは以下の通りです。

✔ 職場の雰囲気が確認できる
✔ 実務経験がなくてもやる気をアピールできる
✔ 将来性を重視して採用してもらえる
✔ 一般公募されていない求人を紹介してもらえる

これだけのメリットがあるうえに、派遣社員から正社員へのステップに関しても、通常の転職より低いハードルという特長があります。派遣経歴が長くて正社員への転職が不利になるのではと、不安に感じている方には最適でしょう。

紹介予定派遣を利用する流れ

派遣から直接派遣先の企業へ正社員登用してもらえる紹介予定派遣は、以下のような流れで利用します。

ステップ1.自分のスタイルに合った仕事を決める

勤務期間、時間、場所など、自分の希望条件に合った仕事が何なのか明確にしましょう。

ステップ2.紹介予定派遣へ登録

派遣への登録は、最初に登録会開催拠点で説明のビデオなどを見た後、必要情報などの登録作業をします。当日は、希望する職種・経験・適性診断・スキルチェックなどを実施したうえで、担当者がマンツーマンで話を聞いてくれます。

ステップ3.紹介予定派遣から仕事を紹介してもらう

事前に伝えたスキル・経験・キャリアプランといった条件から、紹介予定派遣からあなたに最適な仕事を紹介してもらいます。その際は、派遣期間や直接雇用後の待遇についても説明があるので、しっかりと話を聞きましょう。また、紹介予定派遣の場合、履歴書の提出から面接・筆記試験が必要なケースもあるので準備しておいてください。

ステップ4.派遣スタッフとして働く

紹介された派遣先で定められた期間にわたり働きます。ちなみに、紹介予定派遣の場合、最長で6か月となります。

ステップ5.あなたと派遣先の意思確認

派遣期間が終了したら、そのままあなたと派遣先の企業の意思確認をします。そして、双方が正社員として働くという合意が取れたなら、晴れて正社員として入社となるのです。

ステップ6.正社員として入社

あなたと派遣先企業の合意のうえ、直接雇用契約が結ばれれば、いよいよ正社員として入社して働き始めます。そうなれば、後は入社した企業のルールに従って働くだけです。

紹介予定派遣を利用する流れは以上になります。

紹介予定派遣の会社としては、「スタッフサービス」や「テンプスタッフ」、「マンパワー」など数多くあります。企業によってIT系の紹介に強い、事務職の求人が豊富などの特長があるので、あなたの目的を明確化して選んでください。

目的が明確ではない場合や含巣の職種で迷っているなら、まずは一通りの紹介予定派遣に登録してみるのも良いでしょう。

派遣経歴が長くても正社員の転職は可能

派遣経歴が長い方は、紹介予定派遣から正社員を目指すのが簡単な方法です。しかし、最初から正社員としての転職を目指す方もいるでしょう。

そして、最初でもお伝えした通り、派遣経歴が長いからといって転職が不利になる心配はありません。それは正社員を目指すにあたっても同様なのです。

今回お伝えした派遣ならではアピールや成功のポイントといった内容は、正社員を目指す派遣の方にも使えます。もしも、あなたが派遣から正社員への転職を目指すなら、今一度この記事を読んでポイントを整理してください。

もちろん、紹介予定派遣から正社員を目指す方法もおすすめなので、自分に合った転職方法を選び実践してみましょう。