派遣社員として働いたのに「仕事ができない」と落ち込んではいませんか。誰でも入社当時は仕事が覚えられずに悩むものです。
いくら月日が経っても、苦手な業務には時間がかかってしまったり、パソコンスキルが乏しいのでWeb検索で調べていたらさぼってると思われたり、あらゆる理由で「仕事ができないから、クビになるのではないか」と不安になってしまうのは何もあなただけではありません。
ただ派遣社員にも仕事ができる「スーパー派遣社員」は存在します。
本記事では、仕事ができない人とできる人の違いや、仕事ができないと派遣社員はクビになってしまうのか、どうすれば仕事ができる人になれるのかなどについて詳しく紹介します。
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派遣社員で仕事ができる人とできない人の違い
一般的に、仕事ができる人は上司から好かれやすく、仕事ができない人は嫌われやすい傾向にあります。
では、派遣社員で仕事ができる人とできない人の違いは何でしょうか。
仕事をこなす能力の差ももちろんありますが、人間性でもその差は生まれています。
ここでは派遣社員で仕事のができる人とできない人の違いについて説明していきましょう。
派遣社員が派遣先企業から求められるもの
そもそも派遣社員は派遣先企業から、即戦力としての活躍を求められているケースが多いです。
そのため、指導や教育なども積極的にされないケースが多く、業務の基本スキルなどがないと仕事ができないと思られる可能性が高くなります。
特に、求人に「○○のスキルがあれば望ましい」と書かれていたり、「経験者優遇」と記載されていたりすると、即戦力を求めている可能性が高いでしょう。
反対に「人柄重視」「未経験OK」などの記載がある場合は、あまり即戦力を求めていないと考えられます。
仕事ができる派遣社員の特徴
最初に、仕事ができる派遣社員の特徴から見ていきましょう。
コミュニケーション能力が高い
仕事ができる派遣社員はコミュニケーション能力が高いです。
人と話すことが上手く、また聞き上手な人でもあります。相手の話を聞いている時は必ず適度な相槌を打ち、ひとつの会話から話を広げていくので会話が不自然に途切れることがありません。
また、話の内容を分かりやすく伝えるワザに長けていて、簡潔に話すので無駄がないため説得力があります。
相手に対して適度な距離でコミュニケーションをとれるので印象がよく、信頼関係に繋げられるため、結果として「仕事ができる人」と言われるのです。
分からないことはすぐに聞く
仕事ができる派遣社員は分からないことはすぐに聞きます。
自分の勝手な判断で業務を進めず確認を怠らないので、大きなミスに繋がるリスクが減るのです。
すぐに聞くと言うと「少しは自分で考えて」と言われそうですが、仕事ができる派遣社員の場合は聞き方が違います。
たとえば「これは何のことですか」ではなく「これは〇〇のことでしょうか」といったように、自分の中でも一度考えた上で質問するので嫌な印象を与えません。
「困った時に上手く助け船を求められる人」とも言えます。
スピードを意識して効率よく作業する
仕事ができる派遣社員はスピードを意識して効率よく作業しますので、やらなくてもいい無駄な作業をしません。
たとえばデータ入力をする際でも、ショートカットキーを多用し作業スピードを速めたり、一度席を離れる際は同時に行える作業がないかを考え、何度も行き来する時間を省くなどの工夫をするのです。
一日の業務の中でどんなことに長い時間をかけてしまうのか、省ける作業はないのかなどを振り返っているため無駄なく仕事を進められるのです。
残業は適度にする
仕事ができる派遣社員は残業を適度にします。
自分の作業が終わっていたなら声掛けをして定時上がりをせずに、会社の空気を読んで会社に貢献する協調性があるのです。
例えば残業ほぼなしの会社で働いていたとしても、予想外の自体が発生したため、「残業した方が絶対に良い空気」を感じたときには「残業して」と言われなくても、残業をするのです。
協調性を見せれば派遣先の上司からは気に入られ、無期雇用の話が出たりと、悪いことはありません。
契約上では残業なしだったとしても、社員が忙しそうに残業している時は「今日は残れます」と言って仕事を手伝う姿勢を適度に見せた方が、上司からの「できる人」の評価に繋がるでしょう。
マナーがしっかりしていて謙虚
仕事ができる派遣社員はマナーがしっかりしていて謙虚です。
上司や先輩がどんなに飾らないタイプの人でも立場をわきまえて発言し、言葉遣いや行動も慎重に行いますし、たとえ褒められても天狗になったりはしません。
また、自分が行った業務に対する責任感があり、小さなミスでも見つけた場合は謝罪し反省します。
過度な謙虚さは時に頼りない印象を与えますが、仕事ができる人の謙虚な姿勢は好印象で、何かあっても周りが「これくらい大丈夫だよ」と自然にフォローしてくれる機会も多いでしょう。
自分は派遣だからという甘えがなく真面目に仕事をする
仕事ができる派遣社員は偏見や甘えがなく、真面目に仕事をします。
「派遣だからこんなに頼まれる筋合いはない」「派遣だから残業しなくて当然」といった考えがなく、仕事に対して真面目に取り組むのです。
雇用形態にこだわって「派遣だから」と言って卑屈になったりする人は、それが仕事ぶりにも表れるものですが、仕事ができる派遣社員の場合は雇用形態が何であろうと「私のするべき内容だ」と思って働いています。
仕事ができない派遣社員の特徴
次に、仕事ができない派遣社員の特徴を見ていきましょう。
作業が遅い
仕事ができない派遣社員は、作業が遅い特徴があります。
これはあえてダラダラと作業しているわけではなく、そもそもスピードを意識していないか、意識していても遅いかのどちらかです。
頑張って作業スピードを上げようとする意欲や目標がない人は、もっとスピードを意識して欲しいと思われているでしょうし、意識していても作業が遅い人の場合は「適性がない」とみなされます。
どちらにしても「長期働いてほしい」とは思われず、次の更新で契約を終了されるケースもあるでしょう。
いつも同じミスをする
仕事ができない派遣社員は、いつも同じミスをする特徴があります。
上司から教えてもらった業務を何故かメモにとらなかったり、メモしても後から見返さない人はいつも同じミスをするため、周りから「できない人」だと思われてしまうのです。
私の派遣先にも実際にいつも同じミスをする人がいたのですが、彼女の場合はパニックになりやすく、どこにメモしたのかすら分からなくなってしまうため、上司から呆れられていました。
分からないことがあっても質問しない
仕事ができない派遣社員は、分からないことがあっても質問をしない特徴があります。
話しかけることが苦手で聞くのが気まずい人もいますし、「何度も聞くことで嫌な印象を与えたくない」と言う思いから聞かない人もいるでしょう。中には何が分からないのかすら分かっていないため聞けない人もいると思います。
ただ、疑問に思った時に聞くことができないと、後で大きなミスに繋がりやすいので気を付けなければいけません。
私の派遣先にいた人は何度も聞くことが気まずかったのか、自己判断で作業を進めたら大きなミスになり結果的に解雇されました。
契約以外の仕事は断固としてしない
仕事ができない派遣社員は、契約以外の仕事断固としてしない特徴がありま
す。
もちろん派遣社員は契約が全てですから、本来派遣先の企業は契約外の仕事は頼めません。
しかし、今の作業に大きな影響を与えない程度のほんのちょっとの作業を頼まれただけであれば、引き受けた方が印象は良く、派遣先との良好な関係を築くためにもなるでしょう。
もちろん強制はできませんが「ちょっと手伝ってもらえるかな」程度のものであれば、助け合いも時には必要ではないかと思います。
ただ私の派遣先には「どんな小さな作業であろうと、契約外ですから私には無理です」という発言を繰り返した人もいて、上司からは「全く協調性がなくて使えない」と嫌われていました。
あまりにも頑なに断ると、印象はよくありませんね。
残業を絶対にしない
仕事ができない派遣社員は、残業を絶対にしない特徴があります。
先程の「契約外の仕事を頑なに断る」ことと重なるのですが、入社時から「残業一切なし」の契約であれば、残業する必要はないので強制はできません。
ただ、イレギュラーが発生して忙しくなり、手が回らない状況になった場合、多少は助け合いをした方がいいのではないかと思います。
一方周りがどんなに忙しくても「私は派遣なのでお先に失礼します」と、断固として残業しない人は嫌われるでしょう。
結局のところ、契約内容云々ではなく会社に貢献する気持ちが印象を左右するのかもしれませんね。
スキルアップしようとしない
仕事ができない派遣社員は、スキルアップしようとしない特徴があります。
たとえば仕事で慣れない作業を頼まれた時に「私には難しいです」と言って相手に返したり、自分のスキルアップの意欲がなく「現状維持」を保つ人です。
後退しないのはいいのですが、前にも進まないのでは印象がよくなりません。特に周りにスキルアップ意欲が強い人がいる場合は比較され、いつまで経っても向上しない印象になるでしょう。
そもそもスキル不足だったり経験不足である
仕事ができない派遣社員は、そもそもスキル不足だったり経験不足である特徴があります。
自分のことを過大評価してアピールしていたり、登録時の経歴内容に嘘があるため自分に見合った派遣先が紹介されていない場合によくあてはまります。
もし派遣先が求めているレベルに達していない人が無理して就業すると、「思ってたより全然できない人」「使えない」と言われてしまいます。
派遣ということに対して卑屈で、正社員にひがみを持っている
仕事ができない派遣社員は、派遣ということに対して卑屈で、正社員にひがみを持っている特徴があります。
「派遣なんだから、正社員より仕事量が少なくて当たり前」「給料が少ないのに、こんなことやらされるなんてやってられない」なんて言ってはいませんか。
言っても悪いことではありませんが、「そんなに卑屈になるのにどうして正社員を目指さないのだろう」と聞いてる人たちは思っています。
派遣社員で働いている卑屈な気持ちを全面に出していると、仕事に協力的でなくなり「仕事ができない人」と思われてしまいます。
派遣で仕事ができないとクビ?更新はなし?
「私は仕事ができないからクビになるかもしれない」と不安に思っている人は案外いるのではないのでしょうか。
実際に入社したばかりの時は役に立たず「このままならクビかもしれない」と思う時期でもあります。
しかし派遣社員には未経験OKの仕事も沢山ありますので、最初は初心者だと思って見てくれることも多く、少し仕事ができないからと言って解雇されるケースはないでしょう。
ただ場合によってはあり得るので、以下で具体的に説明します。
スキル不足による解雇はあり得る
多少仕事ができないからといって、すぐに派遣先をクビになることは考えにくいですが、あまりにも仕事ができないとみなされるほどのスキル不足であれば解雇される可能性が考えられます。
解雇される理由の中に、能力不足の項目があるからです。
- 労働者の労務提供の不能による解雇
- 能力不足、成績不良、勤務態度不良、適格性欠如による解雇
- 職場規律違反、職務懈怠による解雇
- 経営上の必要性による解雇
- ユニオンショップ協定による解雇
(引用:厚生労働省「解雇」に関する具体的な裁判例の骨子と基本的な方向性)
たとえば、電話応対で相手の名前と担当者の名前すらメモを取れないことが続き、スキル不足を理由に解雇されてしまった人もいます。
派遣先によって許容範囲があるので、どの程度で見切りをつけられるかはまちまちですが、スキル不足による解雇はあり得るので気を付けましょう。
ただし契約期間中の解雇は基本的にあり得ない
残念ながら解雇されてしまう場合でも、基本的には契約期間中に「明日で終わりです」とは言われません。それは不当解雇に該当するからです。
少なくとも契約で定められている派遣期間内は働けます。
ただし、無断欠勤が多いなど勤怠が悪かったり、上司に対して攻撃的、会社に大きな損害を与えるミスなどをした場合は契約期間内でも解雇される場合があるでしょう。
基本的に派遣先で契約終了と判断される場合、30日前には通知されるのが一般的です。
契約途中の解雇については以下の記事を参考にして下さい。
更新はしてもらえない
契約途中の解雇がないとしても「改善の見込みなし」と判断されたら、ほとんどの場合に初回の更新時に断られてしまうでしょう。
正社員として雇用しているのであれば、少しくらい長い目で見て成長を期待し、そして教育します。
しかし派遣社員はあくまで有期雇用であり、自社の社員でもありません。
わざわざ育てる、仕事ができるように待つなんて会社はなく、更新せずに違う派遣社員に変えるだけです。
どれだけ仕事ができるべきかの基準は就業先の会社によって異なりますが、その基準に達していないのであれば、更新は望めないのです。
更新されない予兆・更新されない時に見られる特徴
契約更新がされない予兆や更新されない時の特徴としては、以下の3つが挙げられます。
- 新しい仕事を教えてもらえなくなる
- ミスしても注意されなくなる
- 上司がよそよそしくなる
以上の3つの予兆があると、契約更新がされない可能性があります。
例えば、「どうせ契約更新しないから教えても意味がない」と思われれば、新しい仕事を教えたり、ミスを注意したりしなくなります。また、「深く関わっても意味がない」と思われているため、態度がよそよそしくなるのです。
これらの予兆がある場合は、契約更新がない可能性があるので注意してください。
仕事ができる派遣社員になるには
仕事ができないと最悪クビになる可能性もゼロではないと知って、益々不安になってしまった方もいるかもしれません。
仕事ができないと思われるといいことはないですね。なんとかして仕事ができる人になりたいものです。
ここからは、仕事ができる派遣社員になるにはどうしたらいいのか説明します。
仕事に真摯に、常に考えながら仕事をする
仕事ができる派遣社員になるためには、仕事に対して真摯に向き合い、常に考えながら仕事に取り組む姿勢が必要です。
「派遣社員だからこの程度でいい」とは考えず、契約内容に従って、まずは自分に与えられた仕事をしっかりとこなすようにしましょう。
自分の業務がままならならいうちに、仕事ができる人を装って他の仕事を引き受けてしまうのは本末転倒です。
自分のするべき業務を以下に効率よくこなせるか、無駄を省けるか考えて、たまにやり方を変えてみるなど自分なりに工夫して業務に取り組むとよいでしょう。
慣れない仕事はスキルアップだと思って取り組む
仕事ができる派遣社員になるためには、慣れない仕事でも「自分にはできない」と諦めず、やり方を上司に聞いて学びがら取り組んでいく姿勢が大事です。
仕事ができる人は「慣れない仕事こそスキルアップになる」と思って挑戦します。
がんばっていればいつか自分の得意分野に変わるかもしれませんので、最初から苦手意識を持たないでやってみるのが大切です。
与えられている仕事は全部、自分が向上するためのものだと思って取り組んでみましょう。
派遣会社のスキルアップ制度を活用する
仕事ができる派遣社員になるためには、派遣会社のスキルアップ制度を活用してみてください。
そもそも、自分の派遣会社にはどんなスキルアップ制度があるか知っているでしょうか?
大手の派遣会社では特にスキルアップ制度が充実していて、事務で使うOAスキルやIT講座、英語力を身に付けられる講座や資格対策、各種セミナーや研修など、あらゆるサービスが無料で利用できるように用意されています。
大手の派遣会社に登録している人は多いですが「そんな制度あったの」と、せっかくのチャンスを水に流してしまっている人も多いのです。
自分の今の職場で活かせる講座はもちろん、将来のために気になる講座も受講をおすすめします。
自分のスキルを活かせる仕事に就く
仕事ができる派遣社員になるためには、自分のスキルを活かせる仕事に就くよう意識してみましょう。
もちろん挑戦したい職種があればやってみるのもいいですし、派遣の醍醐味でもあります。
ただ、自分の性格やスキルに全く見合わない仕事を選んでしまうと、結果的に仕事ができない人になってしまう可能性が高いので、自分の活かせるスキルを把握しておくことは大事です。
自分の強みを知っていれば、派遣先で活かせなかった場合でも、次は適した派遣先に行けるでしょう。
各派遣会社には「キャリアカウンセリング」が用意されていることがほとんどですので、自分の活かせるスキルが何か分からない人、不安な人は相談してみてください。
会社が合わないと思ったら辞めることも大事
ここまで派遣の仕事ができる人とできない人について説明しました。
自分がどちらに当てはまるか考えた時に、少しでも仕事ができない人の要素があった場合は、仕事ができる人の真似をして少しずつ仕事ができる人になっていきましょう。
仕事ができる人は効率よく作業をしたり、自分のスキルアップに励むなど、努力を怠らない姿勢があるのと同時に、謙虚な姿勢や協調性が見られます。
ただ、仕事ができないと感じていても、それはスキルに見合った会社ではないだけとも考えられます。
全て自分が悪いと落ち込むのではなく、「自分が活かせる職場が他にあるのではないか」と前向きに捉えていく意識が大切です。
会社が合わないのであれば潔く諦めて今の職場を辞め、他の職種に就くために一歩進んでみて下さい。
スキル不足で辞めたい時の対処法
スキル不足で仕事を辞めたいと考えた場合は以下の手順を踏む必要があります。
- 派遣元の営業担当者に伝える
- 派遣先企業の責任者に伝える
派遣元の営業担当者に伝える
スキル不足で仕事を辞めたい場合は、まず派遣先の営業担当者に伝えましょう。
派遣社員の人事権は派遣元の企業が握っているため、退職の流れは最初に派遣元の企業に伝えるのが一般的です。
また、派遣元に伝えれば、派遣元と派遣先の間でトラブルになるのを避けられるメリットもあります。
自分のスキル不足を感じたら、まずは派遣元の営業担当者に相談してみましょう。
派遣先企業の責任者に伝える
スキル不足で仕事を辞めたい場合は、派遣元の次に派遣先企業に辞めたい旨を伝えましょう。
派遣元の営業担当者に辞めたい意思を伝えれば、後は派遣先企業への伝え方や対処法などは、営業担当者から指示があるでしょう。その指示に従って派遣先企業に伝える流れとなります。
ちなみに派遣先企業では、基本的に上司に伝えればOKです。
また、辞めたい理由がスキル不足だった場合、派遣先企業から他の部署への配置転換をしてくれたり、スキルを一から教育するために正社員としての登用が打診されたりするケースもあるので、伝える際は必ず「スキル不足が理由だ」と話しましょう。
スキルのミスマッチが起きないか事前に見極める方法
スキルのミスマッチが起きないか事前に見極めるには、しっかりと求人の項目を確認することです。
例えば、「未経験OK」や「経験不問」といった文言で、いかにもスキル不要を思わせても、ちゃんと項目を確認すると「Word・Excelの基本操作ができること」や「経験者優遇」といった言葉が書かれています。
条件がある場合は、一定のスキルを求めているケースが多いので、自分に当てはまらない求人には応募しないようにしてください。
以上のように、見出しには「未経験OK」などの言葉があっても、スキルのミスマッチを防ぐためには、その他の項目をしっかりと確認する必要があります。
正社員に転職すれば、契約解除に怯える必要がなくなる
従業員を解雇できる条件 | |
---|---|
正社員 | 派遣社員 |
病気・けがによる就業不能 著しい能力不足、成績不良 著しい協調性の欠如 頻繁な遅刻や欠勤 横領や私生活上での犯罪 |
病気・けがによる就業不能 著しい能力不足、成績不良 著しい協調性の欠如 頻繁な遅刻や欠勤 横領や私生活上での犯罪 契約満期 |
正社員、派遣社員どちらでも会社の都合では解雇することができません。
しかし、派遣社員の契約満期時には会社が解雇したいと考えていれば必ず解雇することができます。一方正社員に契約期間はないので、あなたに致命的な能力不足や不法行為がなければ解雇はありません。
日本では、終身雇用の考え方がいまだ根強く残っています。
契約満期が近づくたびに、「契約を解除されるのではないか」と不安に思っている方は正社員として転職する道を検討してみましょう。
正社員として働くことは、雇用が安定するだけでなく、給与や福利厚生の面でも多くのメリットがあります。
正社員 | 派遣社員 | |
---|---|---|
給与の高さ※1 | 323.9万円 | 209.4万円 |
昇給 | 基本的に毎年昇給あり | 昇給なしの場合がほどんど |
福利厚生 | 家賃補助や家族手当など、 法定福利厚生以外も充実 |
派遣元により充実していることも |
転職のしやすさ | 年齢を重ねるごとに難しくなっていく | 比較的新しい仕事を見つけやすい |
※1 厚生労働省 平成 30 年賃金構造基本統計調査の概況
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---|---|---|
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