派遣の仕事がつまらないと思う理由や感じた時の対処法。どうすれば仕事を楽しむことはできる?

派遣社員の悩み

「派遣はつまらない」と、派遣社員として働いている人であればもしかしたら一度は感じたことがあるかもしれません。

実際に私も派遣社員として働いていた時に感じたのを覚えています。派遣社員として事務職に就いたのですが、繁忙期前の閑散期、仕事がほぼなかったのです。その結果、暇疲れし「つまらない」と感じました。

ただ、暇疲れに限らず、派遣として働く中で「つまらない」要素は実際に沢山あります。

本記事では、派遣社員がぶつかりやすい壁である「派遣社員はつまらない問題」について、派遣がつまらないと感じてしまう理由やその対処法などを考えてみたいと思います。

派遣はつまらないと感じる理由

私たちはどんな時に仕事がつまらないと感じるのでしょう。主な理由をいかに挙げてみました。

  • いつも同じ作業の繰り返しで飽きた
  • 職場環境が良くない
  • 業務内容が自分に合わない
  • 正社員と派遣の隔たりが大きい職場環境
  • やり方が全て指示通りで工夫が一切出来ない
  • モチベーションが上がらない待遇
  • 仕事がほとんどなく暇疲れする

こういったことがあると仕事はつまらないものとなってしまいますよね。

派遣の場合は、正社員と違ってこのように感じることが多い傾向にあります。

以下で具体的に例を挙げていきますね。

誰にでも出来る=代わりは沢山いる仕事

なんていうか…私たち派遣の仕事って、ルーティン作業じゃないですか。いつも同じことしてるだけだから変化がなくて、つまらなく感じちゃうんですよねぇ。それに、別に私じゃなくてもいいわけだし…。

派遣に変化を求めちゃだめよ。誰にでも出来る単調な作業だからこそ、派遣が使われるんだから。派遣社員は単なる助っ人みたいなものよ。

派遣社員の仕事は、単調で誰にでも出来る簡単な仕事をひたすらにこなす、ルーティン作業が多い傾向にあります。(もちろん派遣先によって異なりますが。)

例えばオフィスの事務職で、会社の顧客情報や売り上げのデータをひたすらパソコンに打っていく仕事です。しかも、自分で表などを1から作成するというよりは、既成の表などがすでに会社で使用されていて、そこにデータを打ち込むだけなのです。要はデータを打ち込む箇所とルールさえ覚えれば誰にでも出来る仕事になります。

また、工場での製品の製造業務などを想像していただけると分かりやすいかもしれません。同じ格好をした作業員が大勢いて、製品の製造工程でひたすらシールを張る役割だったり、ひたすら段ボールに詰め込む役割など、一つの作業に従事しながら行っています。

これらは単調な仕事の繰り返しで、作業マニュアルさえあればだいたいの人は出来るものです。

その上、派遣社員の人数も多数となると、自分ひとりが居なくても十分に成り立ちます。「私なんていつ抜けても問題なさそう」と思うのも無理はないですね。一人抜けたところで会社的には全然響かないのが事実ですから。

このように、同じことの繰り返しをひたすら行う作業が向いていない人には派遣の仕事はつまらないと感じてしまうでしょう。

仕事に達成感を感じない

こないだあまりにも仕事がなくて暇疲れしちゃったわ。何か出来ることないか上司に聞いたけど「派遣に出来る仕事じゃないから勉強でもしてて」って。私の職場は責任ある仕事を派遣に任せたらだめみたい。

職場にもよるでしょうが、先ほども述べたように派遣社員の仕事は誰にでも出来るような作業が多く、会社側も派遣社員には責任がかかるような仕事は与えないようにしているところが多いようです。

私の友人は大手外資系の会社で派遣社員として働いていましたが、取引先からの電話1本すら、派遣社員には取らせてはいけないという社内ルールがあったようです。派遣に電話を取らせることで、もし取引先との間に何か問題が起こってしまったら、派遣は責任を負えないからだとか。

私が派遣社員として働いていた会社では、取引先からの電話は頻繁に取っていましたが、取引先に送るメールは社員でないと使えないという社内ルールがありました。派遣は期間限定なので、その後の責任が負えない為、勝手にメールをやりとりできる権限がなかったのです。

その為、派遣に出来る仕事は限られていて、自分の力で会社に貢献するようなことをする機会がありません会社の業績に関わるような数字を出すのはあくまでも社員の仕事だからです。

ですので、「これは私が生み出したもの」「これは私の手柄」というような達成感を味わうことがありません。

自分で結果を出したい、会社に貢献したいという人にとっては、派遣の仕事はつまらないと言えるでしょう。

派遣と正社員の隔たりが大きい職場環境

なんか正社員の派遣に対する態度って、妙によそよそしく感じるのは私の職場だけかなぁ。「派遣さん」って言葉にもなんか、壁を感じるんです。

私の実体験ですが、私が以前働いていた職場では、やっぱり派遣は正社員からすると他人のような扱いを受けました。

会社主催の飲み会に声をかけてもらった時も「派遣チームも良かったら飲み会に参加しない?」と言われたので、ようやく「派遣チームと社員チームに分かれている」と気付いたのです。それに、声をかけられる前も「派遣さんにも一応声かけてみようか」と堂々と話している声が聞こえていました。「声をかけてあげよう」という、上から目線風に聞こえたのは私だけではないと思います。

また、休憩室でも派遣はあえて目立たない席で静かに食べている印象でしたが、正社員はど真ん中で堂々と大声で話し盛り上がっていた記憶があります。派遣は同じ職場にいても、仲間という感じではなく、なかなか肩身が狭いんだなと感じていました。

これはもちろん会社にもよります。「派遣を雇ってあげている」という空気を醸し出す会社もあれば「派遣に助けられている」という姿勢の会社もあるのです。

派遣社員として働くに当たって、正社員は正社員、派遣は派遣と割切っている方が楽な人もいるでしょうから、そういう人には問題ありません。

しかし、正社員も派遣も分け隔てなく和気あいあいとした職場環境を求めている人にとっては、正社員と派遣の隔たりが大きい職場環境だと、仕事がつまらないという感情が湧いてきてしまいますね

派遣は仕事の工夫がない・・・仕事に工夫ができない

この間、作業している時にもっと効率が良いやり方に気付いたの。でも上司に言えなかったわ。

それわかります。絶対この方が良いっていうやり方を思いついても言えないですよねぇ。派遣が何言ってんのって顔されそうだし…。

入社したばかりの派遣社員だからこそ、仕事の改善策等に気づくこともありますよね。長年その会社に染まっていないからこそ出てくる案も意外と多いものです。

しかし、派遣は単なる期間限定の人数補充・穴埋めなので、気づいたことがあっても中々言うことが出来ません。今までの方針を崩すような発言は出来ない空気になっているのです。

実際に私も派遣で入社して4カ月目くらいで、派遣仲間と休憩室で「絶対にこの仕組みは効率が悪いよね。あの流れをこういう風に変えたら全然違うし、正確さも増すのにね。」というような具合でした。

また、電話でクレームを受けた時に顧客に言われた「アンタの会社の仕組み自体がおかしいだろ」と言う言葉に、「確かに…」と思ったことも多々ありました。しかし「私もそう思います」なんて言えるわけもなく、ただ謝り倒しましたが、心の中では「確かにこの仕組みを変えたら顧客はもっと増えるだろう」と思っていたのです。

このように、新しい目線だからこそ気付くことも多いのに、派遣である以上言えませんでした。何年も同じやり方でやってきた正社員に、たかが入社4カ月目の派遣が物申せるわけがありません。

つまり、派遣は与えられた仕事を指示通りにスピーディーにこなせばそれで良いのです。それ以上もそれ以下も求められてはいないのですから。

仕事に対して率先して工夫を図り、職場をより良くしたいという向上心のある人には、派遣の仕事はつまらないと言えます。

頑張っても待遇は変わらない

それにしても、仕事をどんなに一生懸命に取り組んでも、見返りがないとモチベーションが上がらないものですねぇ。

そりゃそうよ。一生懸命取り組む方が馬鹿らしいじゃない。時給なんて上がっても数年で50円未満よ。時給も安いんだから、派遣はそれなりの働きぶりでいいってなっちゃうわよね。

派遣社員はどんなに頑張っても、いくつもの仕事をこなしても時給に反映されることは滅多にありません。

ただ、同じ会社で数年働いた場合は、もしかすると派遣会社との交渉次第で時給30円から50円くらいまでは上がるかもしれませんが、正社員の昇給に比べると話にならない単位です。

私の友人は3年同じ職場で働いていましたが、その間に上がった時給は30円だったそうです。

例えば、もともと時給が1600円で7時間労働だとします。日給では1万1200円ですが、時給が30円上がった場合でも1日に210円しか上がりません。

いくら頑張っても何の見返りもなく、誰にも認めてもらえないのであれば、仕事に対するモチベーションは上がらないに決まっていますよね。

特に、派遣社員に何でも仕事を押し付けるような会社に派遣された場合は、「この時給でなんでここまでやらされなきゃいけないんだろう」と思ってしまい、「派遣てつまらない」という結論に至ります。

つまらない壁が立ちはだかった時はどうすればいいの?

ここまでは、派遣がつまらなく感じる原因を挙げてきました。

確かに、派遣だからという理由で仲間意識もされず、気づいたことすら提案出来ず、頑張っても時給も上がらないとなると、つまらないとしか言いようがですよね。

では、派遣がつまらないと感じた時はどのように対処すれば良いのでしょうか。

ここからは、つまらない壁にぶつかった時はどうすればいいのかを考えていきます。

上司や先輩に相談してみる

例えば仕事が少なくて暇疲れしてしまう場合は「もっと仕事がしたいのですが、私に何か出来ることはありませんか?」と上司に相談してみましょう。

私も閑散期には仕事が少なく、「自習していて」と言われて、ひたすら業務マニュアルや会社の顧客向けパンフレットを手に取って勉強していたことがありました。

しかし、それが何日もとなると見飽きてしまったので「他に何かできるような仕事を下さい」と言ってみたのです。すると、雑用ではありましたが小さな仕事が少しずつ出てきました。

正社員が中々普段片づけられないような雑務も、こんな時期だからこそ手助け出来たのです。私としても、片手にパンフレットだけでは眠気との闘いでしたし、上司にも喜んでもらえたので良い発言だったと思います。

目標を立てて業務に取り組んでみる

単調な作業を沢山やっても全然終わらず、むしろまた増える…というのでは、仕事に対するモチベーションも下がって当然のことです。

そんな時は目標を立てて業務に励んでみてはいかがでしょうか。

私がルーティン作業の中で実際に目標を立ててやっていたのは、「この量を今日は午前中で終わらせてみせる」だったり、「就業時間の10分前までにここまでは終わらせる」のように、こなす仕事量と時間の目標設定をしていたことです。

仕事は時間との闘いですから、自分の力試しということにして、あくまでも自分を向上させるために頑張ってみました。

こうすることであっという間に時間が経ちますし、自分の目標設定を達成すると自分の中に「効率よく仕事が出来ている」という自信も生まれますので、今後の就職活動でもアピールできますよね。

正社員と派遣社員の隔たりを狭める努力をしてみる

正社員と派遣社員との間の隔たりが大きい職場だと、仲間意識も持てずに派遣であることで肩身も狭く感じますし、よりつまらなくなってしまいますよね。

そんな時は、上司や先輩に自分から積極的に話しかけることも大切です。

例えば、小さなことでも良いので正社員の仕事の内容について知識を深めて「こんな仕組みだったとは知りませんでした」と言ってみることで、「会社のことを理解しようとしている」という良い印象を持たれるかもしれません。これはさらに知識を増やすチャンスでもありますね。

また、先輩同士の会話の内容からも「この人はこんな感じの人」ということが何となくわかりますよね。ちょっとした時に少しプライベートな話を出してくれる上司や先輩の話題に混じってみることで、以前よりも距離が少し縮まっていくことがあります。

あなたの努力次第で人間関係を少しずつでも変えられるかもしれません。

自主的にキャリアアップを図る

派遣は正社員に比べると、仕事を家に持って帰ることもないですし、自由にプライべートな時間を過ごすことが出来ます。

現在つまらないと感じているのであれば、ここは自己投資に励んでみるのはいかがでしょうか。

例えば、語学など今の仕事と全く違う趣味に没頭する時間に費やすのも良いでしょうし、仕事に活かすために資格試験の勉強に時間を割くのも良いでしょう。

派遣会社によっては、スキルアップのための様々な講座や研修を無料で受講できたりもします。せっかくの機会ですので、仕事は仕事と割り切って、プライベートの時間を思い切り充実させるのも賢い時間の使い方ですよね。

派遣のメリットもあることを思い出す

派遣はつまらないという結論に至ってしまった場合、それを逆手に取ってメリットを思い出してみてください。

  1. 単純作業の仕事は余計なストレスがかからない
  2. 責任を負うような重たい仕事をしなくていい
  3. 辞めたければ契約更新しなければいい

まず、単純作業な仕事は余計なストレスがかかりません。これが正社員だったら、休日も仕事に使ってプライベートな時間まで削ることもあるでしょう。それを考えると仕事をプライベートに持ち込む必要がないので気楽ですよね。

次に、責任ある仕事は任せられないので面倒な責任を負わずに済みますつまり大きいミスを仕出かすこともほとんどないでしょう。派遣社員で働いていると、よほどのことがない限り上司に怒られるということはないでしょう。

最後に、派遣社員は自分が希望する職業を複数経験することが出来るのを思い出して下さい。要するに色んな経験を積めるので、自分の幅が広がりますね。今回のつまらないと感じる仕事ですら、自分の経験値に繋がったのです。これが正社員だったらどうでしょう。正社員は会社を辞めたくても中々踏ん切りがつかないことも多いですが、派遣の場合は派遣先が悪くても次の更新をしなければすぐに辞められます。つまりゴールがあるのです。

どうしてもつまらないなら、思い切って転職する

沢山の対処法を聞いても、やっぱり今の職がつまらなくてつまらなくて仕方ないと思うのなら、思い切って次の契約更新をせずに転職しましょう。

沢山の対処法を聞いてもダメだったということは、次のステップに進む時なのかもしれません。

派遣社員は契約期間があらかじめ決められているので、それを上手に利用すれば様々な職を体験できますしね。

これが正社員だとして、職場の人間関係が悪いとなると最悪です。その先ずっと悩むことになりますから。

しかし、派遣社員の場合はたとえ同期がいなくて寂しいと感じたとしても期間限定です。それに次に選ぶ派遣先は派遣仲間がいるところを選べばいいだけですよね。いくらでもやり直せるのです。

次はどんな職種で何人くらいの派遣社員がいて、どんな職場が良いでしょうか。今から考えると少しわくわくするかもしれませんね。

最後に

派遣はつまらないと感じる原因には様々なものがありましたね。しかし対処法もなくはないので、自分の工夫次第で良くなることも多々有り得るのです。

今の仕事がつまらないと感じるのであれば、まずは今の契約期間中だけでも対処法を実践してみて、その上でまだ今の仕事を続けるのか、それとも違う派遣先に転職するのかを考えると良いでしょう。

また、派遣の口コミを見ても意外に「直感は大事」という声があります。職場の雰囲気や上司の対応など、最初の印象が良いところは最後まで良い職場だったと感じるケースもあるようです。

最初の印象から悪かったという会社であれば、無理せず転職するのもありですね。