履歴書を書く時、嘘を書いては行けないと言うのがルールなので、なるべく事細かに書こうとしていませんか。アルバイト等はたくさんしている方もいるので、あまりぎっちり書きすぎなくても良いのでは? と疑問を抱く方もいることでしょう。
また、正規雇用のアルバイトとして働いていたのなら書いても問題ないと自信が持てるので記入できますが、日雇いの派遣バイトと言う形で働いていたりすると、それは書くほど必要な情報なのか考えてしまいます。
中には派遣と言うだけで、派遣社員として働いていたとしても書いて良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。
そこで、派遣の仕事はどこまで履歴書に記入すべきなのか? 詳しく解説して行きます。
自分が完璧だと言える履歴書を自信を持って出せるようにする為にも、履歴書の職歴部分に不安のある方は、この記事に目を通してみてください。
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派遣社員の経験を履歴書に記載する場合
履歴書に派遣の仕事を書いて良いのか? またはどう記入していいのか? と悩んではいませんか。
アルバイトであれば、履歴書にそこまで神経を使わなくてもある程度きちんと書けば問題ありませんが、バイトであっても派遣社員であっても正社員雇用を希望する場合、履歴書作成に気を使います。
派遣社員の経歴を履歴書いて良いかで悩んでいると予想できるので、派遣社員がどう言う位置づけの働き方となるのか今一度しっかりと知っておいたほうが良いでしょう。
派遣社員とは
派遣社員は人材派遣会社と雇用契約を結び、他の企業に派遣される社員のことなります。
実際働く企業と雇用関係は無く、派遣会社と雇用関係にありますが、ほとんどの人材派遣会社にて社保や厚生年金に入れるほど仕事してはしっかりと評価されるので引目を感じることはない働き方です。
派遣社員としての職歴を履歴書に書いたほうが良いのか
派遣社員は自信を持って良い仕事だと言うことが分かりましたが、「自信を持って良い仕事」と言うことは、もちろん履歴書にも記入するべき職歴と言うことになります。
職歴で重要なのは今までの仕事経験で、派遣社員は3年ごとに更新するため、違う職場へと更新する度に移っているなら、様々な仕事経験があると判断されるでしょう。
マルチに対応できる人材を求めている会社はたくさんあり、そのようなタイプの会社には派遣社員の経歴は返って好都合だったりもします。
しかし、正社員として長く働きたいと考える場合、長い仕事経験を持つ正社員としての経験がある方の方が有利になってしまうこともあるので、その点は予め理解しておかないとなりません。
ですが、派遣社員の経歴は決して不利な職歴ではありません。
また、派遣社員の経歴を書かないとその部分にブランクがあると思われ、その間は何をしていたのか? など突っ込まれる可能性もあり、書かないことで良くない印象を与えてしまいます。
職歴は全部書くことが基本で、この職歴は書くこれは書かないと、選別してしまうことにより履歴書にムラができ、自分にその気はなくても経歴詐称と捉えられてしまう可能性があるこで気をつけてください。
職歴は素直に書くのが一番です。
派遣社員としての経験は資格より重視されることもあるので、様々な経験を積んできているのであれば、自分の武器になってくれるでしょう。
派遣社員の職歴を書く時の注意点
派遣社員が自信を持って書いて良い職歴と分かり安心できましたが、その次の注意点は派遣社員として働いたことをどう書くかです。
基本的には自分がどんな派遣社員の仕事をしていたのかを分かりやすく書けば良いですが、ポイントとしては履歴書や職務経歴書に雇用形態まで細かく記入することでしょう。
「派遣元」・「派遣先」・「業務内容」・「派遣期間」をきちんと明記して、相手がすぐ見て分かるようにしてください。
登録した派遣元の会社名、実際に働いていた派遣先の名前を分けて書くこともコツです。
派遣社員の職歴は正社員と違い、複数の会社名を書く為、文字の感覚などにも気をつけて書いてま行きましょう。
ただし、基本的には職歴に派遣元と派遣先の全てを明記しますが、派遣先を職歴や職務経歴書に記載してはいけないこともあります。
派遣社員の経歴を記載してはならない場合
もし、派遣元と派遣先が派遣先の企業名の公表について守秘義務契約を結んでいるような会社に勤めていた場合は、派遣先を明記することを控えなければならなりません。
そのため業種と守秘義務の為、詳細に明記できないことを履歴書に書いて、働いていたことはアピールしてください。
また、入社・退社の書き方については、登録型派遣の場合、派遣元になる派遣会社に入社するのではなく、派遣社員として登録、 派遣先で働いている期間だけ派遣会社に雇われているといった形になるので「登録」と言う言葉を利用して書きましょう。
年 | 月 | 職歴 |
平成25年 | 4 | 株式会社〇〇に登録 |
株式会社Α ☆☆部にて派遣社員として就業 | ||
~~業務を担当 | ||
平成26年 | 3 | 派遣期間満了につき退職 |
人材派遣派遣会社を辞めた時期の書き方は「派遣期間満了につき退職」という書き方が好ましく、自分の都合でやめる時は一身上の都合により退職と記入するが正しい書き方です。
人によっては正社員としての経験もある方もいますが、その場合は正社員として働いていた職歴を優先して書いてください。
採用担当者は派遣社員の職歴よりも正社員の職歴を重視する傾向が強いので、正社員の経歴を表に出さない手はありません。
職歴は空白があるのに記載内容が省略されていると手抜きと思われてしまうこともある為、勤務した部署や業務内容まで全てを記入し、且つ読みやすく書かないとなりません。
人材派遣会社は1回だけ一番上に書き、派遣先については企業名や業務内容を事細かに書き、いつまで派遣されていたのかを下の例のように()に入れて書きましょう。
年 | 月 | 職歴 |
平成25年 | 4 | 株式会社◇◇に登録 |
株式会社Α ☆☆事務として派遣(平成〇年〇月まで) | ||
株式会社B △△事務として派遣(平成〇年〇月まで) | ||
平成26年 | 3 | 派遣期間満了につき退職 |
複数の人材派遣会社で働いていた時は派遣元ごとにまとめて書いてください。
年 | 月 | 職歴 |
平成25年 | 4 | 株式会社◇◇に登録 |
平成25年 | 4 | 株式会社Α ☆☆事務として派遣(平成〇年〇月まで) |
平成26年 | 4 | 株式会社B △△事務として派遣(平成〇年〇月まで) |
平成26年 | 9 | 派遣期間満了につき退職 |
平成26年 | 10 | 株式会社◆◆に登録(新規に別派遣会社に登録していない場合は書かなくてOK) |
平成26年 | 10 | 株式会社C ××事務として派遣(平成〇年〇月まで) |
派遣社員を職歴に書く場合は少し複雑ですが、手を抜かずきちんと書くことが採用に繋がります。
派遣先が多いと不利になるのか
気になるのは派遣社員としていろいろな人材派遣会社を通して働いていたり、派遣社員としての職歴が長かったりした場合、それは不利な職歴となるのか? と言う点でしょう。
派遣社員としての職歴の多さは、頻繁に仕事を変えていると見られ良い印象を持って貰えないのではないかと不安になりますが、実際のところ派遣社員の場合は職歴の多さはキャリアと見られます。
また、相手への伝え方次第では、様々な経験を積んでいて順応性が高い人物と評価してくれるので、話し方次第でかなりの好印象も狙えます。
ただし、同じ人材派遣会社で仕事を3年ごとに更新して職歴が増えているなら問題ありませんが、人材派遣会社自体を変えながら仕事を変えている職歴が多いと、「すぐに辞める」と判断されてしまうこともケースバイケースであるので気をつけましょう。
派遣社員は人材派遣会社から派遣された社員となるので、その大元をコロコロ変えてしまうと信用に響きます。
短期派遣、日雇い派遣などの派遣バイトは履歴書に書かない?
今までは派遣社員の職歴についてまとめていましたが、派遣バイトをしていた人もいるでしょう。
派遣バイトは派遣会社に登録して単発の仕事をすることを言います。
履歴書の職歴欄は最終学歴後の正社員の職歴を書く欄として用意されていて、短い期間でも正社員として雇用された場合は書く必要がありますが、短期バイトや派遣バイトといった短い期間のアルバイトは履歴書に書かなくても問題になることは少ないです。
書くことによって自分の活動状況などを説明しやすいのであれば記載してもよいですが、基本的には無理に書く必要はありません。
派遣バイトの履歴書職歴欄の書き方
派遣バイトは基本的には履歴書に書かなくても良いですが、求人内容と派遣バイトの内容が同じ場合はアピールできるポイントとなるため、履歴書に書くこともあると思います。
その際は以下のような書き方をすると良いでしょう。
年 | 月 | 職歴 |
学歴 | ||
2010 | 3 | 〇〇県〇〇市立〇〇中学校 卒業 |
2010 | 4 | 〇〇県〇〇市立〇〇高等学校 入学 |
2014 | 3 | 〇〇県〇〇市立〇〇高等学校 卒業 |
2014 | 4 | 〇〇大学 〇〇部 〇〇学科 入学 |
2018 | 3 | 〇〇大学 〇〇部 〇〇学科 卒業 |
職歴 | ||
2014 | 8 | 株式会社○○派遣に登録 |
2014 | 9 | 株式会社△△社 短期派遣アルバイトとして就業 営業部として□□の販売に従事 |
派遣先が多い場合、全部書く必要はあるのか
職歴は全て書くのが決まりですし、派遣社員としての職歴はキャリアとして好印象を与えられるのですが、あまりにも多い場合は全職歴を書く必要はありません。
職歴が多い人は、仕事内容によって分類したり、時系列ではなく経験の内容ごとに分けて記載するのが良いでしょう。
半年以上のものは「社歴一社」として記載して、短期・単発のものは記載しなくても構いません。
短い時間で派遣先を変えている履歴は返ってデメリットになることもあるので、書かない方が良いです。
職歴の多さをカバーする為にも仕事の一貫性をアピールし、賢く嘘のない履歴書を完成させてください。
また、上記の書き方をしても職歴が多くなってしまいそうなら、派遣先・職種・勤務した期間を履歴書には記入し、「詳細は職務履歴をご参照ください」と書きます。
求人先の会社と関連性がある派遣経験ならば採用担当者へのアピールにもなるので、関係のある場合は記入した方が採用率も上がる為、テクニックの一つです。
派遣の職歴を上手く書く方法を網羅して武器になる履歴書を作ろう
履歴書は嘘を書かず正しく書くことが基本ですが、あまりそれに囚われてしまうと、いらないことを書いてしまい、結果不採用になってしまいます。
そのようなことにならない為にも、派遣社員の職歴は全て書くようにし、派遣バイトは自分のプラスになることのみを履歴書に書くようにしてください。
派遣社員の職歴で書く事が多いなら分類ごとにまとめて書くなど工夫し、悪魔でも自分を売り込める履歴書を作り、入社・退社とは書かずに、人材派遣会社に「登録」と人材派遣会社を辞めた時に「派遣期間満了につき退職」と書くようにしてください。
派遣先の情報は「登録」と「派遣期間満了につき退職」の間に派遣先名と働いていた期間を書きます。
正社員の職歴があるならメインで書くようにして、履歴書を出したいと考えている企業と関わりがある派遣先で働いていたなら、その派遣先を選んで書くようにしてください。
履歴書は希望する会社に受かりたいと思うからこそ、神経質になってしまいガチですが、書き方のポイントをしっかりと捉えその通り記入する事ができれば、必ず自分へのプラスになります。
派遣社員の経歴を書いて良いのか? 迷っていたなら今回で自信を持って書ける事が分かりましたし、書き方のポイントもこの記事にまとめてあるので、実際には書く時には参考にして納得の行くものを書いてください。
派遣社員での職歴は自分の強みに必ずなってくれ、数が多くても評価されるべき点なので、採用率を上げる為にもどんどん記入していくことをおすすめします。
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