派遣先から理不尽な扱いを受けた派遣社員が取るべき対策5つ

派遣先から理不尽な扱いを受けた派遣社員が取るべき対策5つ 派遣社員の悩み

「派遣先で理不尽な扱いを受けたけれど、誰にも言えない」と一人で嫌な気持ちを抱えていませんか?

「派遣先の上司から高圧的な態度をとられた」「業務外の雑務までやらされた」など、派遣先で理不尽な扱いを受けた経験がある派遣社員の方は以外と多くいます。

なかには契約期間が終わるまで何とか我慢して乗り越えているケースも多いので、ほとんどのケースが明るみに出ませんが、派遣先からあまりにも理不尽な扱いを受けた場合には、対策を取る必要があります

このコラムでは、派遣社員が受ける理不尽な扱いの事例を紹介しながら、どのような対策をとるべきかについて詳しく解説していきます。

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派遣先で理不尽な扱いを受ける派遣社員は意外と多い

派遣先で理不尽な扱いを受ける要因

派遣先の社員や上司からひどい扱いを受けた経験がある派遣社員は意外と多くいるのですが、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

まずは、派遣先で派遣社員が理不尽な扱いを受けてしまう要因について解説していきますので、思い当たる項目がないか目星を付けてみてください。

社員の方が偉いという価値観がある

派遣先の企業の社員の中には、派遣社員に対して「雑用係」「企業に就職ができなかった人」などの思い込みを持っている人がいます。

また、そのような上から目線で派遣社員を見ている人は、社員の方が偉いという価値観を持っている傾向にあるため、派遣社員を見下すような態度をとる場合があります。

派遣社員には雑用をやってもらえばよいと思っている

派遣社員を受け入れている企業では、社内で手が回らない業務を派遣社員に手伝ってもらっているケースがほとんどですが、「派遣社員には雑用だけをやってもらえればよい」と思っていることがあるため、企業は派遣社員に雑な指導や高圧的な態度をとることがあります。

毎回派遣社員に業務を教えるのが面倒

派遣社員は契約期間が満了すると、更新がされない限りまた違う企業に派遣されます。在席期間が短いため、派遣先の社員が派遣社員に毎回業務を教えるのが面倒になり、はじめて派遣されてきた社員に業務をしっかりと教えないことがあります。

派遣社員はよそ者と思っている

派遣社員は派遣会社に雇用されていることから、派遣先は派遣社員を自社の正社員と同じ仲間とみなす職場は少なく、派遣社員はよそ者として見られてしまいがちです。

また、派遣先にそのような風潮があると、指導する立場の上司からあからさまによそ者扱いをされることもあります。

派遣社員はすぐやめると思っている

派遣社員は契約期間が満了して更新をしなければ、派遣先での就業は終了します。

これは派遣社員の契約上よくあることですが、派遣先からは「すぐやめるかもしれない人材」として見られているケースがあり、無意識のうちに自社社員と派遣社員に差をつけられてしまい、派遣社員が疎外感を感じてしまうことがあります。

派遣先から受ける理不尽な扱いの事例5つ

派遣先から受ける理不尽な扱いの事例5つ

派遣先で理不尽な扱いを受けながらも、誰にも言わずに我慢している方もいるのではないでしょうか。

ここからは、具体的に派遣社員の方が派遣先でどのような理不尽な扱いを受けているのか、いくつかの事例を紹介していきますので、覚えのある事例がないか確かめてみてください。

1. 社内情報の共有をしてもらえない

派遣社員だからという理由で社内の業務上の情報を共有してもらえないケースがあります。

あえて嫌がらせをしようとしているわけでない場合や、ときに本当に社外秘の情報の可能性もありますが、派遣の業務に支障をきたす程であれば大問題です。

派遣先で「派遣社員はよその人」という価値観が根底にあるとこのような事が起こりやすくなるので、派遣社員は日ごとに疎外感を感じてしまうでしょう。

2. 契約外の業務を押し付けられる

派遣社員は最初に取り交わした契約書に記載のある範囲内でしか仕事ができませんし、即戦力が求められる立場とはいえ、業務指示を派遣先から仰ぐ必要があります。ところが、ときに以下のような理不尽な扱いを受けるケースがあります。

  • 派遣先の社員から契約外の業務を押し付けられ、断ろうとすると叱責される。
  • 教えてもらっていない仕事を指示されて、できない事を叱責される。

派遣の仕組みや法律を理解していない人も多いため、このように理不尽な扱いをされるケースは後を絶たないようです。

3. 正社員から見下される

正社員から理由もなく見下されたり、仕事ができない人材として扱われることがあり、心のない言葉を投げつけてくる人もいます。

「こんなこともできないのか」「代わりはいくらでもいる」など罵声を浴びせられ続ければ誰だって傷つきますし、当然ながらハラスメント扱いになるでしょう。

4. 有給を取らせてもらえない

派遣先の企業が派遣社員を受け入れている理由が「人手不足」である場合、任せられる業務量が多い傾向があます。

たとえば業務内容が正社員のサポートの場合、出勤している正社員の負担を減らすために派遣社員の業務の負荷が大きくなって、有給休暇がとれない状況になってしまうことです。

派遣先で派遣社員は弱い立場になりやすいため、希望や意見を言えずに我慢してしまう人も少なくありません。

5. 高圧的な態度であおられる

職種によっては、スピードや正確性が求められます。

たとえば、製造業やライン作業などは早く正確に数をこなすことが求められ、職場によっては正社員がわざと高圧的な態度と言葉で派遣社員をあおる場合があります。

業務によっては危険が伴う仕事であるからこその態度かもしれませんが、度を越えた罵倒や高圧的な態度は派遣社員に対する理不尽な言動といえます。

理不尽な扱いを受けたときの対策5つ

理不尽な扱いを受けたときの対策5つ

派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の企業で就業するため、派遣先の社員と扱いが異なるのは仕方ありませんが、あまりにも理不尽な扱いを受ける場合はきちんと対策をとる必要があります。

そこで、理不尽な扱いを受けたときの5つの対策法について解説していきますので、自身がどのような対策を取ればいいのか、参考にしてみてください。

1. 事実を記録として残しておく

理不尽な扱いを受けたときには、日付と事実を記録として残しておきましょう。

2022年9月1日(木)派遣先のAさんから契約外の業務である事務作業を指示され、断ろうとしたところ叱責されて、無理に行わされ、本来の業務ができなかった。

2022年9月5日(月)派遣先のAさんから「お前は無能」「代わりはいくらでもいる」など罵声を浴びせられる。

紙やボイスレコーダー、スマホなどに記録を残しておけば、冷静に事実を把握できますし、派遣会社や行政の窓口に相談する際にも伝えやすくなります。

辛い事実に向き合って事実を整理するのは辛いかもしれませんが、重要な作業ですので、忘れないうちに残しておいてみてください。

2. 派遣会社の営業担当に相談

度が過ぎる理不尽な扱いは、早めに派遣会社の営業担当に相談することが大切です。

派遣社員と派遣先との間に起こるトラブル対応も派遣会社のひとつの役割のため、遠慮せずに相談して対処してもらいましょう。たとえ交渉がうまくいかなくても、派遣会社としては派遣社員に少しでも長く1つの職場で働いて欲しいため、新たな提案をしてくれる可能性があります。

ただ、派遣会社によっては取引先の機嫌を損ねないように非協力的な派遣会社もあります。その時の対処方法は後ほど「派遣会社が非協力的な場合は派遣会社を変更するのもあり」にて解説します。

3. 職場の同僚や派遣仲間に相談する

仕事上の悩みは一人で抱え込まずに職場の同僚や派遣仲間など、信頼できる人に相談することがおすすめです。

愚痴を聞いてくれる、励ましてくれる、共感してもらえるなど、仲間同士で支え合えると理不尽な扱いに傷ついても乗り越えやすくなります。

また、話すだけでも気が楽になることもあるので、「話しても大丈夫だ」と思える人に相談をしてみましょう。

4. プライベートを充実させてストレス発散する

派遣社員は契約した時間のみ働けばよいため、プライベートの時間を充実させられます。

そのため理不尽な扱いを受けて嫌な気持ちを蓄積させないように、プライベートの時間で好きな事や運動するなどして、ストレスを発散させることもおすすめです。

5. 次の契約更新をしない

派遣の契約は3か月前後で契約更新をする例がほとんどのため、度が過ぎる理不尽な対応がある場合は、契約更新をしない選択もありでしょう。

契約更新は派遣社員と派遣先との合意があってはじめて更新となるので、相手から無理に更新をさせられません。

たとえ契約満了まで2ヶ月あったとしても、早めに派遣会社に契約更新しない旨を伝えたほうが、終わりが見えて働けるので、派遣先に理不尽な扱いを受けても「もうあと少しの付き合いだから」と割り切って仕事がしやすくなります。

一日たりとも我慢ができない場合は、契約期間中に退職する方法もありますが、それは社会人としてマナー違反となるので、まずは他の対策を試してみましょう。

派遣会社が非協力的な場合は派遣会社を変更するのもあり

派遣会社が非協力的な場合は派遣会社を変更するのもあり

派遣先で理不尽な扱いを受けて派遣会社の営業担当に相談したけれど「軽く流された」「動いてくれない」など派遣会社が非協力的な場合があります。

非常に残念な気持ちになると思いますが、ここで我慢するのではなく、次の対策を考えることが大切ですので、派遣会社が非協力的であったときの対処法についてみていきましょう。

営業担当や派遣会社を変える

派遣会社の営業担当が、派遣社員の悩みに対して無関心で非協力的であった場合は、以下の対処法が取れます。

  • 営業担当を変えてもらう。
  • 派遣会社そのものを変える。

派遣社員にとって派遣会社は強い味方でなければなりませんが、派遣会社が全く取り合ってくれない場合は、派遣先での派遣社員に対する理不尽な扱いはエスカレートしやすくなるため、自分を守るためにも契約期間満了と同時に派遣会社との契約を解消する方がよいでしょう。

複数の派遣会社に登録する

派遣社員の方の中には、「派遣会社は複数登録できない」と思って我慢してひとつの派遣会社にとどまっている方がいます。

しかし、複数の派遣会社に登録をすること自体は問題ありません。

むしろ、あえて複数の派遣会社に登録しておいた方が、相性が合わなかったときに違う派遣会社で仕事をもらえるのでよい場合もあります。

また、長年派遣社員として働いている方の多くは、複数の派遣会社に登録して仕事をつないでいるため、現状で派遣会社との関係がよくない方は他の派遣会社に登録してみてください。

行政の窓口に相談をする

本来、派遣社員の待遇の確保の義務は派遣会社にある厚生労働省『雇用形態に関わらない公正な待遇の確保』でも定めているため、派遣社員が理不尽な扱いを受けている現状の責任は本来は派遣会社にあることになります。

もし派遣会社がその役割を放棄している場合は、行政の窓口に相談することで何らかの手段の提示や対応をしてもらえる可能性があります。

厚生労働省が用意している総合労働相談コーナーは無料かつ予約も不要ですので、一人で抱え込まずにまずは相談をしてみてください。

理不尽な扱いから自分の身を守る手段とその後

理不尽な扱いから自分の身を守る手段とその後

派遣先で理不尽な扱いを受ける派遣社員が絶えないのは「派遣社員」という立場に対する偏見が潜んでいるからでしょう。

ただ理不尽な扱いに耐えて心身が病んでしまう前に、一刻も早く自分の身を守るための対策を取るのが大切です。

派遣社員の一番の味方は雇用契約を結んでいる派遣会社であるので、一人ではどうしようもないことは営業担当者に相談をして対処してもらいましょう。

もし派遣会社が非協力的な場合は、営業担当を変えたり他の派遣会社に移ったり、行政の窓口に相談したりと、手段はいくつもありますので、ここで諦める必要はありません。

派遣先を変えるのは大変ですし、もし今後派遣社員として続けることに悩みを抱えている人は、正社員への転職も検討してみましょう。

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