正社員での仕事が決まらない。焦らないで戦略を立て直すことが大事

正社員を目指して転職活動していても、なかなか正社員での仕事が決まらないと悩む方は多くいます。

なかには、転職活動をスタートさせてから1年以上も就職先が決まらず、そのような状態が長く続くと、「このまま一生正社員になれないのでは」と不安になってしまうでしょう。

その一方で、転職活動を始めてすぐに正社員での仕事が決まる人もいます。

では、正社員での仕事が決まらない人と決まる人の違いは何なのでしょうか？普通は転職活動にどれくらいの期間を有するかも気になる点です。

そこで本記事では、正社員での仕事が決まらない人の特徴について解説します。

また、転職活動にかかる期間や仕事が決まらない人が実践すべき戦略についてもお話するので、正社員での仕事が決まらないと悩んでいる方は参考にしてみてください。

 

なかなか正社員になれない……。次第に焦りが出てくる

いつまで経っても正社員での仕事が決まらないと、どんどん焦る気持ちが強くなってくるでしょう。

また、転職活動を始めた当初は「3か月程度で決まるだろう」と理想を持っていても、その期間が近くなるにつれて不安が増していくはず。

• 一生転職できなかったらどうしよう
• 不採用が続くと印象が悪くなるのでは
• 何がダメなのかわけが分からない

不安な気持ちを抱き始めると次第に自信を失っていき、面接でも積極的になれずに悪循環を招いてしまうでしょう。

ましてや、すでに仕事を辞めていたら生活も苦しくなってくるので、精神的に追い込まれるのは無理もありません。

しかし、正社員での仕事が決まらないと焦っているのは、実はあなただけではありません。

転職サイト「doda」が実施したアンケートを見ると、多くの方が正社員での仕事が決まらず焦っているのが分かります。

【転職活動経験者が転職活動で最も大変だったこと、うまくいかなかったこと】

まず、44.7％の方が転職活動中に失敗したと回答しています。

そして、失敗した内容について見てみると、以下の回答が多くなっているのです。

これらは「どれも転職活動がうまく進まなかった」という内容です。

また、株式会社ビズヒッツが実施したアンケートでも「正社員での仕事が決まらない」と悩んでいる方が多いと分かります。

以下の表は、転職経験がある男女500人に「転職活動が辛くてしんどかったこと」を質問した結果です。

ランキング	転職活動でしんどかったこと	人数
第1位	不採用が続いた	89人
第2位	希望に合う求人がなかった	87人
第3位	仕事と転職活動の両立	81人
第4位	書類の準備	48人
第5位	資格やスキルの不足	37人
第6位	無職期間	30人
第7位	面接がうまくいかなかった	23人
第8位	退職理由の説明	18人
第9位	自分に合う転職先選び	16人
同9位	「決まらないかも」という不安	16人

出典：Biz Hits「転職活動が辛くてしんどい理由や乗り越えるために工夫したこと【経験者500人アンケート調査】」

最も多い回答は「不採用が続いた」というもので、これは「正社員での仕事が決まらない」という回答と同じだと考えていいでしょう。

また、9位にも「決まらないかもという不安」が入っているので、やはり多くの人が転職活動で仕事が決まらず不安を感じています。

このように、正社員での仕事が決まらないのはあなただけではないので、必要以上に焦らず取り組むようにした方がいいかもしれません。

転職活動にかかる平均期間

転職活動にかかる平均時間はどれくらいなのでしょうか？

まずは、転職活動に成功した方が、どれくらいの期間を想定していたのか調査した結果を見てみましょう。

【転職活動（情報収集～内定）はどれくらいの期間が必要だと思いますか？】

参考：エン・ジャパン「テーマ：「転職活動」について」

エン・ジャパンが実施したアンケート結果を見てみると、多くの方が1～3か月程度で転職活動が終わると想定しています。

その次の多いのが4～6か月なので、目安としては1～6か月くらいで終えるつもりで転職活動をスタートさせるようです。

しかし、これはあくまで想定であって、実際にかかった期間は多少異なります。

同アンケートでは「実際の転職活動にかかった期間はどのくらいでしたか？」という質問もしているので、その結果を見てみましょう。

【実際の転職活動にかかった期間はどのくらいでしたか？】

参考：エン・ジャパン「テーマ：「転職活動」について」

実際に転職活動にかかった期間を見てみると、1か月以内と回答している方の割合が増えているのが分かるでしょうか。

反対に4～6か月以内の期間を有したという方の割合が想定よりも減っています。

ただ、全体的な割合で見ると1～3か月程度の期間だったと回答している方が最も多いので、この点は想定通りという結果でした。

想定と実際にかかった期間を比較してみると、多くの方は想定通りか想定より早く転職活動を終えています。

とはいっても、これはあくまで一部のデータに過ぎず、中には正社員での仕事が決まらないと焦りを感じている方も相当数いるのが実情です。

転職活動が長期化してしまう人の特徴とは

続いて、転職活動がすぐに終わる人と長期化してしまう人には、どのような違いがあるのか確かめましょう。

ここでは、正社員での仕事が決まらない人の特徴について解説します。

高望みしすぎている

1つ目の転職活動が長期化する原因は、高望みしていることです。

転職活動する際は、様々な希望を書き出すでしょう。

希望は職種や給料といった定番の希望から、職場の雰囲気など細かい部分まであらゆる点に及ぶはずです。

しかし、条件を多くすればするほどマッチする会社は減っていきます。

また、転職活動はあなたが会社を選ぶ権利があるように、会社側も人材を選ぶ権利があるため、あなたが最高にマッチした会社だと思っても、その会社が「一緒に仕事したい」と思ってくれるとは限りません。

転職活動が長期化する人は、条件を厳しくし過ぎている可能性があります。

条件を挙げていく際は優先順位を付けて、転職活動の進み具合に応じて優先順位の低い項目から妥協するようにしてください。

応募条件と自分のスキルや年齢がマッチしていない

2つ目の転職活動が長期化する原因は、応募条件と自分のスキルや年齢がマッチしていないことです。

転職活動では、書類の準備や企業研究、キャリアの棚卸など、やらなければならない作業がたくさんありますが、企業がどんな人材を求めていて、自分に合っているのかの見極めも怠っていてはマッチしないままです。

とはいえ、これらの作業に時間をかけていては、いつまで経っても企業の採用選考に応募できません。

転職活動にかける期間で最も多かったのが1～3か月なので、準備は1週間～1か月程度で済ませるのが平均的と考えられます。

退職前に転職活動を始めている場合は、準備期間を逆算し、時には休日を返上して転職活動に取り組まなければならないでしょう。

「スケジュール管理が難しい」という方は、近年、転職者向けのスケジュール管理アプリやサービスなどもあるので、フル活用して効率よく転職活動を進めてください。

今のやり方で上手くできないなら戦略を立て直そう

転職活動を長く続けていて、それでもなかなか正社員での仕事が決まらない場合は、今のやり方が間違っている可能性があります。

そのため、今一度やり方を見直して、効率よく進められる方法に変えましょう。

転職活動を効率よく進める具体的な方法は次の通りです。

まず、通常の転職サイトだと正社員から正社員への転職を目指している人を対象とした求人も多く、派遣社員からの転職にマッチしないものが多くなっています。

そのため、派遣社員から正社員への転職に強みがあるサービスを利用するのがおすすめです。

また、転職エージェントを利用すると、書類作成のサポートや面接日程の管理など様々な負担を減らせます。

最後に、とりあえず正社員になることを第一の目標にしてみましょう。

というのも、確かに転職先の条件やどれだけ長く務められるかは大事な判断基準ではありますが、転職の成功より優先すべきものではありません。

選り好みしていると、いつまで経っても内定が決まらないのは事実なので、まずは何でもいいので正社員という肩書きを手に入れるようにしてください。

そして、1回でも正社員になれれば再び転職活動するとしても、派遣社員から正社員への転職より難易度は格段に低くなります。

現在、正社員での仕事が決まらないと悩んでいる方は、まず正社員になるのを第一の目標と考えて転職活動に挑んでみるといいでしょう。

派遣社員から正社員への転職でおすすめのサービス

「派遣社員から正社員への転職は大変…」と悩んでいた方は通常の転職サイトではなくアドバイザーが付く転職サービスを利用するのがおすすめです。

通常の転職サイトでは自分で全ての管理をする必要がありますが、アドバイザーが付くサービスの場合は面接までのスケジュール・添削・年収交渉などをしてくれるため、転職活動の負担を大きく減らしながら進めることができるからです。

負担を減らすだけではなく効率的に進めることができるので、結果的に短期間での内定獲得に繋がります。

転職サービスは複数利用がおすすめ

転職活動をする方の多くは2つ～3つの転職サイトを複数登録していることが多く、実際にそのような転職方法はおすすめです。

その理由としては各サイトによって求人内容が異なるので、なるべくその時々で良い条件の求人を確認できるからです。

また、転職をサポートしてくれるアドバイザーと相性が合う合わないという問題もあるため、なるべく一つの転職サービスだけではなく複数を利用することで客観的な判断がしやすくなります。

【業界最大手】リクルートエージェント

リクルートエージェントは転職サービスの中で最も取り扱い求人数が多い、大手転職エージェントです。

取り扱い求人数が多いということは色々な可能性を見つけることができるため「次にやりたい仕事がまだイマイチ決まっていない」という方に合っています。

全国の求人を扱っているので、地域を選ばずに利用できるのもメリットの一つです。リクルートエージェントは転職を決意したらまず利用したい転職サービスです。

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【派遣・未経験・フリーターから正社員へ】JAIC

JAICはフリーターの方や就職をしたけど早期退職をするなど上手く行かなかった方、未経験職種や業界にチャレンジをしたい方におすすめの転職サイトです。

これから正社員を目指すという方を支援するためのプログラムや、アドバイザーからの丁寧な個別サポートを受けることができるので、「正社員への転職活動をしたいけど何をしたらいいのかわからない」という悩みを抱えていた方でも安心して転職活動を進めることができます。

また、転職成功率が高いだけではなく、入社後の定着率が高いこともJAICの特徴です。

内定を取ることだけを考えるのではなく、自分にとって働きやすい環境の会社をしっかり紹介してくれることが定着率の高さに繋がっていると言えるでしょう。

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