派遣社員は副業できる?ばれたくない時の注意点やおすすめの副業について

派遣社員の働き方

皆さんは副業したいと思いますか。

昔は「副業は内緒でするもの、後ろめたいもの」というイメージも強かったようですが、最近では国でも率先して働くようにと促していますので、副業に対するイメージも大分変わってきているのではないかと思います。

実際に私は派遣で働いていた時に副業していました。

その時は、派遣会社で副業が禁止されているかどうかもよくチェックせずに内緒でしていたつもりですが、今思えばリスク回避のためにもしっかりと確認しておくべきでした。

本記事では、派遣社員の副業について、副業を始める際の注意点やおすすめの副業について紹介していきます。

派遣なら副業も可能、ただし就業規則は念の為チェック

副業する際は、そもそも会社が副業の許可を出しているか、就業規則をチェックする必要があります。

副業が禁止されているのにも関わらず内緒で副業した場合、ばれた時にペナルティを被るのは自分です。

私が派遣社員だった時はなんの確認もせずに内緒でやってしまいましたが、今考えたらばれることもあるだろうし、結構リスクのあることをしていたのだと少し後悔しています。

ここでは法律で副業はどのように定められているのか、派遣会社はどう判断しているのかについて見てみましょう。

法律で副業は可能とされている

法律では副業は可能とされています。

厚生労働省では、副業・兼業の現状として「 副業・兼業自体への法的な規制はない」と述べ、さらに企業側の対応として「原則、副業・兼業を認める方向とすることが適当である。」と公表しています。

(参考:厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」

また、平成31年3月時点で公表しているモデル就業規則では、以下のような記載がありました。

1.労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。

2.労働者は、前項の業務に従事するにあたっては、事前に、会社に所定の届出を行うものとする。

第1項の業務に従事することにより、次の各号のいずれかに該当する場合には、会社は、これを禁止又は制限することができる。
労務提供上の支障がある場合
企業秘密が漏洩する場合
会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
競業により、企業の利益を害する場合

上記のモデル就業規則では、事前に会社に所定の届出を行えば副業は禁じられていないことが定められていますね。

ただ、副業することによって本業に支障をきたすような場合や、会社の利益を害するような場合などは禁止されるようですね。

ただし正社員は就業規則で禁止されている場合が多い

法律では副業は禁止されていないにも関わらず、正社員の場合は就業規則で副業を禁止されていることが多いです。

正社員を対象とした副業に対する調査で、企業の77.2%の会社は副業を禁止しています。(参考:リクルートキャリア「兼業・副業に対する企業の意識調査」

禁止している理由は「社員の過重労働の抑制」が55.7%、「情報漏洩のリスク」という回答も24.4%ありました。

おそらく「過重労働により本業に支障がきたす可能性がある」という懸念が大半なのでしょう。

一方で派遣会社の場合は副業可としている場合がほとんど

正社員の場合、副業禁止となっている会社が7割もありましたが、派遣社員の雇用先である派遣会社の場合は副業を認めているケースがほとんどのようです。

派遣社員の場合は正社員と違ってフルタイムで働く人だけではありませんし、収入も正社員より少なく不安定なので、派遣会社も「仕事に支障をきたさない範囲であれば…。」と思ってくれているのかもしれませんね。

念のため派遣会社の就業規則が副業OKかを確認しよう

多くの派遣会社で副業が可能なのであれば、大手の派遣会社ならきっと副業が可能なはずだと思いがちですが、そんなこともありません。

大手の派遣会社でも、就業規則で副業が禁止されている会社もあります。

これから副業したいと考えている人は、念のため自分の派遣会社の就業規則を確認しましょう。

もし副業や兼業が可能となっているようであれば、同じ派遣の仕事を掛け持ちをすることも可能になります。

派遣社員が副業する際の注意点

自分の派遣会社では副業が認められていることが分かったら、いよいよ副業を何にしようか考え始めますが、その前に注意しておくことがあります。

何も考えずにただ稼ぐことが目的で副業を始めると、うっかり周囲に悪い印象を与えてしまったり、自分で自分の首を絞める事態になり兼ねません。

ここからは、派遣社員が副業する際の注意点について説明します。

会社の情報は絶対に外部に漏らさないように

副業によって会社の情報を外部に漏らさないように気をつけましょう。

例えば、会社の業績を上げるために習得してきたノウハウを活かして、他のターゲットにそのノウハウを伝えて収入を得るという副業は、完全な情報漏洩です。

副業が禁止されていない会社でも、就業規則に「企業秘密が漏洩する場合や、会社に不利益が生じる場合は禁止したり制限する」と記載があることが多いでしょう。

そもそも会社の企業秘密を外部に漏らすと、副業云々の前に懲戒解雇の対象となり、損害賠償請求されることもあり得ます。

副業は自分が働いている会社と関係ないことをするのが一番安心でしょう。

スケジュール管理をしっかりと

副業で注意すべきところにスケジュール管理があります。

仕事を掛けもったり、締め切りがあるような副業の仕事をする場合は特に、携帯のスケジュールアプリや手帳などに細かく予定を記しておくことがおすすめです。

頭の中では予定を把握しているつもりでいても、後で考えた時にその情報が混乱することはよくあります。

自分の仕事のスケジュールが狂うのも良くないですが、会社に迷惑をかけるのだけは避けたいですよね。

細かなことでもスケジュール管理は怠らないようにしましょう。

体調管理しづらいシフト制の仕事に振り回されないように

副業するのは良いのですが、シフト制の仕事をする際は体調管理に気をつけましょう。

本業は就労時間がきっちりと決まっていても、シフト制の仕事を副業にすると一気に生活が乱れます。

慣れない副業で寝不足になったりして疲れが溜まると、派遣先の仕事に遅刻したり、場合によっては体調不良で欠勤することにもなり兼ねません。

体調管理しづらい副業は、かえって自分が振り回されることに繋がる可能性があるので気をつけましょう。

副業していることをあまり口には出さない

副業しているのを「すごいこと」だと思って周りに言いたくなる人もいるかもしれませんが、あまり口に出さない方が良いでしょう。

本業に差し支えない副業だったとしても、周りがもし副業していることを知った場合、もし自分が仕事でミスをしたり、体調不良で休んだ場合に、それを副業のせいにされるかもしれません。

副業には全く関係のないことでも「副業しているから気がそれている」、「副業しているから疲れているのでは」なんて思われてしまって、「副業のために仕事に支障をきたしている」とみなされる可能性もあるでしょう

要するに、副業していることをあまり口にすると、得することよりも損することの方が多い可能性があるということですね。

副業をばれないようにするには確定申告を自分でする

副業をばれないようにするには、確定申告を自分でする必要があります。

また、その際には副業収入分の住民税を「普通徴収」といって、自分で納付するようにしましょう。

ただ、副業収入(年間収入ー年間経費)が年間20万円を超えていなければ納税の義務はなくなるので、確定申告する必要もありません。

ただし会社から雇用されている副業の場合は申告が必要です。

副業をばれないようにしたいという人は案外多いと思います。

副業をばれないようにする対策について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

契約社員は副業禁止?会社の許可なく副業する時の確定申告のやり方やばれない方法
私の友人は契約社員ですが、土日はたまに副業としてアルバイトをしています。 彼女は「会社の給料だけじゃ足りなくて…。」と言っていました。 確かに契約社員でも待遇があまり良くないという会社もあるので、もっと稼ぎたい人もいるでしょう。...

派遣社員におすすめの副業

副業をする時に、どんな基準で探しますか。

大抵の人は「できるだけ本業に差し支えない仕事」を選ぶのではないでしょうか。

副業を始めようと色々探す沢山あり、やろうと思えばいくらでもやれる気がしますよね。

ここからは、私も実際に体験した派遣社員におすすめの副業を紹介します。

もし自分がやるならという目線で、自分に合っているものを考えながら見て下さいね。

フリマアプリやハンドメイド小物のネット販売

最初に、フリマアプリやハンドメイド小物のネット販売です。

これは私が実際にやった副業ですが、自分にとって不要になった物をフリマアプリで販売すると、結構お小遣いになりますよ。

例えば衣服や小物、雑貨や化粧品や家電など、「こんな物が」という物までレア物と判断されて売れたりもします。

間違って買ってしまった品番の電球や電池でもすぐに売れたのですから、初心者でも稼ぎやすいことが分かるでしょう。

また、私の友人はハンドメイドでヘアアクセサリーを作って販売していますが、月2万円にはなっているようです。

趣味が副業になるって素敵ですよね。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングとは、仕事先に出向かなくてもネット上で仕事を外注したり受注したりできるサービスのことを言います。

仕事の案件は豊富で、例えばアンケートに答えるだけのものや、記事の執筆、翻訳などのライティングの仕事だったり、イラストやロゴのデザイン、文字入力など事務的な仕事も非常に多いです。

私が実際にした仕事の中でユニークだったのは、文字起こしといって数分間のスピーチを耳で聞いて文字にするというもので、中々大変でしたが単価は結構良い方でした。

中には携帯だけでできる仕事もありますし、家に居ても副業できるのは良いですよね。

単発、短期の仕事

1日、2日だけの単発の仕事や、2週間だけなどの短期の仕事もおすすめです。

期間に定めのない仕事を掛け持ちすると、どうしても「行きたくない」となってしまったり、人間関係などの「仕事に関係のない悩み」まで抱えてしまうことになったりしますよね。

単発、短期の仕事であれば、終わりが見えている分「あと○日頑張ろう」というやる気に繋がりますし、日払いで給料をもらえる会社だと、働いた分の見返りがすぐに返ってくるので気分も上がるでしょう。

私は2日間だけ、友人と深夜のパン工場でひたすらパンを袋に詰めていく仕事をしたことがありますが、楽しんで働けました。

副業は新たな自分を発見するチャンスでもある

ここまでは、副業する時の注意点やおすすめの副業について紹介しました。

副業は生活を助けるのに必要だという人も実際は多いでしょうが、副業するにあたって忘れてはならないのは「本業に支障がない程度にする」ということですね。

自分にとって無理のない程度に、そして会社に支障をきたさない範囲で行うようにしましょう。

ただ、副業は新たな自分を発見するチャンスでもあります。

もし副業して「副業の仕事の方が楽しいし、こっちの方が稼げるからメインにしたい」となったら、それはそれで新たな発見ですから、転職するのもありでしょう。

実際に私の友人は副業をきっかけにして、今ではその道のプロとして働いています。副業を上手に活用して、生活を豊かにしていきたいですね。