派遣会社に登録している場合、仕事の紹介や悩みの相談などは派遣会社の営業担当者にします。そのため、営業担当者と相性が悪いと仕事が円滑に進められません。
実際、派遣社員の方の多くが、以下のようなトラブルを経験しています。
✔ 仕事の悩み相談ができない
✔ 連絡しても全然返事が返ってこない
✔ 現場に一切顔を出してくれない
このような状態だと、勤務先は気に入っていても気持ち良く働けないでしょう。場合によっては、担当者が原因で仕事を辞める羽目になります。
そんな時は、遠慮せずに営業担当者の変更を申し出てみましょう。
そこで今回は、派遣会社の営業担当者を変えてもらい場合、誰に相談すれば良いのか解説します。また、変えてもらえるケースと変えてもらえないケースがあるので、その点についてもお伝えします。
派遣社員から正社員を目指すなら通常の転職サイトよりもサポートが充実した転職エージェントを使うのがおすすめです。
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派遣社員が派遣会社の営業担当者を変えたくなる理由
まずは、派遣社員がどのような理由で営業担当者を変えてもらいたいと思うのか、その理由について解説します。
電話の折り返しがない
営業担当者を変えたいと思う理由1つ目は電話の折り返しがないというケースです。
仕事で分からない点があったり、悩み相談があったりして連絡しているにもかかわらず、一向に電話に出てくれないと担当者を変える人は多いです。
ましてや、電話してから何日経っても折り返しの電話がないと仕事に支障をきたす恐れがありますので、そのような場合には、大きなトラブルに発展する前に変更を希望しましょう。
更新の連絡がない
営業担当者を変えたいと思う理由2つ目は更新の連絡がないというケースです。
派遣社員は契約更新のために、営業担当者と連絡を取り合います。その際の連絡がギリギリだったり、連絡すらなく勝手に自動更新されていたりといったケースがあるようです。
契約に関する大切な連絡すらしっかりできないようだと、安心してサポートを任せられません。営業担当者を変えたいと思うのは当然でしょう。
頼んだ仕事をしてくれない
営業担当者を変えたいと思う理由3つ目は頼んだ仕事をしてくれないというケースです。
営業担当者を介して、派遣先企業に予定などを伝えたいというケースもあるでしょう。そんな時に、こちらの伝言が派遣先に伝わっていないとトラブルに発展する恐れがあります。
中には、「予定があって休むから派遣先に伝えてください」という仕事をしてくれず、結果的に労働者が無断欠勤をした形になったケースもあるようです。
せめて必要最低限の仕事をしてもらわないと、担当者を変えたいと考えるのも無理はないでしょう。
現場に顔を出しに来ない
営業担当者を変えたいと思う理由4つ目は現場に顔を出しに来ないというケースです。
良い担当者は頻繁に現場に顔を出して、信頼関係を築く努力をしてくれます。
しかし、良くない営業担当者は、ほとんど派遣社員に会いに来ません。中には信頼関係がないどころか、毎回会うたびに初対面のような関係になっているケースもあるようです。
やはり、営業担当者の方とは良好な関係を築き、しっかりサポートしてもらいたいので、会いに来る頻度が少ないと変えてもらいたいと考えるでしょう。
派遣先の言いなりになっている
営業担当者を変えたいと思う理由5つ目は派遣先の言いなりになっているというケースです。
派遣の構造は、派遣社員と派遣会社と派遣先企業が対等な立場でなければなりません。そのため、派遣会社は派遣社員の悩みを聞き、その点を改善するために派遣先に提言・改善を求める必要があります。
しかし、実際は対等な関係になっていない派遣会社があるのは事実です。最も多いのは「派遣先>派遣会社>派遣社員」という構造になります。
派遣先に対して何も言えない営業担当者が非常に多く、派遣先の言いなりになりご機嫌取りばかりしているのです。
これでは派遣社員として良い環境で働けないため、担当者を変えてもらいたいと感じるでしょう。
派遣会社の営業担当者は変えてもらえるのか?
様々な理由から、営業担当者を変えてもらいたいと感じている派遣社員が多い中、実際に営業担当者を変えてもらうことは可能なのでしょうか。
実は、基本的に担当者を変えてもらうのは難しいとされています。
なぜなら、派遣会社にも派遣先企業という取引先がいて、そこからお金をもらって利益を上げています。
そのため、担当者を頻繁に変えていると取引先の企業から「この派遣会社は大丈夫なのか?」と不信感を抱かれる恐れがあるのです。
しかし、派遣会社における担当者の決まり方次第では、変更に対応してくれる可能性があります。
変更可能な会社:派遣社員に対して担当者が決まる
変更可能な派遣会社は、一人ひとりの派遣社員に対して営業担当者を決めている場合です。
例えば、A社に行く時でもB社に行く時でも同じ営業担当者が対応するという場合は、派遣社員に対して担当を決めています。
このような派遣会社の場合、派遣先によって担当が決められているわけではないため、担当者が変更になっても派遣先とトラブルになる可能性が低いのです。
そのため、「電話の折り返しがない」や「頼んだ仕事をしてくれない」といった正当な理由があれば、変更に対応してくれる可能性が高いでしょう。
変更が難しい会社:派遣先に対して担当者が決まる
変更が難しい派遣会社は、派遣先企業に対して担当者が決められている場合です。
例えば、A社に行く場合の担当者とB社に行く場合の担当者が別なら、その派遣会社は派遣先企業ごとに担当者を決めています。
このような派遣会社の場合、担当者を変更すると派遣先とトラブルに発展したり、悪い印象を抱かれたりする恐れがあるとして、担当者の変更に対応してくれない可能性が高いのです。
もちろん、連絡が付かなかったり、最低限の仕事すらしてくれなかったりするなら、派遣会社の相談窓口に相談してみてください。明らかに仕事として成立していない状況なら、改善に向けて動いてくれるはずです。
派遣会社の営業担当者を変えてもらう3つの方法
営業担当者を変えてくれるかは、派遣会社の状況や変えてもらいたい理由によって変わってきます。そのため、誰にも相談せず諦めるのはもったいないでしょう。
ダメもとで良いので、営業担当者を変えてもらえないか、以下の3つの方法を試してみてください。
✔ 営業担当者の上司に伝える
✔ 登録時の担当者に伝える
✔ 派遣会社の相談窓口で伝える
では、この3つの方法について詳しく見ていきましょう。
営業担当者の上司
営業担当者を変えてもらう方法1つ目は営業担当者の上司に伝えることです。
営業担当者の変更権限を持つ可能性が最も高いのが、営業担当者の上司になります。そのため、変えてもらうなら真っ先に伝えるべき相手なのです。
もし、営業担当者の上司が誰か分かっているなら、直接相談してみてください。その際は、変えてもらい明確な理由を伝えるようにしましょう。
登録時の担当者
営業担当者を変えてもらう方法2つ目は登録時の担当者に伝えることです。
営業担当者の上司が誰か分からないというケースは多いでしょう。その場合は、派遣登録した時の担当者に変更してもらいたい旨を伝えてください。
登録時の担当者に伝えれば、そこから営業担当者の上司に報告が行く可能性が高いでしょう。
派遣会社の相談窓口
営業担当者を変えてもらう方法3つ目は派遣会社の相談窓口に伝えることです。
派遣会社の中には、派遣社員が気軽に仕事の悩みを相談できるように、相談窓口を設定しているところがあります。もしも、あなたの派遣会社に相談窓口があるなら、そこに担当者を変えてもらいたい旨を伝えてください。
営業担当者を変えてもらうには正当な理由が必要
前の項目では営業担当者を変えてもらう方法について解説しました。しかし、基本的に営業担当者を変えてもらうのは困難なので、対応してもらうには正当な理由が無くてはなりません。
例えば、「生理的に受け付けない」や「なんとなく合わない」といった不明確な理由では、ほぼ100%変更には対応してもらえないでしょう。場合によっては、理不尽な変更依頼や感情的な言い方をするクレーマーのような存在だと思われる恐れがあります。
もし、どうしても担当者を変えてもらいたいなら、以下のような正当な理由を伝えられるようにしてください。
- 電話しても出てくれない
- 折り返しの電話が何日経過してもない
- 頼んだ仕事をしてくれない
- 恋愛感情を抱かれて無理に誘われた(セクハラ)
- 暴言や人格否定するような発言があった(パワハラ)
- 全然現場などに顔を出さない
このような理由を伝えてから、営業担当者を変えてもらえないか交渉してみましょう。
また、話をする際は「いつ」「どんな状況で」「どのようなミスがあったのか」など、具体的な日時や状況を整理したうえで話し合いに臨んでください。
担当者を変えてもらえない場合は派遣会社を変えるのも選択肢の一つ
正当な理由があるからと言って、必ずしも担当者を変えてもらえるわけではありません。場合によっては、あなたが泣き寝入りしなければならないケースもあります。
そのような場合は、無理に同じ派遣会社で仕事を続けるのではなく、思い切って別の派遣会社に変えるのも選択肢の一つです。
そもそも世の中には数多くの派遣会社があります。また、登録に関しては無料でできるので、今まで派遣会社で培ってきた経験やスキルをアピールして別の派遣会社に行くのは難しくありません。
また、派遣会社にはそれぞれ個性があり、中には研修制度が整っているところや派遣社員を大切にしてくれるところも存在します。
特に規模が小さい派遣会社であれば、社員との距離が近く、親身になって仕事の相談に乗ってくれるでしょう。
新しい環境に変えるのは勇気がいることです。しかし、辛い環境にいつまでも身を置くくらいなら、思い切って変えてしまった方が将来的に良い結果に繋がるのではないでしょうか。
担当者との相性もある。ダメ元でも相談はしてみよう
今回は、派遣会社の営業担当者を変えてもらえるのかどうかについて解説しました。
基本的に、派遣会社は派遣先との取引に悪影響を及ぼさないために、担当者を変えるという対応はしてくれません。しかし、あまりにも対応が酷くて円滑な仕事ができていないなら、相談次第で変更してくれる可能性はあります。
ただし、変更してもらうには正当な理由がなければなりません。例えば、「電話しても出てくれない」「折り返しの電話が何日経過してもない」「頼んだ仕事をしてくれない」などの理由がなければ変更は難しいでしょう。
どうしても変更してもらいたいなら、第三者が客観的に見ても「営業担当者に問題がある」と思ってもらえるような理由が必要です。
そして、相談しても担当者を変更してもらえず働くのが辛いなら、派遣会社を変えるという選択も視野に入れてみてください。
もしも正社員への転職を検討していたら
いままで派遣社員として働いていたけど、担当者と合わないことが多かったり、派遣社員という立場がやりにくいと感じていた人は思い切って正社員への転職も検討してみましょう。
派遣社員から正社員への転職は気持ち的なハードルもあるため、上手くいくか不安になるかもしれませんが、転職エージェントを利用することで成功率をグッと引き上げることができます。
一般的な転職サイトはひとりで転職活動を進めますが、転職エージェントならエージェントの方のサポートが入り、履歴書・職務経歴書の添削、面接の練習、企業と条件面での交渉などをしてくれます。
転職サービスも大手だけではなく得意分野が明確なサービスの利用がおすすめです。
例えば派遣社員やフリーターの方で未経験から正社員になりたい人に対しての求人・サポートをしているサービスを使えば、転職活動がかなり効率的に進んでいきます。
派遣社員から正社員への転職でおすすめのサービス
「派遣社員から正社員への転職は大変…」と悩んでいた方は通常の転職サイトではなくアドバイザーが付く転職サービスを利用するのがおすすめです。
通常の転職サイトでは自分で全ての管理をする必要がありますが、アドバイザーが付くサービスの場合は面接までのスケジュール・添削・年収交渉などをしてくれるため、転職活動の負担を大きく減らしながら進めることができるからです。
負担を減らすだけではなく効率的に進めることができるので、結果的に短期間での内定獲得に繋がります。
転職サービスは複数利用がおすすめ
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その理由としては各サイトによって求人内容が異なるので、なるべくその時々で良い条件の求人を確認できるからです。
また、転職をサポートしてくれるアドバイザーと相性が合う合わないという問題もあるため、なるべく一つの転職サービスだけではなく複数を利用することで客観的な判断がしやすくなります。
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