シングルマザーが派遣社員として働くのはあり? 就業状況やメリット・デメリット。

派遣社員の悩み

子供を育てながら一家の大黒柱として家計を支えるために、日々頑張って働いているシングルマザーは年々増えてきています。

皆さんの周りにもシングルマザーの方は多いのではないでしょうか。

本記事では、シングルマザーの平均年収や持っている資格、今後必要になる学費についてなど一般的な話を様々なデータを用いて説明し、さらに派遣社員で働くシングルマザーに焦点を当て、派遣社員として働くことのメリット・デメリットを考えていきます。

データから見るシングルマザーの割合、就業状況、平均年収などの実態

最初に、シングルマザーの割合や就業状況、年収などについて、平成28年度に厚生労働省が公表している母子家庭の状況を見てみましょう。

(引用:厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果」)

上記の就業状況については、さらに分かりやすくグラフ化してありました。

上記データによると、平成28年度の時点でシングルマザーの世帯は123.2万あり、世帯数だけで見ると、カッコの中の平成23年の世帯数に比べ6千世帯も増加しています。

5年間で6千世帯も増えていますから、1年間に1千世帯は母子家庭が増加しているということでしょう。また、その理由の8割は離婚ということが分かります。

さらに、就業状況のグラフでは「正規職員、従業員として働くママ」が44.2%、「派遣社員、パート、アルバイト等で働くママ」も48.4%と同じくらいの割合だということが分かりました。

恐らく子供がまだ小さいシングルマザーの人は、正規職員としてフルでは働くのは厳しいので、やむを得ずパートやアルバイトからスタートしている人が多いのでしょう。その中でも派遣社員として働くシングルマザーの割合はわずか4.6%と非常に少ない数字となっていました。

シングルマザーの年収においては「正規職員、従業員」の割合が約半数を占めているので、平均年収もそこそこ高いのかと思いきや「派遣社員、パート、アルバイト等で働くママ」も同じくらいの割合を占めている分、平均年間就労収入(養育費や手当を含まず、単純に働いて得た収入)は200万円と非常に低い数字が出ています。

しかし、養育費や各種手当を含めた平均年間収入でさえ243万円です。この数字を月収にすると約20万円になるため、手当を貰っていても子供がいない人の月収と変わらないことも多く、シングルマザーの世帯は非常に厳しい生活をしているということが想像できます。

続いてシングルマザーの仕事は以下のような内容が多くなっています。

  • 事務:23.5%
  • サービス業:22.3%
  • 専門職・技術職:20.4%
  • 生産業:8.6%

雇用形態によって仕事内容に違いが見られるようで、正社員として働くシングルマザーは事務職が多くなっています。

また、勤務時間としては子供が小さいという方が多いため、シングルマザーの約80%が20時までに帰宅できる職場で働いている傾向に。

やはり、小さなお子さんがいる場合は、働き方にも多くの制限があるので、職場選びが重要になってくるでしょう。

シングルマザーが今後必要になる子供の学費

シングルマザーになると、子供が保育園(幼稚園)、小学校、中学校、高校、大学(専門学校)に進学するにあたっての学費を一人で工面していかなくてはなりません。

たとえば子供が私立の高校に行くということになった場合、いくらかかるのでしょうか。

文部科学省が公表している以下の円グラフでは、保護者が支出した1年間の子供一人当たりの経費を表しています。

(参考:文部科学省「平成28年度子供の学習費調査の結果について」)

上記円グラフによると、私立高校の支出は公立高校の約2.7倍の経費がかかっていることが分かりますね。単純にこの金額を高校3年間払うとなると、その差は約1,400万円にもなります。

また、文部科学省による平成29年度の初年度学生納付金(授業料、入学料、施設設備費の合計)のデータによると、私立高等専門学校、私立短期大学、私立大学の初年度に必要な経費は以下の通りです。

シングルマザーの子供の場合、多くの子供は経済面で苦労してきたので「私立大学に行きたい」という子はそこまで多くはないかもしれませんが「せめて短大に行きたい」と言った場合でも、初年度で最低120万くらいはないと非常に厳しいですよね。

しかもこの数字はあくまでも初年度の数字ですから、2年目以降は入学料はかからないにしても…気が遠くなります。

現在は奨学金を貰っている学生が多いのは、母子世帯が増えたという背景もあるでしょう。

シングルマザーが派遣を選ぶメリット、デメリット

厚生労働省の調査によると、派遣社員として働くシングルマザーは全体の4.6%しかいませんでした。

多くの方は、正社員にするかアルバイト・パートにするかという二択をしているとも言えます。

ここではシングルマザーが派遣を選ぶことのメリット、デメリットを考えてみましょう。

シングルマザーが派遣を選ぶメリット

最初にメリットから挙げていきます。

時給が高く、正社員より貰えることもある

派遣社員は月収でなく時給制ですが、パートやアルバイトにしてしまうと時給は一気に下がります。それに比べて派遣社員では時給が高いのがメリットです。

派遣会社の調査によると、2019年4月度の三大都市圏の平均時給は1,571円と発表されています。これは前年度と比べて54円もプラスしている数字なのです。(参考:エン・ジャパン「2019年4月度の三大都市圏の平均時給」)

派遣社員と言えばオフィスワーク系のイメージが強いですが、オフィスワーク系の平均時給は1,567円クリエイティブ系の平均時給は1,871円でした。

もし1,567円の時給で1日に8時間労働するとしたら、月給約27万円ですので、会社によっては正社員よりも収入が高いということも十分にあり得ます。

働く条件を家庭優先にすることができる

派遣は自分のライフスタイルに合わせた条件で働くことができますので、シングルマザーにも優しい仕組みになっています。

就業場所に子供の保育園の近くを選べば、保育園が閉まる時間ぎりぎりまで子供を預けて仕事をすることができますし、まだ子供が小さいうちは時短にして週4勤務にするといったことも可能です。

正社員に比べると残業がない

シングルマザーが正社員として働く上で、難しいのが残業になります。

保育園の時間によっては残業ができないという方もいますし、遅くまで預けることが可能だとしても子供のことを考えると預けたくないという方もいるでしょう。

ただ正社員で残業が一切できないとなると、正直仕事を見つけるのがかなり難しいわけではありませんが、倍率が高く、中々採用しては貰えません。

一方で派遣社員の場合、残業は正社員に比べてかなり少なく、最初の段階で残業なしの仕事を選ぶことが可能です。

子育てとの両立を考えた場合、正社員よりも派遣社員の方が働きやすさは勝るでしょう。

子供との時間を取りやすい

子供を優先した条件で派遣の仕事を選んだ場合、必然的に子供との時間を取りやすくなります。

例えば、週4で働いて週1で子供との時間を作ってあげたりすることも可能です。4時まで仕事をして早めに帰宅し、1時間は絶対に遊ぶ時間を確保するということもできます。

ママであれば一度は考える「子供との時間を優先すべきか、仕事をとるべきか」という選択。

よく「3歳になるまでは一緒にいてあげたい」という言葉を聞きますが、実際にそうしたいために派遣を選んでいる方もいるのです。

仕事は比較的簡単で、一度覚えてしまえば楽な作業が多い

派遣社員の仕事内容は、比較的簡単で繰り返し作業が多く「一度覚えてしまえば楽」という声が沢山挙がっています。

特に子供を優先したいシングルマザーの場合、仕事のやりがいを求めるというよりは「生計を立てる」方が優先なので、仕事の内容にこだわるママの方が少ないかもしれません。

そのため、一度覚えてしまえばその作業を淡々と繰り返すといった仕事が人気です。

派遣社員であれば、仕事で苦労せずに毎月の収入を得ることも可能なのです。

福利厚生の充実

派遣会社の中には福利厚生が充実しているところが多くあります。

例えば、ベビーシッターの割引制度や保育園の料金が割引さえる制度など、シングルマザーには助かる制度が豊富に用意されているのです。

加えて、休日に利用できるエステ・ネイルサロン・ヘアメイクといったリラクゼーションサービスの割引を用意している派遣会社もあるので、忙しくて自分のケアがおろそかになりがちなシングルマザーには嬉しい環境が充実しています。

スキルアップ・キャリアアップ研修が豊富

派遣会社で働けば、スキル・キャリアアップの研修を受けられるメリットがあるのです。

本来、仕事のスキルを身に付けよう考えた場合、費用を支払ってスクールなどに通う必要があります。

しかし、大手派遣会社になるとスキルアップ講座やキャリアアップ研修を実施しているため、無料で多くのスキル・知識が学べるのです。

仕事をしながら学べるので、少しずつステップアップして、より高い収入を得ることも可能となります。

副業がしやすい

派遣社員として自由な働き方をしながら、副業しているシングルマザーもいます。

正社員では「忙しさのあまり副業なんてできない」という方が多くいますが、派遣社員として時間調整しながら働けば、副業することだってできるのです。

厚生労働省の調査によると、平成28年度の時点で、働いているシングルマザーで副業しているという回答者の割合は8.4%です。

そのうちの6割は50万円未満の副業収入となっていて、平均年間副業収入は47万円となっています。この金額を単純に1か月に換算すると3万円。少ないように思えますが、3万円は生活費のなかで結構大きな役割を果たします。

(参考:厚生労働省「28年度全国ひとり親世帯等調査」)

シングルマザーが派遣社員で働くデメリット

次にデメリットを挙げていきましょう。

子供の学費や住居費等のお金を稼ぐのが難しい

正社員で働くシングルマザーに比べると、派遣社員で働くシングルマザーは年収がどうしても低くなってしまいます。

時給で換算すると派遣社員の方が高くなるといったこともありますが、正社員のようなボーナスや昇給がない分、長期的な目で見るとその差は非常に大きいです。

子供が大きくなればなる程、子供にかかる学費も高くなっていきますし、賃貸で家を借りている人は家賃も払わなければいけません。また、家を購入されている人は住宅ローンの返済にも追われますので、シングルマザーがずっと派遣社員でいるのも限界があるでしょう。

ただ、派遣社員として働きながら副業をしている場合であれば話は別です。

雇用が常に不安定で先行きが不安

シングルマザーは独身と違って子供を養っていく必要がありますから、雇用は安定するに越したことがありません。

しかし派遣には契約期間が定められているため、数カ月で職場が変わることも多いです。できるだけ長期の雇用で探したくても、中々良い案件がないという時期になると、仕方なく短期の派遣先を選ぶこともあるでしょう。

また、派遣社員には、たとえ大手の派遣先企業に就労してもその会社の経営が傾いた時には、最初に派遣切りされるというリスクがあります。

ただ現在の日本はかなりの人手不足の上、少子化もあってこの人手不足は続いていくだろうということを考えると、昔ほどは全く仕事を紹介して貰えなくなるということは少なく、安定性のリスクは減っているかと思います。

いくら頑張っても昇給やボーナスに繋がらない

派遣社員としてどれだけ頑張っても、たとえ派遣先の会社に貢献するようなことをしても、それがボーナスや昇給には繋がりません。

派遣先の企業からは「ありがとう」と言われて終わるだけです。「これが正社員だったらどうなっていたんだろう」と想像を巡らせることしかできません。

派遣社員の昇給は、3年近く同じ職場で働いてたとしても昇給額は100円にも満たないのが普通です。

同じ職場の正社員のボーナス時期が近づいてきて、周りが浮かれ始めると「自分には何の関係もない」と心の中で自分にいくら言い聞かせていても、その違いに虚しさを感じるかもしれません。

年齢とともに正社員に転職するだけでなく派遣先を見つけるのも困難

派遣社員には契約期間というものが付き物ですから、期間が終わるごとに職場を転々としなくてはいけません。

一般的に「年齢を重ねると転職が難しくなる」と言われていますが、言葉通り正社員になるのはまさに難関でしょう。しかし、派遣社員として次の派遣先を見つけるにしても同じように難関と言えるのです。

特に40代を超えた派遣社員の場合、年齢相応の積み上げてきたスキルがないと「是非うちの会社に来てください」と言われることは少ないでしょう。

しかし、自分が年齢を重ねるということは子供も大きくなっていますから、就労先がないのでは子供の将来にも影響が出てしまいます。

派遣でいる以上、年齢とともに雇用に対する不安は大きくなり、それは派遣先を変えるごとにさらに膨れてしまうのです。

シングルマザーは正社員・派遣社員のどちらがおすすめ?

シングルマザーの中には、「正社員と派遣はどっちが良いの?」と悩む方がいるでしょう。

この悩みを解決するには、正社員と派遣の特徴について理解を深める必要があります。

正社員の特徴 収入(年収)が良い
雇用が安定している
ボーナス・退職金がある
保険・福利厚生が充実している
各種手当がある(住宅手当など)
転職活動が難しい
仕事の責任が重い
拘束時間が長い・残業がある
派遣社員の特徴 趣味・プライベートを充実させやすい
子供との時間が作りやすい
時給がアルバイトやパートより高い
シフトの調整がしやすい
仕事の責任が軽い
雇用が不安定
ボーナス・退職金などがない

このように、正社員になると雇用や収入の安定を得る代わりに、子供との時間を犠牲にする必要があります。

反対に派遣社員を選ぶと、子供との時間を充実させる代わりに、雇用や収入といった面で不安が残るでしょう。

つまり、シングルマザーの方の希望を全てカバーする仕事はかなり難しいという現実があります。

中には正社員でありながらも福利厚生や社内制度が充実していて社内に託児所があったり、在宅勤務もできる会社もありますが、それは限られた会社のみとなるので現状では確実に子供との時間を確保するとなると正社員は少し厳しいです。

シングルマザーが派遣切りされることはあるのか

派遣の不安要素の一つでもある雇用については、派遣切りという言葉があります。

実際、シングルマザーで派遣として働いている方の中には、「いつか派遣切りされるのでは?」と不安に感じているでしょう。

確かに企業によっては、「小さい子供がいると急にきゃすむ恐れがある」や「急な退職が不安」などの懸念を抱く可能性があります。

しかし、シングルマザーであることをネガティブに考える必要はありません。

というのも、企業が社員を解雇するには正当な理由が必要だからです。

また、採用活動においてもシングルマザーという理由で不採用となるケースはほとんどないでしょう。

なぜなら、企業は良い仕事をしてくれる人材が必要で、チェックするのはあなたが働いたときに自社にもたらす利益やメリットだからです。

派遣として働く際は、シングルマザーだからと消極的にならずに、積極的に自分の意見を伝えて、会社に貢献できるように注視しましょう。

正社員と派遣の収入差を埋めるための対策

正社員と派遣の収入面を埋めるための対策としては、選ぶ職種を収入が高いものにすることです。

まずは職業別の平均時給を確認していきましょう。

職種 平均時給
オフィスワーク系 1,552円
営業・販売・サービス系 1,443円
クリエイティブ系 1,768円
IT系 2,098円
技術系 1,761円
医療・介護系 1,251円
その他 1,130円

参考:エン・ジャパン『エン派遣』三大都市圏の募集時平均時給レポート(2018年3月)

このように、職種別に平均時給を見るとIT系が高いのが分かります。

また、技術系やクリエイティブ系も比較的高い時給なので、もし自分のスキルを考えてIT系や技術系・クリエイティブ系に挑戦ができそうなのであれば時給の高いこの業界を狙ってみるのもおすすめです。

シングルマザーにおすすめの派遣の仕事4選

シングルマザーにおすすめの派遣を4つ挙げてみましょう。

  1. 一般事務(データ入力含める)
  2. コールセンター
  3. 工場
  4. WEBデザイナーなどの専門職

1.一般事務(データ入力含める)

1つ目のおすすめする仕事は一般事務です。

まず、派遣と言えばイメージの強い「一般事務」でしょう。実際に未経験OKの求人が多く、残業が少ない会社がほとんどなのでおすすめです。

特にデータ入力作業がメインの会社であれば、ひたすら入力していれば良いのであれこれ悩む必要なく、自分のペースで進めていけますし、タイピングに自信のある方は楽しめるでしょう。

2.コールセンター

2つ目におすすめする仕事はコールセンターです。

コールセンターは、年齢層も幅広いため子育て経験ありという方が多く、子育てに理解を示してくれやすいのでおすすめとなります。

また、職場の人数も多いため急な休みでも問題なく取らせてくれる会社がほとんどでしょう。つまり、一人欠けたところで問題なく仕事が回るのです。受信業務でなく営業の発信業務であれば、高い時給も狙えます。

3.工場

3つ目におすすめする仕事は工場勤務です。

単調な作業の繰り返しで梱包・仕分け・検品等の仕事を黙々とするので、コミュニケーションが苦手という人には良いでしょう。

また、パソコンスキルに自信がなくても問題なく、長期の仕事も多いのでシングルマザーにおすすめです。

4.WEBデザイナーなどの専門職

4つ目のおすすめする仕事はWEBデザイナー等の専門職です。

時給が高く、一度経験を積めば年齢がを重ねてもその技術を買ってもらえるので転職しやすいのがおすすめの理由になります。

やはり何かスキルがある人とない人とでは、将来の雇用の安定や経済面での安定も全然違います。

シングルマザーの6割は資格を活かして働いている

現代はどんな人でも「手に職がないと厳しい時代」です。

それがシングルマザーとなるとさらにその言葉が重く感じられるでしょう。

厚生労働省の調査によると、現在働いているシングルマザーで「資格を有している」と回答した人、その資格が今の職業に役立っている」と回答したのは全体の6割でした。(参考:厚生労働省「28年度全国ひとり親世帯等調査」)

シングルマザーで資格を役立てている職種は「作業療法士」が 100.0%、次に「看護師」が97.4%、准看護師が94.1%、介護福祉士が89.1%と、上位に入るのはどれも医療系の資格です。ただ、これら医療系の資格を有している方は、恐らくシングルマザーになる前から資格持っているのではないでしょうか。

また、派遣はオフィスワークの求人が多いことで知られていますが、オフィスワークで働いているシングルマザーで、簿記の資格を役立てている人は48.9%、パソコンの資格を役立てている方は55.5%と、二人に一人は資格を活かしている状況です。

会社に必要とされる人材になるには、やはり仕事に活かせる資格はあるに越したことはないでしょう。

子供の年齢によってはシングルマザーも派遣社員に向いている

ここまで、シングルマザーの年収等の一般的なデータや、派遣社員で働くことについてのメリット、デメリット、おすすめの仕事について説明してきました。

やはり経済面では安定しないのが派遣社員なのですが、ではシングルマザーに派遣社員向いていないのかと言われると、そんなこともありません。

何故なら子供の年齢によってはシングルマザーでも派遣社員が向いていることがあるからです。

例えば、子供が小学校に上がるのがまだまだ先の話だとなれば、学費面でまとまった出費をすることは当分ないでしょうから、今は派遣社員として働いて子供との時間を優先するのも一つの選択肢でしょう。

反対に、正社員になると確かに経済面では安定します。しかし、急な残業が入ってしまった際に保育園の迎えを親に頼まなければいけなかったり、子供の行事にも顔を出せなくなったりする可能性も高まります。

それなら子供が小学校や中学校に上がって「ママより友達と遊ぶ方が楽しい」という年齢になったら、正社員に転職してしっかり稼ぐという方が良いでしょう。

現在子供が小さいなら、経済面ではなく子供を優先して派遣社員を選ぶというのはありです。

人それぞれ価値観は違いますが、いずれにしても子供の年齢を考えて転職を進め、自分もスキルアップをして転職に強い人材になっていく必要があるでしょう。