派遣の時給1,500円は安い? 平均賃金や実際の満足度から妥当かどうか徹底検証

派遣社員の働き方

派遣で働くときに時給はどのくらいを希望しますか。

自分のスキルや経験、業務内容を考慮し、1,200円・1,500円・2,000円などそれぞれ希望する時給額があることでしょう。

派遣の仕事を探す上で、自分の希望時給と実際の時給に大きな差がありすぎることは不満につながってしまうこともあるため良くありません。

そのため、派遣の仕事を探す際には、まず平均時給がいくらなのか、自分はどのくらいの時給の仕事を求めているのかを明確にすることが大切です。

では、派遣の平均時給はいくらなのでしょうか? また、派遣では1,500円の時給は高いのでしょうか?

今回の記事では、派遣スタッフの平均時給をはじめ、派遣で1,500円は高いのか、などを徹底検証していきます。

派遣で働く際の時給の目安を知りたい方はもちろんのこと、派遣で働くか正社員で働くか悩んでいる方なども、派遣と正社員のそれぞれのメリット・デメリット、時給の目安などをチェックして、自分に合った働き方を見つけていきましょう。

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派遣の平均賃金は?

派遣社員の平均時給を知っていますか。

派遣の仕事は職種や経験・未経験などで多少時給に差がありますが、平均的な時給を知っておくことで仕事を探す際に参考にすることができます。

また、派遣には登録型派遣と常用雇用型派遣の2種類があり、その種類によっても時給が異なるため、働き方と時給を合わせてチェックしておくことも大切です。

ではまず、登録型派遣と常用雇用型派遣のそれぞれの平均時給をみていきましょう。

登録型派遣の平均時給

登録型派遣は、派遣会社と企業の間で契約している期間が、登録者と派遣会社との契約期間となる雇用スタイルとなっており、再度同じ派遣会社の雇用で就業したい場合は、改めて派遣会社と契約を結ぶようになります。

この登録型派遣の平均時給は以下のようになります。

1,000円未満 13.6%
1,000円~1,250円未満 38.6%
1,250円~1,500円未満 21.3%
1,500円~1,750円未満 16.6%
1,750円~2,000円未満 3.6%
2,000円~2,250円未満 1.6%
2,250円~2,500円未満 0.4%
2,500円~2,750円未満 0.3%
2,750円~3,000円未満 0.4%
3,000円以上 1.1%
不明 2.6%
登録型派遣の平均時給 1,296円

登録型派遣の一番多い時給は、全体の38.6%を占める1,000円~1,250円で、全体の平均は1,296円となります。

常用雇用型派遣の平均時給

常用雇用型派遣は、派遣会社との契約期間に定めがないため、派遣会社と一度雇用契約を結ぶと、派遣先の企業での雇用期間が終了しても、そのまま派遣会社との雇用契約は維持されます

また、給与体制は月給制となるため、次の派遣先が見つからない間も給料は発生する仕組みとなっています。

では、常用雇用型の派遣の平均時給をみていきましょう。

1,000円未満 15.6%
1,000円~1,250円未満 31.9%
1,250円~1,500円未満 20.8%
1,500円~1,750円未満 11.5%
1,750円~2,000円未満 4.9%
2,000円~2,250円未満 2.2%
2,250円~2,500円未満 1.7%
2,500円~2,750円未満 1.3%
2,750円~3,000円未満 0.8%
3,000円以上 5.1%
不明 4.3%
常用雇用型派遣の平均時給 1,442円

常用雇用型の派遣の全体の平均時給は1,444円となり、登録型の派遣よりも高時給となっています。

派遣で1,500円は高い方

前述で、登録型派遣と常用雇用型派遣の平均時給をみてきましたが、両者を合わせた全体の平均時給は1,363円となります

以上のことから、派遣で時給1,500円は高い方であるといえるでしょう。

時給1,500円の満足度は?

上記の検証で、派遣で時給1,500円は高い方であることがわかりましたが、実際に派遣で時給1,500円で働いた場合の満足度や評価はどうでしょうか?

時給が1,500円~1,750円未満の方の賃金に対する満足度・評価をまとめると下記のようになります。

満足している 38.7%
満足していない 36.4%
どちらともいえない 23.4%

満足している人が38.7%に対して、「満足していない」「どちらともいえない」と答えた方が59.8%、つまり約60%であることがわかります。

時給が1,500円は高時給であるのにも関わらず、満足していない、または、どちらでもない方が多いのはなぜでしょうか?

派遣で働いていて賃金(時給)に満足していない理由トップ3をみていきましょう。

ランキング 理由 割合
1位 派遣先で同じ業務を行う直接雇用者(正社員やパート)よりも賃金が低いから 27.3%
2位 業務量に見合った賃金でないから 23.9%
3位 自分の能力や職務内容に見合った賃金でないから 23.0%

賃金に満足していない理由トップ3をみていくと、派遣の仕事量や内容に見合った賃金でないことに不満を覚えている方が多いことがわかります。

そのことからも、派遣の仕事を選ぶ際は、仕事に見合う賃金(時給)であるか、が重要であるといえるでしょう。

では、次は「仕事に見合う時給かどうか」を派遣と正社員の賃金・仕事量で比較して検証していきます。

仕事に見合う時給かどうか

派遣先で正社員と同じ仕事をしているのに派遣は賃金が安い、ということは多くの派遣先であり得ることです。

また、正社員は、福利厚生や手当などが充実しているけれど、派遣は手当などが一切つかない、ということもあります。

このような現実を目の当たりにしたときに、正社員の方が賃金・手当が良いのであれば正社員で働いた方が得ではないのか、と考える方もいることでしょう。

正社員と派遣の仕事内容と手当について

正社員と派遣社員どっちが良いのか悩んでいる方は多いです。

そこでまずは派遣と正社員、どちらがメリットが大きいのかを比較するため、それぞれの業務の特徴と手当についてみていきましょう。

正社員の業務の特徴

責任ある仕事を行うことが多いがキャリアアップがしやすい

正社員は派遣社員の指導、管理や、その他責任ある仕事を任せられることが多いため、仕事の負荷は大きくなりますが、スキルアップやキャリアアップをしやすい特徴があります。

ジョブチェンジがある場合が多い

正社員は、一つの業務だけでなくさまざまな業務を任せられることが多々あります。

例えば、事務職で働いた場合、事務だけでなく企画や営業などの業務も行わなければならないケースが多くあります。また、事務よりも営業の仕事の方が比重が大きく、メインが営業となる可能性もあるでしょう。

このように、正社員はジョブチェンジがある可能性が高い特徴があります。

正社員の手当

各種手当が充実している

正社員雇用の場合、資格手当や住宅手当、家族手当、残業手当などのさまざまな手当が充実しています。

基本給に加え、手当があることで月収が増えるため、収入の安定は正社員の大きなメリットといえるでしょう。

昇給、賞与などスキルに合わせた賃金をもらえる

正社員で仕事を探す場合には、昇給・賞与の有無は大きなポイントとなります。

昇給・賞与は会社が社員の能力や働きぶりを評価して支給されるもののため、評価給は正社員のスキルアップやモチベーションアップにも大きな影響を与えるでしょう。

派遣の業務内容の特徴

事務系の仕事が多い

派遣の仕事は、事務職や製造、システム開発などさまざまな職種がありますが、派遣労働者が就業している事業所において、派遣労働者が就業している業務についてをみると、「一般事務」が33.1%と最も高く、次いで「事務用機器操作」が19.1%となっています。

また、派遣の仕事は事務系が約52%を占めていることからも、派遣労働者は事務業務を任される傾向にあることがわかります。

責任の伴わない仕事がほとんど

派遣は派遣会社から派遣されて仕事をするため、基本的には責任が伴う仕事を任せられることはありません。

責任の負荷がないため気軽であるメリットがありますが、同じ業務を淡々とこなすような仕事が多い傾向にあるため、スキルアップやキャリアアップなどを求めている方はつらい面もあるでしょう。

派遣の手当

各種手当はつかないことが多い

派遣のデメリットは、各種手当がつかないことです。例えば、多くの資格を持っていても資格手当をもらうことはできません。

また、家族手当・住宅手当などもつかないため、扶養する家族がいる方などで派遣を考えている方は手当がないことは覚悟しておきましょう。

では、派遣の手当の支給・実施状況の割合はどのくらいなのか、を以下の表でみていきましょう。

手当・各種制度 支給・実施率
通勤手当 50.8%
賞与・一時金 19.5%
昇給 15.0%

派遣スタッフは通勤手当が支給される割合は50%程度で、賞与・昇給に関しては20%以下という結果となっています。

これに対して、正社員は通勤手当・賞与・昇給がつく場合がほとんどのため、たとえ同じ業務内容であったとしても派遣か正社員かの違いだけで年収に大きく影響が出てくる可能性が高いでしょう。

昇給、賞与はない

派遣は基本的に昇給・賞与がありません。

派遣先の会社の正社員と同じ業務をしていて、正社員に昇給・賞与があっても派遣は昇給・賞与をもらうことはできないため、評価給を希望する方は派遣よりも正社員で働くことを考えた方がよいでしょう。

福利厚生や社会保険がある派遣会社もある

基本的に派遣は最低限の福利厚生と社会保険であることが多いのですが、派遣会社によっては、しっかりとした福利厚生と社会保険を設けている場合もあります。

派遣で働きたいけれど社会保険には加入しておきたい、などの希望がある方は、派遣会社選びの際に、福利厚生と社会保険の有無を確認するようにしましょう。

派遣スタッフの今後の働き方の展望は?

派遣スタッフとして働いてみて、派遣の仕事を続けたい、または、パートや正社員で働きたいなど、それぞれの希望が出てくるのではないでしょうか。

現在、派遣で働いている派遣スタッフが今後どのような働き方を希望しているのか? の調査を行ったところ、以下のような結果となりました。

派遣スタッフ以外(正社員・パート等)の就業形態で働きたい 48.9%
派遣スタッフとして働きたい 26.8%
その他 22.9%

参考:厚生労働省 「平成29年派遣労働者実態調査の概況」

上記の結果から、派遣スタッフで働いている方で正社員やパートで働きたいと考えている方が50%近くいることがわかります。

また、その50%の方に、どのような就業形態で働きたいか更に調査をしたところ、以下のようになりました。

正社員として働きたい 80.8%
正社員以外の就業形態で働きたい 11.0%
その他 7.8%

上記の調査から、現在派遣で働いていて、今後働き方を変えたいと思っている人の多くは正社員を希望する傾向にあることがわかります。

また、派遣は事務系の案件が多いため、事務職を希望しているけど経験がないから正社員に応募するのはためらってしまう、という方などは、派遣で経験を積んでいずれは正社員にチャレンジするのもよい選択といえるでしょう。

派遣スタッフのメリット・デメリット

派遣と正社員、それぞれの特徴をみてきましたが、今後派遣で働きたいと思っている方は、派遣のメリットとデメリットを把握した上で自分に合った働き方を選択することが大切です。

では、派遣のメリット・デメリットをそれぞれみていきましょう。

メリット

希望に合わせて仕事を選べる

派遣の大きなメリットは、自分の希望する仕事を選ぶことができる点です。

特に派遣は、事務系やIT系、工場系の仕事が多くあるため、特にそれらの職種を希望する方は派遣で希望を叶えることができるでしょう。

また自宅からそう離れていない会社や勤務したい地域から探すこともできるため、通勤時間を決めてから選べるのも良いところでしょう。

残業が発生しにくい

派遣は、派遣会社と契約を結び、派遣会社から給料が支払われるため、派遣先の正社員より残業が発生しにくい傾向にあります。

プライベートや趣味の時間を確保したい方などは、残業が少ない派遣の働き方が合っているでしょう。

責任が伴わない

派遣のよいところは、仕事において責任が伴わないことです。

正社員は会社に直接雇用されているため、業務や人材教育などにおいて責任が伴うことが多くありますが、派遣はそのような責任がないため、気軽に働くことができるメリットがあります。

デメリット

雇用が不安定

登録型派遣は法律上で1回の契約期間は3年を超えてはならないと決められています。

そのため、1回の派遣契約は最長3年で、その後、再度契約のし直し、仕事の探し直しをしなければなりません。

このように、雇用が不安定である点が派遣の大きなデメリットです。

賃金や手当の条件が不利

正社員と比較すると、派遣社員は手当や福利厚生などの条件の面で劣ることが多くあります。

そのため、業務内容が派遣先の会社の正社員とほぼ変わらない場合は、正社員の方がメリットが大きいといえるでしょう。

正社員雇用よりも給料が少ない

派遣は時給制のため、月給は多くなりますが、年収で見ると正社員よりも劣ります。

賞与や昇給もなく、交通費支給もないため総支給額は絶対的に正社員の方が高くなります。

派遣は業務内容と時給が見合っているかが大切

派遣で働きたい方が押さえておく一番のポイントは、仕事内容と時給が見合っているか、です。

派遣の平均時給は1,363円であるため、時給1,500円以上は高時給といえます。

しかし、時給1,500円で働く派遣スタッフの満足度をみると、約60%の方が満足していない、またはどちらともいない、と答えています。

その中で一番多い理由は、業務内容に時給が見合っていないから、という調査結果となりました。

このような現状から派遣で働く際には、時給だけなく派遣先の業務内容や業務量もチェックしておくことが大切であるといえるでしょう。

また、派遣は手当や賞与などがついていないことがほとんどのため、総支給額が正社員よりも圧倒的に劣ってしまいます。

そのことも踏まえて、派遣で働くか、派遣以外の就業形態(正社員やパート)で働くかを選択するようにしましょう。