派遣で働きだしたけれど放置されて辞めたい時にすべきこと、辞めたいと思ったら違う派遣先に行くのもあり

派遣社員の悩み

派遣社員で先輩や上司から「放置される」という話は聞いたことがありますか。

私は実際に派遣社員だった時に放置されたことがあるので、その時の暇疲れや辛さを覚えています。「どうやって時間を潰そう」と考え、午後はひたすら眠気との闘いです。

「時間が勿体ないとは、まさにこのこと」という感じになり、何とかできないものかと悩んでいました。

このように、派遣社員は雇われたものの何故か放置されて辞めたくなることも実は結構多いのです。

本記事では、放置しやすい派遣先と放置されやすい人にはどんな特徴があるのか、また放置されて辞めたくなってしまった派遣社員はどうしたら良いのかを考え、前向きな提案をしていきたいと思います。

派遣社員を放置しやすい派遣先の特徴は?

派遣社員を放置しやすい派遣先は主に以下の5つの特徴があると考えられます。

  • 正社員が忙しすぎて派遣の教育にまで手が回らない会社
  • 指示を出す上司が数人に限られている会社
  • 派遣社員を見下げていて、放置しても問題ないとする会社
  • 派遣社員を初めて依頼した等、派遣の扱いに慣れていない会社
  • 繁忙期が来る前に派遣社員を雇った会社

では、この5つの点に対して具体的に以下で見ていきましょう。

正社員が忙しすぎて、派遣の教育にまで手が回らない会社

まず第一に、正社員が忙しすぎる会社です。

正社員一人ひとりが抱える仕事量は膨大で、常に自分の仕事に追われているような状態だと、派遣を雇ったものの派遣の教育にまで手が回らないという実態があります。

この場合、正直言って派遣に仕事を教えている時間なんてなく、その時間すら命取りだと思う正社員も多いです。

ただ第三者からすると「せっかく派遣を雇ったからには使わないと逆に勿体ないのに」というような気がしますよね。

「教えなくては派遣は仕事ができないまま」、「でも教えていたら自分の仕事に手が付かなくなってしまう」。派遣社員を要請した忙しい会社の正社員サイドからすれば、常にこの2つの葛藤に苦しんでいるのでしょう。

指示を出す上司が数人に限られている会社

指示を出す上司が数人しかいない会社だと、その上司の動きに合わせてしか仕事を教えてもらえないので、中々つかまらない時は放置状態が長く続くことがあります。

私も実際に派遣をしていた頃、業務を支持してくれる上司が2人しかいませんでした。

しかもそのうちの一人が出張の日もあり「明日は○○さんしか教えられる人がいないから、わからないことがあったら何とかつかまえて聞いて」と言われる始末。

もちろん分からないことだらけなのでその都度聞きたいのですが、その上司も忙しいため中々職場に居ないことが多く、仕事が一向に進みませんでした。

また、毎朝「私は今日この時間に教育できるよ。そっちは?」という上司同士の打ち合わせが聞こえて、なんとか派遣に教育時間を設けようとしてくれるのですが「3時からはどっちも手が空かないから悪いけど自習してて」と言われることもあり、1日に数時間は放置状態となってしまうことも多かったです。

正直なところ「もっと教えてくれる人が多かったら助かるのにね」と派遣同士で話題になっていました。

派遣社員を見下げていて、放置しても問題ないとする会社

派遣社員のことをはじめから見下げて差別するような会社では、派遣社員を平気で放置します

私の友人の話ですが、派遣社員としてある中小企業に入社したら、同時期に入った新卒者に対する態度と自分への態度が明らかに違う先輩が多かったそうです。

仕事の指示を仰いでも、新卒者には丁寧に教えてあげるのに、派遣には厳しく「今までの会社ではどうしてきたの?これぐらいわかるよね?」と言われてしまい、それ以上いけない空気が出ていると…。しかも陰で「派遣なんてどうせすぐ辞めるんだから、大してい教えることないよね。面倒だから放置、放置。」と笑っているのが聞こえたようで、その友人は入社して2週間ですでに辞めたいと言っていました。

こんなのパワハラだと思いませんか。会社側も最初から派遣社員に長く勤めてもらおうという気持ちがないようですね。

しかし、当然このような会社では派遣は持ちません。派遣が入社してもすぐ辞めて、また新しい派遣が入って…の繰り返しになります。

結局は、派遣を雑に扱う正社員がそのような負のサイクルを作っているのにそれに気づかず「派遣はすぐ辞めるから詳しく教えたところで無駄」と思われ、また放置が続くのです。

派遣社員を初めて依頼した等、派遣の扱いに慣れていない会社

派遣社員というのは、言ってしまえば急に入ってきた外部の人間に当たります。

中には派遣社員を雇うことに慣れていない会社、特に初めて派遣を依頼したという中小企業も少なくありません。

そういう会社では派遣法の知識も浅く、派遣社員に指示を出すことに慣れていない場合も多いです。

そのため派遣社員の扱いがわからず、そもそも派遣の仕事と正社員の仕事の分業がされていなく、マニュアルすらないという会社も。

このような派遣先では、「まずはこれをやってもらおうかな」という感じで簡単な業務からスタートし、教えてくれている最中に正社員同士が「これも派遣さんに頼んでいいんだよね?」という風に確認し合いながら教える場面も多く見られます。

つまり指示を出す側もどこまでが派遣の仕事としていいのかが不明瞭なため、結果として頼まれる仕事量が少なく、やることがなくなり放置に繋がってしまうのです。

繁忙期が来る前に派遣社員を雇った会社

最後に、繁忙期が来る前に派遣社員を雇う会社もあります。

会社側は繁忙期が来る前に仕事を教えようと派遣を雇うのですが、実際のところ繁忙期が来てみないと教えられないといった業務もあるので、繁忙期が来るまでの期間、業務量は非常に少なく早い段階で終わってしまうことがほとんどです。

こういった会社だと初日から放置されたという人も多く、繁忙期までの毎日のように放置が続くため「辛い、もう辞めたい」となってしまいます。

派遣先に放置されやすい人の特徴は?

派遣社員を放置しやすい派遣先には特徴があるように、放置されやすい人にもそれなりの特徴があります。

ここでは放置されやすい人の特徴をいくつか挙げていきます。

  1. 自分の意見を言えない
  2. 話しかけられるとおどおどする
  3. 仕事の容量が悪い
  4. 仕事に対して消極的
  5. 妙にプライドが高い

結論から言うと、上記5点の全てに共通して言えることは「人をイライラさせやすい人」ということでしょう。

この中でも一番ターゲットになりやすいのは、1番目の自分の意見を言えない人です。「この人は何をしても意見を言わないから大丈夫」と甘く見られ、故意的に放置されやすくなります。

2番目の話しかけるとおどおどする人もまた、コミュニケーション能力が低いと思われて無意識に「話かけないでオーラ」が出ていますので、放置されやすいでしょう。

3番目の仕事の容量が悪い人は、言われたことをスピードを意識してテキパキやらなかったり、忘れやすいのにメモを取らないで上司に同じことを言わせたりしてしまい、イライラの地雷に触れてしまうため放置されやすくなります。

4番目の仕事に対する姿勢が消極的というのは、自ら仕事を探さずに与えられた仕事のみ、簡単な仕事しかを引き受けない人です。

最後に妙にプライドが高いのもまた、上司をイライラさせてしまいます。例えば少しのミスも絶対に認めず中々謝らない人っていますよね。

実際に私が派遣だった頃の会社で、違う派遣会社から派遣されてきた二人がいたのですが、上司が仕事を頼んでも「その業務は契約にないのでやらなくていいと言われています。」とはっきりと言い、暇な時間を持て余しておしゃべりばかりしていました。

上司や先輩が「あの二人は自分から仕事をしないし、言われたことしかやらないから全然使えない。」と怒っていたのを見たことがあります。結果、この二人は上司や先輩から放置されていました。これは仕事に対して消極的かつ妙にプライドが高いに当てはまりますよね。

もちろん契約上の内容をやるのは当たり前ですが、手が空いているのなら他の仕事を積極的に手伝う姿勢を見せるのも大事です。

このように、上司や先輩をイライラさせる自ら放置されやすい状況を引き寄せてしまうので注意が必要ですね。

正社員に放置されたの対処法は

派遣社員を放置する派遣先には主に5つの特徴がありましたが、放置されるには主に3つのパターンがあったことに気づいたでしょうか。

  • 会社が忙しくて放置されているパターン
  • 仕事がなくて放置されているパターン
  • 故意的に放置されているパターン

上記それぞれのケースによって、派遣社員が感じる辛さは違ってきます。

  • 早く仕事を覚えたいのに覚えられない、会社の役に立てていないという辛さ
  • もっと仕事がしたいのに時間を持て余している辛さ
  • 雑に扱われることに対しての辛さ

中々仕事を教えてもらえずに放置され「自分は役に立たない」という気持ちになってしまうのも辛いですが、やはり一番きついのは故意的に放置される=雑に扱われることの辛さではないでしょうか。

では自分が放置されてしまった場合、どのようにその状態から抜け出せばよいのか、また放置されて辞めたくなってしまった時はどう対処すれば良いのか具体的に考えていきましょう。

会社が忙しくて放置されている場合

まずは、会社が忙しくて放置されている場合の対処法から考えていきます。

教えてもらった業務で出来ることがあればやってみる

教えてもらった業務を実践出来そうであればやってみると良いでしょう。

ただ、実践してみるとさらに上司に聞かないといけないことが出てきたりすることもありますよね。

その際は、「すみません。これを実際にやってみたのですがここが分からないので教えて頂けますか?」と聞くことで、案外教えてくれたりします。

どんなに忙しくても、実際に取り掛かってしまった仕事については、よほどのことがない限り放置されることはあまり考えられません。

もし本当に忙しければ「今日はこの作業をやらなくてもいいよ」と言われるでしょうから、とりあえず出来る仕事はやってみましょう。

自習時間で自社に対する知識を深める

会社自体が忙しくて放置されているのであれば、とりあえず自習するくらいしか思いつかないですよね。

この場合、まずは自社に対する知識を深めて会社の仕組みをもっと理解しましょう。

派遣社員は今まで全く知らなかった業界に行くことも多々ありますが、厳しい採用試験に合格して入るといったことがほぼないため、自社の知識が浅い場合も少なくありません。

私も「自習してて」と言われたまま放置され、一向に仕事がなさそうなのでほぼ1日中自習していたことがあります。

まずは会社のパンフレットやホームページに目を通し、一般顧客でもわかるようなことから知識を入れていきました。

自社の勉強をすることで自分の業務がその一部であるということが改めて分かりますし、自分の業務がその後どのような流れになっていくかが理解できるようになります。

もしかするとその知識が今後の業務で活かされることもあるかもしれません。自分の業務と関係ないからといって周りに興味を示さないのではなく、せっかく縁があった会社なのですから会社自体に興味を示していきましょう。

パソコンスキルを磨く等スキルアップの時間にする

営業など、パソコンスキルとは全く関係のない業務の人には通用しませんが、パソコンスキルが必要不可欠という派遣社員も多いですよね。

そんな人は空いた時間にエクセルやワード、マクロなどのパソコンスキルを自習する時間を設けると、今後の業務に役立てられるかもしれません。

仕事がなくて放置されている場合

次に、仕事自体がなくて放置されている場合の対処法を挙げてみます。

自分から声を挙げて積極的に仕事をもらう

手が空いているのですが、何をしたら良いでしょうか?何か手伝えることはありませんか?

もし自分の仕事がなくて放置された場合は、まず上司や先輩に積極的に仕事をもらいに行きましょう。

ここで上司や先輩に仕事をもらいに行くことで、仕事に対する姿勢が積極的であるか否か評価されることにも繋がります。

そして、頼まれた仕事が終わってまた暇になってしまったら、再度「他に何かありませんか?」と声をかけてみましょう。

しつこいかもしれませんが、放置されても全く仕事をもらいに来る様子がない派遣よりは、何回も来るけど仕事に対して積極的な派遣の方が気に入られます。

中には雑務ばかりを頼まれて「こんなことまで?」と思うこともあるでしょうが、暇すぎて辛いよりは良いでしょう。

私の場合も放置された時は上司の様子を遠目から確認して、今なら声をかけても良さそうというタイミングを見計らって1時間半に1回くらいは声をかけていました。

自分から声をかけると案外仕事が出てくることも多いです。私の場合も沢山声をかけていたら、そのうち先輩が思いついたかのように「そしたらこれをやってもらおう!」と大量の仕事を任されました。

自分から声を発したものの「結構多いな」と思ったのも本音ですが、暇過ぎてきついよりは少しでも会社の役に立てたほうが良いですよね。

また、どんなに声をかけても仕事がなければ、前項のように自社の勉強やスキルアップの時間を設けるのも良いでしょう。

故意的に放置されている場合

これが一番つらい放置ですよね。派遣社員を雑に扱うケースは案外多いと聞きます。

ここからは、せっかく仕事を覚えたくても教えてくれない、そんな時の対処法を以下に挙げてみましょう。

放置が長すぎる場合は自己主張をしてみることも大事

もしも上司や先輩の元に仕事をもらいに行っても仕事をもらえず、放置期間が何日も続くようであれば自己主張をしてみることも大事です。

「私はいつになったら仕事が出来そうですか?何の役にも立てず、時間を持て余しているのが申し訳なくて…。」と、聞きたいことは聞くけれど低姿勢でいくと好印象でしょう。

「この人はちゃんと発言が出来る」ということを示すことで、放置させたままではいけないと思ってくれることもあります。

開き直ってみるのもありかも

会社の人が故意的に仕事をくれないのであれば、いっその事開き直ってしまうのもありかなと個人的には思います。

少しの間休憩時間を取って社内を歩いてみる、インターネットをしてみるなど。

ただ、これは仕事をもらうという姿勢を見せてから。仕事をもらいに行かずにこんなことをしたら、放置している方が悪くても「サボっている感」が強くなり、印象が悪くなります。

もし先輩に何か言われたとしたら「仕事がなくて時間を持て余しているんです。何か私に出来ることないでしょうか。」と聞きましょう。

そもそも仕事がほしいと言っているのに与えないのは会社側に落ち度があります。

ただ派遣社員は時給制なので、すごく暇だとしても給料は発生していますから、むしろラッキーくらいに思って何とか暇潰しをして過ごすのもありでしょう。

私の場合は、自分から仕事がないか上司に確認しましたが、何もなかったので自習しかやることがなく、一応勉強していましたが、やはり午後はどうしても睡魔が押し寄せてくるので、うたた寝もしてしまいました。

派遣社員の場合、沢山働いても働かなくても給料は同じなので、スキルが身に付けられるような仕事でなければ今は体力温存の時期だと思って開き直ってみましょう。

あまりにも放置がひどければ早めに転職を

何日間も放置されている上に、仕事をもらいに行ってもあからさまに嫌な態度を取られたり、仕事を教えてもらっていないのに「こんなことも分からないの」などと言われることがあります。

もぉこっちは忙しくて派遣に全部教えてる暇はないの!ちょっとは自分で進めてよね!大体なんで私が教えなきゃいけないのよ!

 

すみません…。(誰かに仕事を教えてもらいたいだけなのに…。これって私が悪いの?)

もし理不尽に怒られたり、ずっと放置状態であれば派遣会社に相談しましょう。

このままいたって仕事を覚えられるわけがありませんし、放置するくらいなら何故派遣を依頼したのか疑問です。

放置してくる会社で働いてもメリットは何もありません。

しかも、ただ暇というならまだしも、仕事を教えてもらうときに自分は悪くないのに嫌な態度をとられたりする等、無駄に嫌な気持ちになるなら尚更、そんな会社で働き続ける意味がありません。早い段階で職場を変えたほうが良いでしょう。

派遣会社に相談すればおそらく別の会社を紹介して貰えます。

ただ、辞める理由に注意して伝えなければいけません。何故なら自分が不利になることがあるからです。

例えば「ずっと放置されていて暇で、先輩の口調も気に入らないし辞めたい」とダイレクトに言ってしまうと、ただの文句のように受け取られてしまって自分の印象が悪くなることも考えられます。

「今後も何かにつけて文句を言って転々と職を変えるタイプ」だと思われたら、仕事の紹介すらされなくなってしまうかもしれません。

放置状態かつ、改善してもらえないという状態であることを派遣担当者に相談し、出来ることなら派遣先を変えてもらいたいとはっきり伝えた方が良いでしょう。

派遣会社が頼りなければ、他の派遣会社に登録して転職を図る

派遣会社によっては放置を相談しても「何とか契約終了まで頑張ってください」ということもあり得ます。

つまり派遣会社自体が良くないところだと、派遣先の会社との関係を良好にしたいあまりに派遣社員の気持ちを汲み取ってくれないことも少なくないのです。

派遣会社自体が良くなかった場合、今回は契約を終了出来てもまた放置するような会社を紹介してくる可能性もありますよね。

ですから派遣会社の対応がいまいち納得できないものであれば、派遣会社自体を変えてみるのがお勧めです。

最後に

派遣社員が放置されることは意外に多く、その理由の一つとしては「会社が忙しすぎること」が挙げられましたね。

最初のうちは勇気を出して自己主張してみたり、開き直ってみて改善を図るのが良いと思いでしょう。

ただ、放置する会社には2つのパターンがあり、「放置し続けることに罪悪感がある会社」と「罪悪感すらなく、むしろ派遣社員を雑に扱う会社」とに分かれます。

前者であれば何度でも「自ら仕事をもらいに行く」姿勢でいれば、いずれ仕事をもらえますが、一方で後者になると、仕事をもらいにいくことがまるで迷惑をかけているかのように嫌がられます。その場合はもう会社自体に問題がありますので、派遣会社に相談して早々と転職の方向で進めていきましょう。