派遣社員は使い捨ての存在?上手く使って使い捨ての存在にならないようにするにはどうする?

派遣社員の悩み

「派遣は所詮、使い捨てだから」なんていう言葉があるのは知っていますか。そんな酷い言葉があるなんて信じられないという方もいるでしょう。しかし、実際にそのような扱いを受けたという声があるのです。

派遣は使い捨てだなんて、まるで雑巾のような言い方ですよね。ここでは派遣の使い捨て事情について説明します。

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※1 2020年5月

派遣社員は使い捨ての存在?

派遣社員が「使い捨ての存在」とは、何故言われるようになったのでしょう。
確かに、派遣社員は正社員とは違いますので、期間に定めがあります。
それが根底にあるのか、会社によっては派遣社員を差別したり、安い時給なのにボロボロになるまで仕事をふんだんに与えてこき使い、派遣を使えるだけ使った後で契約を更新せずに切るのです
ここで言う「使い捨て」の意味は、ティッシュのようなもので「使用者(派遣先)の都合の良いように使うだけ使われて、あとはポイっと捨てられるだけ」ということになります。
最近では派遣社員の方が正社員よりも多い会社もありますが、特にそのような会社では、上司に嫌われたり、仕事の出来が悪いと判断された場合はすぐに契約を切られてしまうとことも少なくありません。
ここからは、派遣が使い捨てと言われる原因や実態などを紹介していきます。

派遣が使い捨てされる理由

派遣が使い捨てされる理由はやはり、「派遣には絶対に契約期間があり、終わりがある」ということが大きな部分を占めていると思います。
また、契約期間に定めがあるため、会社側は派遣社員を育てる必要性も感じていません
このことから、派遣は使い捨て扱いされるようになったと言えるでしょう。

長い付き合いではなく、いつかはいなくなる人たちだから

派遣の仕事は契約期間がある為、更新はあったとしてもずっとは続きません。いつかは終わるのです。長期働けるという保障はどこにもありません。「いつかはいなくなる人たち」という扱いを受けます。

例えば、会社で主催されるイベントにも派遣社員は呼ばれないことがあるのです。会社主催のイベントと言えば新年会や忘年会、会社によってはお花見やビアガーデンなどがあるでしょう。

実際、私の場合も最初の頃は派遣社員は呼ばれませんでした。「出席者名簿に〇×をつけてください」と朝礼で正社員が言っていたので名簿を見てみると、その名簿に派遣社員の名前は誰一人として載っていなかったのです。特別参加したいわけではなかったのですが、「派遣ってこういう扱いを受けるんだ」と疎外感を感じたのを覚えています。

ただ、最初は3か月もすれば上司と仲良くなれたので、派遣社員もイベントに呼ばれるようになりました。それが良いのか悪いのかはまた別ですが、もともと派遣は社員とは全く別のくくりなのでしょう。

もちろん逆パターンもあります。行きたくもないのにイベントに強制参加させられ、高い会費を払わされるということで悩む派遣社員も少なくありません。

ただ、同じ空間にいても「派遣さん」と「正社員」間の壁はとても厚いように感じました。

というのも、派遣社員は3年もすれば違う職場に行かなくてはいけないルールなので、長い付き合いになるはずがないことは正社員もよく分かっています。(派遣の3年ルールについてはこちらから

私も入社直後から職場の人たちに「今の派遣さんたちはいつまで~?」と聞かれることが度々ありました。

派遣はあくまでも同じ仕事仲間ではなく、期間限定の「助っ人」なのです。
そういうわけで、会社によっては派遣社員のことを「期限があるし、使えるうちに使っておこう」と雑に扱う傾向があります。
例えば、正社員が嫌な仕事、雑用などを出来るだけ派遣に押し付ようとし、「要するに派遣は使い捨てなんだ」と感じるのでしょう。

派遣社員はスキルアップしないし、できないから

派遣はあくまでも、「今の」スキルが即戦力です。今の状態で働いてくれさえすれば良いのです。長期的な目で見られていないので、派遣個人に対してのスキルアップの期待すらされていません。

例えば正社員のように長く雇用されるのであれば、会社側も研修費などの社員育成に投資してくれるでしょう。会社側にしても、社員のスキルアップを図らないと会社の利益に繋がらないのですから。長い目で見ると、コストをかけてでも会社の利益を生む社員に育てたいと思いますよね。

一方、派遣社員はいつかいなくなる存在ですから、投資したところでコストの無駄です。派遣社員のスキル向上のための研修制度があったり指導を受ける機会は一切与えられません。

ただ、派遣社員の場合は何もないかというと、そうでもありません。派遣会社側で基礎的なスキルアップ講座等を用意していますので、家にいながらして受講することは可能です。

しかし実際のところ、基礎的なスキルを求める会社があるでしょうか。基礎的スキルは持っていて当たり前という会社が多く、そもそも基礎的スキルを持っていなければ採用にすらならないケースが多いです。

また、たとえ基礎的スキルがなくて未経験OKの職場でも、仕事が始まってしまえばそんな講座を受ける余裕はありません。

それに、派遣先からも期間限定として扱われていますし、長期居られるという保障はどこにもないのですから「この会社のためにスキルアップを図りたい」なんていう気持ちが湧くでしょうか…想像できますね。

また、研修制度だけに限らず、会社側としても、育てる必要性も感じていないし、育てる意識もありませんそういうこともあって、派遣社員は実務経験者として仕事をすることになり、雑用含む簡単な仕事ばかりという部分が大きいのです。

実際どんな風に使い捨て扱いを受けているの?その実態とは

派遣は使い捨てだと感じた人は、実際どんな風に使い捨て扱いを受けたのでしょうか。

「社員がしたくないような仕事は何でも派遣に押し付けてくる」とか、仕事を初めて間もない人でも、「代わりはいくらでもいるから仕事が辛かったら無理しないでって遠回しに先輩に言われた」なんて声も聞きます。

実際のところどうなのでしょうか。

派遣はただの便利屋

派遣社員になって驚いたのは、何でも派遣に頼めばいいと思っている社員が多いこと。雑用はじめ、責任ある仕事まで…。私がやっちゃっていいの?知らないよ?って思いながらやってるけど…。

派遣社員に頼まれる仕事は、契約時の業務内容以外にも実は沢山あります。

もちろん派遣社員にも、もともとすべき業務があるので、決められた時間内でこなさないといけません。しかし、「これも頼んじゃっていい?」と社員に言われることもしばしば。上司に言われて断れるわけないですよね。派遣は使い捨てって言葉が妙にしっくりきます。

たとえ業務内容に沿っていないにしても、社会人として、すぐに派遣会社にクレームをつけるわけにもいきません。それに多少は想定内でしょうから、仕方ないと思って引き受けざるを得ませんよね。

簡単な雑用はもちろん、中には取引先との交渉やクレーム処理など責任ある仕事まで押し付けてくる会社まであります。

私も実際に会社の仕組みに対するクレームを受け、その対応をさせられました。こんなこと、正社員が代わってくれたら良いのにと思いました。

本来であれば、派遣社員が責任問題を問われるようなことに口を挟むべきではないのでしょうが…。

要するに派遣社員は何でも屋さん、便利屋さんなのでになってしまっているのが実態です。

ある日突然の契約終了もアリ…解雇対象ナンバーワンの派遣

会社の経営がいよいよ傾いてきたからって、私たち派遣が真っ先に解雇されました。時給も良かったし職場も居心地が良かったのにこんなことになるとは…。

そりゃそうだろ。所詮派遣は使い捨てなんだから。

会社の景気に左右されるのは、まず派遣社員でしょう。もしも会社の経営が傾き始めて、コスト削減を図ることになった場合に、正社員から首を切る会社がどこにあるでしょうか。派遣なら遠慮なく首を切れますし、再度経営が安定してきて人手不足になった時にまた雇えば良いのです。代わりはいくらでもいるのですから。

「いつでも」契約を終了できる派遣は、真っ先にリストラ対象になりますよね。都合が良い時は雇われ、都合が悪くなればすぐに切られてしまう。まさに使い捨て扱いですね。

派遣にお金はかけられない…数年いても昇給は微々たるもの。

派遣社員として同じ会社に3年務めたとしても、上がった時給は50円。それでもいい方ですと言われる現状です。

派遣の昇給は基本的に、自ら言わないと難しいでしょう。また、1年くらいでは話にならないでしょうから、せめて2、3年勤務してから派遣会社に「これだけのスキルを身に付けました。今では当初よりもこんなに仕事を任されています」などと具体的に主張して、交渉してみるのが良いですが、期待はできません。

会社からすれば「同じ人に昇給を図るのではなく、同じ条件で働いてくれる人をまた雇いたい」のです。特別あなたがいいなんていうことは、よっぽどのあなたが有能な派遣社員でない限り難しいでしょう。

では、実際にどのくらいの昇給額なのか、厚生労働省のデータを見てみました。(参考:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」)

このデータでは雇用形態別の賃金比較をしています。

例えば正社員の20代前半と50代後半で比べてみましょう。正社員の場合、20代前半の平均賃金は約21万円。それに対し、50代後半では平均賃金は約40万円に上がっています。

つまり正社員の場合、35年間も勤務すれば給料は約2倍に昇給していると言えるでしょう。

一方、派遣も含む正社員・正職員以外の場合、20代前半の平均賃金は約18万円。50代後半では平均賃金は約20万円です。なんと35年間もの年月が過ぎても、昇給はたったの2万円ということが分かりました。何とも正社員とは比にならない昇給額ですね。

要するに、派遣は居ても数年単位で職場を転々とするから条件もその都度変わるし、昇給させる必要がないということなのでしょうか…。

この昇給額の差はリアルに使い捨て感が出ています。

でも本当に使い捨てされてばかりなの?メリットは一切なし?

派遣は使い捨てされてばかりで、メリットは一つもないのでしょうか。

いえ、そんなことはありません。もちろん派遣にもメリットはあります。

  • スキルアップできる
  • 自分の希望に合った条件の仕事ができる(時給・勤務地・労働時間)
  • プライベートに仕事を持ち込むことがなく働ける
  • 自分のライフスタイルに合わせて働ける(イベントなどにも参加しやすい)
  • 他の雇用形態に比べて時給が高いことが多い

主なメリットは上記に挙げましたが、今回はスキルアップに重点をおいて説明します。

派遣だってスキルアップが出来る

派遣社員だってスキルアップが出来ます。
3年ルールによって3年の間に転々と場所を変えなくてはいけませんが、同じ職種に絞って働くことは可能ですので、ずっと一つの職種に従事して経験を積むことが出来ますね。
また、「使い捨てされるばかりでは将来が不安、もっと安定したいからスキルを磨きたい」という気持ちがあれば、様々な分野でのスキルアップも可能になります。
何故なら大手の派遣会社では、スキルアップのためのキャリアカウンセリングや様々な育成研修・セミナー制度が充実しているからです。
会社によっても内容は違いますが、充実した育成制度を設けている会社も多いです。
基本的な内容例を以下に挙げてみましょう。
  • ビジネスマナー研修
  • 電話応対マナー研修
  • Excel研修
  • Word研修
  • Access研修
  • PowerPoint研修 etc…
上記以外にも、派遣会社によっては他にもプログラミングや英語、資格取得支援など専門性の高い研修制度を設けている場合があります。
しかも、中には外部のスクールと提携し、キャリアアップ補助金が出ることもあるのです。この研修制度の中身は派遣会社によって違いますので、自分の派遣会社に確認してみましょう。
また、この制度はアルバイトやパートは受けることが出来ません。アルバイト・パートの人が自分のスキルアップを図ろうと思っても、すべて1から自分の力だけでなんとか勉強しなくてはいけないのです。
しかし、派遣にはこのような充実した研修制度やセミナーなどが用意されています。
そう考えると、上手に利用した者勝ちですよね。このようなチャンスを逃さずスキルアップしていくことで、今よりも好条件の仕事を紹介してもらえる可能性が高くなります。
現在の派遣先では、契約更新ごとに担当者が派遣先に訪問しに来るので、その際にスキルアップに積極的に取り組んでいることをアピールして、より好条件の仕事を紹介してもらえるように頑張りたいですね。

派遣が使い捨てにされずスキルアップしていく為に必要なこと

ここで改めて「使い捨て」の意味を考えてみますが、遣社員は3年ルールによって、職場にいられる最大の期間が3年間と決められています。
このルールは誰にも変えられませんから、3年経ってしまう前に契約終了となることが殆どですので、3年以内にポイっと捨てられてしまうのです。
となると、派遣は絶対に使い捨てにされるものという割り切りも必要ですね。
では、そこからどうしていけば良いでしょうか。

スキルアップやキャリアプランを立てて仕事を選択する

どうしたって「派遣は使い捨てられても仕方ないもの」なのであれば、あとは自分でスキルアップなり、キャリアプランを立てて仕事を選択していくことが重要となります。
もし何か月後もしくは何年後にはこんな仕事に就いていたい、安定していたいというような目標があれば、その仕事に就けるために今から努力するのです。
例えば今の業務が好きで、これからもその道のエキスパートとして有能な派遣社員になりたいと思うのであれば、積極的にセミナー等に参加するなどして、今よりも1、2段階スキルアップする必要がありますよね。
また、資格を持っているからこそ働けるような専門職での派遣社員を目指すのであれば、その仕事に就くために資格を取らなくてはいけません。資格を取ることによって派遣社員から直接雇用を目指したり、もともと直接雇用を積極的に行っている会社には資格を取っていることで自信を持って応募したりも出来ます。
スキルアップを図ることで自分の幅がぐんと広がり、視野も広がるでしょう。
そして、「目標を実現させるための今」ならば、あえてまた派遣を選ぶこともありですね。
例えば、自分のキャリアプランを立てた時に、IT系のプログラマーとして働きたいと思ったとします。その為には専門知識と技術が必要ですよね。
その目標を達成する為に、今は派遣社員として働き、業務内容としては出来るだけ負担がかからないような単純作業のものをあえて選びます。
そして帰宅してからは、自分のスキルアップのためにフリーソフトでプログラムの勉強に打ち込んだり、有料のものを購入して熱心に取り組むのも非常に良いことです。
いずれにしても、このまま無意識にただ今の状態を続けるのではなく、上を目指して帰宅後や休日にはスキルアップに時間を費やしてみましょう。
また、いずれ就きたい業界がある場合でも、果たして本当に自分に合っているかわからないのであれば、あえて派遣社員としてその業界に短期的に近づいてみるのもありです。
派遣は絶対に期間限定なのですから、そのシステムを大いに活用しつつ、今後のスキルアップやキャリアプランを立てていきましょう。

スキルアップ途中で気持ちが後ろ向きになってしまったら

ここで補足ですが、スキルアップに取り組んでいる途中でも、気持ちが後ろ向きになってしまうということは誰にでもあるものです。

もしモチベーションが下がってしまった場合、どのように考え方を前向きにすれば良いのでしょう。

そんな時は、今後の目標を見直すことをお勧めします。目標が高すぎるとどうしても諦めたくなってしまいますよね。ですから少しハードルを下げて「とりあえず今はここまで頑張ろう。その次はここまで。」というように、細かく小さな目標を設定していく方が達成しやすいでしょう。

ただ、前向きになったところで使い捨てにされる事実は変わりません。だからと言ってずっと暗くなっていても良いことは一つもないですよね。

「今の仕事は次の段階にいくための繋ぎ」だということを思い出して、また前向きになりましょう。着実に一歩ずつ進む努力が必要なのです。

使い捨ての先に「目標」があれば、必ず前に進めます。

派遣元、派遣先の会社の選び方。スキルアップや直接雇用がある会社は?

派遣として使い捨てされて終わりたくない、スキルアップや直接雇用に繋げたい。
でもそれってただの運ではないかと思う人もいることでしょう。

しかし、実際は運ではなく派遣元や派遣会社の選び方次第で変わるものです。

ここでは前もってどんな会社を選ぶべきなのか、またその逆はどんな会社なのかを説明します。

派遣元は大手でスキルアップを目指す。担当者との相性も大事

派遣元は大手を選んだ方が良いでしょう。それは、圧倒的な求人数を抱えていたり、派遣先も大手企業が多く、また福利厚生も充実しているからです。

また、厚生労働省で認可されている派遣会社かどうかも重要なポイントになります。国で認可されている派遣会社は法律を重んじるので、法律違反になるようなリスクのあることを自ら行わないともいえるでしょう。

しかし、大手の派遣会社でも担当者によっては対応が全然違います。

例えば私の知人の話ですが、大手派遣会社から直接雇用が前提の仕事を紹介されましたが、面接日の前日になっても連絡が来ない為、飛行機のチケットを取り損ねました。そして問合わせると「面接は無くなりました。」とあっさり言われてしまったのです。

そんなはずはないと思って直接派遣先に電話を掛けると、「ついさっき、派遣会社から応募者の都合によって面接キャンセルの連絡を受けた」と言われ、勝手に自分が面接をドタキャンしたことになっていたと発覚しました。結果として知人は、派遣会社を通さずに直接面接してもらうことが出来、なんと正社員で雇ってもらったので逆に良かったのですが。

その他にも、紹介された会社に応募したのに担当者から連絡が来ないので、他にも応募したかった求人を諦めた挙句、やっと電話が来た頃には「すでに決まっていました」で終わりだったなんて話もあります。

派遣会社の担当者が「忘れやすい」、「適当」ということは結構聞くので注意が必要です。

ただ、基本的には派遣会社は大手を選ぶと良いでしょう。

使い捨てにならないために、直接雇用に積極的な会社を選ぶ

使い捨てにならないためには、派遣先の会社も十分に選ぶ必要があります。特に、直接雇用を積極的に行っている会社を選びましょう。
最近では、外資系企業やベンチャー企業のように実績重視の企業では、有能な派遣社員を積極的に直接雇用しています。
このような会社会社で働けば将来的に安定性がありますし、直接雇用される可能性があるのでモチベーションも上がりますよね。
また、会社側もいずれ社員に採用するに適している派遣社員かどうかを見極める必要がありますので、使い捨てとして雑に扱うことはせず、それよりも派遣社員としてのスキルや働きぶり等が判断されます。
この、直接雇用が前提の派遣の形態は紹介予定派遣と呼ばれ、最長6カ月の派遣期間を終えた後に、双方の合意があればそのまま直接雇用に変わります。(紹介予定派遣についてはこちら)。
まずは紹介予定派遣で、業務内容や職場環境の良し悪しを確認するために派遣されても良いのではないでしょうか。
そして派遣先が良い職場で、そのまま直接雇用を望む場合は、仕事をこなす姿勢や周りとのコミュニケーション能力などを派遣期間中に上司にアピールしましょう。
私が派遣社員だった時の経験から言えるのは「ただの派遣」と思われるか「出来る派遣」と思われるかによって、正社員の派遣社員に対する扱いが大分変わるということです。
私の場合は紹介予定派遣ではありませんでしたが、与えられた仕事をきちんとこなし、且つ手が空いた時は上司に手伝えることがないか聞き、率先して仕事の幅を広げていました。
その結果「出来る派遣」のイメージになったようで、上司に気に入られました。そして最終的には会社から「期限なしで、辞めたいときに辞めてもいいからずっと居てくれませんか」と打診されたのです。
しかも「なんならうちの正社員になれないか掛け合ってあげようか」とまで言われました。私の場合は断りましたが、仕事を頑張っていればそんなこともあります。
このように、直接雇用前提の派遣ではなくても直接雇用の話が出る場合もあるのですから、最初から直接雇用のチャンスが与えられる会社を選ぶに越したことはありません。

派遣を使い捨てにする会社の傾向は?注意すべきポイント

使い捨てで終わらないために、前もって気を付けることはあるのでしょうか。

実は派遣先選びの際に注意すべきポイントがあります。

主に以下の3つのどれかに当てはまる会社は、派遣を使い捨てする傾向があるので注意が必要です。

顔合わせや面談もなく、書類だけで即採用する会社

派遣社員として就労する前に、「顔合わせ」や「面談」というのを行う企業は意外に多いものです。この「顔合わせ」や「面談」では、派遣社員と会社側が面談をし、その派遣社員がどんなスキルを持っているか、自己紹介でどれだけ自己PRができるか等を見られたり、派遣社員側にとっても会社の雰囲気等を知る機会を設けるのです。(派遣の顔合わせ・面談についてはこちらから

しかし、顔合わせや面談をせずとも書類選考だけで即採用という会社は、その派遣社員がどんな人物であろうが興味を持っていません。

「とりあえず誰でもいいから早く来て」という姿勢を見せている会社は派遣の使い捨て傾向があり、業績や予算に応じてすぐに切り捨てるでしょう。

一方で、採用するに当たり厳しく選考を進める会社は派遣を使い捨てしない傾向にあるでしょう。出来るだけ更新をかけて、長く勤めてもらいたいという意向が見えますよね。

未経験OKで派遣社員を大量に採用する会社

業界未経験でもOKで、しかも大量に派遣社員を募集している会社は使い捨て傾向が強いかもしれません。また、年中募集している会社も怪しいですね。

大量に未経験者を募集するということは、言ってしまえば「誰にでもできる仕事」なので、派遣社員の入れ替わりは頻繁に起こっていて、最初から「辞めようが続けようが構わない」という姿勢なのです。

一方で、採用人数が少なく、ある程度の業界経験やスキルを求める会社は派遣を使い捨てしない傾向にあると言えるでしょう。専門性があり「出来る派遣」は残したいのですから、雑に扱うことはありません。

実力主義を掲げる会社

「実績を出すことが全て」の外資系企業やベンチャー企業では、「数字をたたき出さなくては使い物にならない」という方針です。

恐らく派遣だけに限らず正社員でも同様でしょうが、派遣社員であれば特に、情なんていうものは通用しません。結果が悪ければ最初の更新で即首を切られるでしょう。

しかし、こういった外資系企業やベンチャー企業は、業績重視なだけに、有能な派遣社員であれば直接雇用も積極的に行っている会社も多いでしょう。何故なら、派遣に対する仕事内容が明確であり、雑用ばかりではないからです。また、時給設定が高めの会社も少なくないでしょう。

ただ、派遣社員だとしても仕事の責任が重い為に、安易に休みにくく残業も多いことがあります。もし家庭との両立を考えて派遣を選ぶのでしたら、あまりお勧めは出来ません。

最後に

今回は、派遣は本当に使い捨てされるのかというテーマで書きました。実態として、派遣を使い捨てのように扱う会社はあるということでしたね。

派遣を使い捨て扱いする会社かどうか、就労前に見極めることは非常に大切なことです。そして、ある程度「使い捨てされるもの」と割り切っておけば、使い捨て扱いされた時でも翻弄されずにいられるでしょう。

今派遣として働いているのは、今後の目標設定のためです。数年後、自分はどんな風に働いていたいか、しっかりと考えていきたいですね。

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