10代で派遣社員は待遇は良い方? 福利厚生なども含めて正社員と比較

派遣社員の働き方

10代で派遣社員として働くことを考えている方は、基本的な疑問として10代でも派遣社員になれるのか、若年層における正社員と派遣社員の給与を比較した上で派遣社員にどの程度メリットがあるか気になる時があります。

20代前半では場合によっては、派遣社員の方が給与面が良いケースもあり、長い目で見た時にどう判断するか大切です。

このコラムでは、10代の派遣社員の待遇やメリットについて、福利厚生も含めて正社員と比較して解説します。

10代でも派遣社員になれるのか

まずは10代で派遣社員になれるのかについて簡単におさらいをします。

派遣会社への登録自体に年齢制限はない

10でも派遣会社に登録する自体には年齢制限はないです。

10代でも派遣会社に登録は可能で、派遣社員として働くには募集要項を満たしていれば働けます。

10代の派遣社員の方は、社会で即戦力として通用するようなパソコンスキルなどがあると有利でしょう。

例えばパソコンスキルは、ただデーター入力ができるだけでも事務職の派遣の仕事があります。

派遣社員の募集要項を見てみると、実務経験がある方を対象としているものと、未経験の初心者でも応募できる案件があるので自分にあった案件に応募するのが10代の方が派遣社員として働くポイントでしょう。

自分で派遣の案件を探してみて自分にぴったりと言える様な案件がなくても、経験を積む考えで派遣社員としての仕事を始めるのも良いでしょう。

応募条件には年齢、実務経験年数、資格の有無などがある

10代の方が派遣社員となる時の注意点として、応募条件があります。

例えば、17歳の高校生の場合は、「18歳以上・高校生不可」の案件には応募できません。

年齢の他実務経験の年数、資格の有無などの条件により、10代ではどうしても無理な案件もありますが、未経験・初心者でも大丈夫な案件なら応募が可能です。

未経験者でも良い案件は、経験がないことを気にすることはなく、応募した後の面談でも積極的にやる気などをアピールできると良いです。

大切なことは、未経験者や初心者の応募が可能な案件は、どの様なことを初心者に期待しているかある程度理解して応募することで、スムーズに派遣契約を結ぶことができるでしょう。

若年層の派遣社員と正社員の給与を比較

派遣社員になる時に気になるのは給料の話。

正社員とどのくらい開きがあるのでしょうか。

派遣社員と正社員の給与の違い

派遣社員はパートやアルバイトよりも時給が良いですが、その理由は即戦力として契約しているのが派遣社員であることも関係しています。

アルバイトなどは経験や知識がなくても採用されて、働く中で研修を受けて仕事をしていくのに対して、派遣社員は一定の知識や経験があることを前提に仕事を任される場合があり時給がアルバイトよりも高く設定されています。

正社員と派遣社員の給与を比べてみると、毎月の給与で正社員の方が良いだけでなく賞与などが派遣社員にはないので、年収で比べると正社員と給与は、派遣社員よりもかなり高くなります。

20歳から24歳、25歳から29歳の正社員・正職員と、正社員・正職員以外の賃金を比較

厚生労働省の雇用形態別の賃金によると、20歳から24歳の正社員・正職員と正社員・正職員以外の賃金は、正社員・正職員が20万8千円であるのに対して、正社員・正職員以外の賃金は18万2千円となっています。

また、25歳から29歳までの賃金は、正社員・正職員で24万3千円になり、正社員・正職員以外では20万円という結果になっています。

20歳から24歳、25歳から29歳の両方の年齢で正社員・正職員の賃金が高くなっていて、年齢が高くなるにつれて賃金の差が大きくなっていることがわかります。

注意点として、派遣社員として働く地域や業種によっては、派遣社員の方が給与が高くなるケースもあるので気を付けましょう。

年齢 正社員・正職員の賃金 正社員・正職員以外の賃金
20歳~24歳 20万8千円 18万2千円
25歳~29歳 24万3千円 20万円

25~29歳は若干開きはありますが、20~24歳、更に10代となると賃金の差は少なくなります。

そのため、10代のうちに正社員で働きたい会社が見つからない場合は派遣社員をしつつ、スキルアップをしていくことを目指すのもありでしょう。

年代を追っていくと正社員は50代まで給与が上がり続け派遣社員はあまり大きな変化はない

派遣社員と正社員の年代別の給与を見てみると、正社員では50代まで順調に給与が上がり続け、派遣社員はそれほど大きな変化がないことがわかります。

派遣社員の平均年収も若干上がってはいますが、数万円程度となり、正社員のように数百万円単位で年収は伸びていません。

当然、派遣社員方の中にはスキルレベルが高く、年々年収が上がっていく方もいますが、誰しもがそうはいきません。

業種別の給与の違いはどうか

業種別に正社員・正職員と派遣社員を含む正社員・正職員以外の給与を見てみると、下記の様に全体的に専門的な技術やサービスを行う業種が最も高いです。

派遣社員での情報通信業は、テレマーケティングや携帯基地局設置業務、通信インフラ会社の事務などがあり、他の業種より稼げる傾向となっています。

情報通信業は、IT化がより推進されていく中で今後も一定の賃金が期待される業種でしょう。

派遣社員として長期に渡って仕事をしたいと考えている方は、情報通信業に関係するパソコンスキルの向上などを常に意識して勉強していくと、将来の安定した収入につながる可能性が高いでしょう。

派遣社員としてWord、Excel、PowerPointなどの基本的なパソコンスキルだけでなく、実務経験を積むことで、もしも正社員などにチャレンジしたいと思った時にすぐに応募条件に合った求人を見つけることも可能です。

派遣社員の方で一番賃金の高い学術研究・専門・技術サービスの中に設計などの仕事も含まれますが、機械設計などはCADの資格と実務経験を積むことで自分の設計のスキルを他の方に評価してもらいやすいので、派遣契約の更新や正社員への応募の際にアピールできる仕事と言えるでしょう。

正社員・正職員の賃金の高い業種

  1. 教育・学習支援業
  2. 金融・保険業
  3. 情報通信業
正社員・正職員以外の賃金の高い業種

  1. 学術研究・専門・技術サービス業
  2. 建設業
  3. 情報通信業

福利厚生などその他の待遇面の比較

正社員・派遣会社共に福利厚生の内容は会社により異なり、一般的には正社員の方が手厚い福利厚生だと言われますが、働きやすさを意識しているのは派遣会社も同じです。

派遣会社のパソナでは、育児サポートや家事代行サービスなども完備しているので、忙しい女性も安心して仕事ができるでしょう。

パソナでは健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険の社会保険を完備していて、それぞれの保険に加入要件や加入日が決められているので確認してみると良いでしょう。

労災保険については、就業が決定して契約のある方は全員加入対象となるので安心です。

他のパソナの福利厚生には、有給休暇、医療・健康サポート、相談窓口、パソナで働く女性向けローンなどがあるので必要に応じてサービスを利用するのもおすすめです。

参考元:パソナの「福利厚生」

10代の派遣社員にはどんなメリットがあるのか

①給与は派遣の方が低いが、派遣にはメリットもある

10代の方が派遣社員として働くメリットとしては、給与は正社員よりも低いですが若い頃に貴重な仕事の経験を積むことができることが挙げられます。

たとえ給料が低くても自分にとってのメリットが大きいと判断する10代の方は、派遣社員で働いてみる価値はあるでしょう。

最近では、終身雇用も難しくなってきた状況では、最終的に信用できるのは自分の経験であったり知識であることが多いです。

派遣社員で給料が多少低くても若い頃に仕事を経験しておくことで、その後の人生で余裕を持って仕事をし続けることも可能でしょう。

②様々な業界・職種を経験できる

派遣社員として10代で仕事をすることで様々な業界・職種を経験できるメリットがああります。

若い頃は、自分がどの仕事に適しているか判断するのが困難なケースあるので、派遣社員として色々な業界・職種を経験しておくことで、長期的に継続して働く仕事を見つけることも可能です。

1つの業界・職種だけで仕事をしていると、外から見た時に自分のしている仕事がどの様なものなのか理解できないこともありますが、色々仕事を経験すればそれぞれの業界・職種の違いを判断できるので視野が広くなります。

③自分に合う働き方ができる

自分に合う働き方をしたい10代の方には、派遣社員はワークライフバランスがとりやすいので良いでしょう。

特に10代の方は仕事以外で何かやりたいことがあったりするので、派遣社員を選択してフルタイムとは違って短めの時間で仕事をすることで、仕事以外のことに時間を割くことがでます。

ワークライフバランスは、仕事だけが充実していれば良い訳ではないので私生活もしっかりと送れるようにする意味でも、派遣社員で働くメリットはあります。

仕事以外のことで自分の才能を見出すことができて、その結果それが仕事につながることもあるのでワークライフバランスをとることは大切でしょう。

④合わない職場は契約更新をしない選択もあり

10代で派遣社員で働くメリットとして、合わない職場は契約更新をしない選択があります。

正社員であれば、基本的にずっと同じ職場で働くケースが多く、部署を異動しても同じ様な環境であったりしますが、派遣社員の場合契約更新をしなければ他の派遣先で仕事をすることが可能です。

気分を変えて新しい職場で派遣社員として働くことができれば、仕事自体を無理なく継続できるメリットがあります。

もしも派遣先を変えたいと思った時は、契約更新までの期間を待てば良いので、少しの我慢で済むこともあるでしょう。

派遣先で契約更新をしたくないと考えたら、早い段階で派遣元の派遣会社に、今の派遣先では契約更新をしないで新しい派遣先を希望すると伝えておけば手続きもスムーズでしょう。

⑤個人では入社できないような大手企業にも派遣として働ける

10代で派遣社員で働くケースでは、個人では入社できない様な大手企業でも働ける点があります

大手企業では様々な仕事内容があり、中小企業では経験できない仕事もありますが、派遣社員として大企業でしか経験できない仕事をすることで、貴重な知識やスキルを見つけることができます。

そのスキルを見つけていれば、派遣社員としても幅広い仕事内容に対応できるので、安定して仕事を続けられるメリットがあります。

また、正社員などで雇用されることを予定した上で大手企業で派遣社員として働く紹介予定派遣の制度があるので、大手企業で仕事を続けて次のステップとして派遣先の会社の正社員になることも可能です。

10代の派遣社員のメリットを生かした働き方がおすすめ

派遣社員として働くことは、給与面だけを見れば正社員に劣りますが正社員にはできない経験ができるのが強みです。

長い目で見れば正社員の方が有利と考えても、10代の時に正社員か派遣社員かを選ぶのはケースバイケースと言えます。

若い時は色々な知識やスキルを吸収しやすいので、派遣社員として色々な職場を経験することは、将来の自分のための自信につながることもあります。

大切なことは、それぞれの価値観を持ってワークワイフバランスをとりながら充実した仕事と生活を送れれば良く、派遣社員とそれ以外の働き方の広い視野をもって自分に合った働き方をするのがおすすめです。