契約社員から正社員になる方法、正社員登用って本当にある?やっぱり難しいから転職した方がいい?

契約社員

「いずれ正社員になりたい」と思っている人は沢山います。

中には「募集時に正社員登用ありとなっていたから、期待しながら契約社員として働いている」という人もいるでしょう。

長年契約社員として働いて「準社員」として契約を結ぶというケースもありますが、これは正社員ではありません。

では、契約社員から正社員になるにはどうすれば良いのでしょうか。

本記事では、契約社員から正社員になるための方法や、そもそも契約社員と正社員との違いは何か、また実際に試験を受ける際の書類の書き方や受かるコツなどを詳しく説明していきます。

 

すぐに正社員になりたいと考えている方は契約社員からの正社員登用ではなく転職サイトなどを利用して正社員を目指す方がおすすめです。

正社員登用制度は合格まで時間がかかり、仮に正社員登用制度が社内規定にあっても実際に登用を行わない企業も多くあるからです。

今までの自分の経歴やスキルが不安という方でも、リクルートエージェントなどの掲載している求人数が多い大手転職サイトを利用すれば「未経験OK」の求人を多く見つけることができます。

中には非公開求人などもありますので、まずは登録をしてみてどのような求人があるのかチェックをしてみましょう。

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契約社員と正社員の大きな違いは待遇面にある

契約社員と正社員の大きな違いは主に待遇面にあります。以下に5つを違いを挙げてみましょう。

  1. 基本給
  2. 賞与
  3. 昇給
  4. 退職金
  5. 福利厚生

最初に、基本給です。正社員になると基本給が高くなることも多いでしょう。ただ、会社によっては正社員よりも契約社員の方が良いこともあります。

ただ年齢が高くなればなるほど正社員と契約社員の基本給の差は広がっていく傾向が強いです。

2番目に賞与です。正社員には賞与があることが多いですが、契約社員だとないところも少なくありません。

例えば基本給がどちらも20万円だとしても、賞与1か月分が年に2回出る正社員であれば、年収は40万円も違います。しかもこの賞与は勤続年数や評価が上がるほどに増えていく傾向にあるのです。

3番目に昇給ですが、契約社員でも会社によっては昇給制度がある会社もありますよね。しかし昇給額は正社員に比べて低く、その違いは厚生労働省のデータを見ると一目瞭然です。

厚生労働省のデータによると、例えば50代後半の正社員は、20代前半の正社員に比べると平均賃金が約2倍になっているのに対し、契約社員含む「非正規社員」では、平均賃金は約20万円しか上がっていないことが分かります。(参考:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」)

4番目に退職金ですが、契約社員に退職金はありません。

正社員でも会社によっては制度を設けていないところもありますが、勤続年数が長くなると退職金が出るといった会社が約8割を占めています。

そういった会社で10年勤務した場合、最低でも100万円は見込めるでしょう。

最後の福利厚生に関しては、契約社員の時は一般的な「社会保険、有給、産休、育休」はありますが、正社員になるとそれ以外にも、住宅手当や社宅、人間ドックなどの健康診断、レジャー割引などが利用できることがあるのです。

このように比較すると、契約社員と正社員との待遇面の違いは大きいということが分かるでしょう。

契約社員から正社員になる方法は大きく分けて2つある

では、正社員から契約社員になるにはどのような方法があるのでしょうか。

それは主に以下の2つに分かれます。

  1. 今の会社で正社員登用を目指す
  2. 違う会社で正社員を目指す

上記2つのケースによって行動が変わってきますので、以下で具体的に見ていきましょう。

今の会社で正社員登用を目指す

最初に、今の会社で正社員登用を目指す場合についてです。

雇用契約書に正社員登用ありと記載されているかを確認する

まずは雇用契約書に「正社員登用あり」となっているか確認が必要です。

もしかすると、正社員登用時期も書かれているかもしれません。

契約書に正社員登用制度の記載がないようであれば、正社員になるのは難しい可能性が高いです

しかし、過去の事例で契約社員から正社員になった人がいれば、確率はゼロではないと言えるでしょう。

ただ、中には「正社員登用あり」となっていても、実は過去の事例では1回しかなく、ほぼ無理という会社もありますので、採用実績の確認が大事です。

契約更新のタイミングで会社に交渉する

正社員登用がありになっている場合、もしくは雇用契約書に正社員登用時期が記載されているにも関わらず声がかからないといった時も、まずは会社に交渉しなくては始まりません。

交渉のタイミングとしては、契約更新が近づいてきた時が一番良いでしょう。

しかし、契約を延長するのが当たり前のようになっていて、「はい」と簡単に雇用契約書を渡してくる会社もあります。

あまり派遣社員に対してサポートするという意識がない会社は条件面で話し合う機会も少なく、いつもの流れという形で形式的に進んでしまうことも珍しくありません。

しかし、こうなっては交渉話を持ち掛けられませんので、契約更新が近づく少し前に「契約のことで相談したいことあるのですが、お時間を取って頂けないでしょうか。」と言って時間を設けてもらいましょう。

5年間働いて無期雇用になる

改正労働契約法という法律により、5年間同じ会社で働くと無期雇用契約を希望することができます。これは通称5年ルールと呼ばれているものです。(参考:厚生労働省「有期契約労働者の無期転換ポータルサポート」)

しかも契約社員が無期雇用転換を希望した場合、会社側は断ることができません。その理由で解雇されたらそれは違法(不当解雇)になります。

ただし無期雇用の場合でも、正社員になれるとは限りませんので、「正社員としての無期雇用転換を希望します」と交渉してみるしかないでしょう。

尚、この無期雇用転換は会社から言ってくるものではありません。自分から申し出しない限りはずっと契約社員のままなので注意が必要です。

ただ、会社側から5年経つ前に「契約更新をしない」と言われることがあります。いわゆる「雇止め」とよばれているものです。

しかし、急に「更新年数は4年まで」、「更新回数に上限を設ける」などと会社から言われた場合、それは合理的な理由ではないので本来は雇止めが認められません。(参考:厚生労働省「無期転換ルールに関する雇止めの状況等について」

ただ実際のところ、何だかんだと理由をつけて5年経つ前に雇止めする会社が非常に多いです。

違う会社で正社員を目指す

続いて、違う会社で正社員を目指す場合について説明します。

転職活動をする

まずは一から転職活動をする方法です。良い条件のところが見つかれば早速書類を準備しましょう。

大手企業の正社員を目指すとなれば、それ相応の学歴や経歴がないと厳しく全然仕事が決まらないということも大いにありますので覚悟が必要です。

それに比べると、中小企業の正社員を目指す方がまだ試験に受かりやすいと言えるでしょう。

紹介予定派遣を利用して派遣先の直接雇用を目指す

紹介予定派遣とは、派遣先の会社で直接雇用されることが前提で派遣されるという派遣形態になります。

しかも雇用期間は最大でも6ヶ月以内と決められているので、遅くとも半年後には派遣先に入社できます。

ただ、派遣先の会社で派遣社員として働いてみて、双方の合意がなければ直接雇用にはなりません。

もし職場が自分には合わないとなった場合は断れますし、その反対ということもあり得ます。

この紹介予定派遣は大手の会社の求人も多く、自分で転職活動をするよりは大手の会社で働ける可能性が高くなるのが良いところでしょう。

紹介予定派遣で働くには、派遣会社に登録する必要があります。そして紹介予定派遣で働きたいと担当者に言うだけで、条件に見合った仕事が紹介されるのでおすすめです。

正社員登用ありの会社が、実際に正社員登用している割合

「正社員登用ありという会社で働いているから、絶対にいつかは正社員登用されるはず。」と思って期待しながら働いている契約社員は多いでしょう。

しかし、実際に正社員に登用された人はいるのか、正社員になれる確率を知りたいですよね。

では「正社員登用あり」という会社で働く契約社員が、実際に正社員に転換される割合についてデータを見てみましょう。(参考:厚生労働省「正社員登用制度の導入状況」

このデータによると「正社員登用制度がある会社」と「ない会社」が同じくらいの割合を占めていることが分かります。

また「登用制度がある」と答えた会社のうち、実際は正社員への転換実績がない会社が15.9%も存在していますから、契約社員側からすると騙された気になるのではないでしょうか。

また、参考資料によると「正社員登用制度を検討していない理由」で一番多かったのは「正規社員への転換はコストが上昇するから」という答えでした。

恐らく、先ほどの「実際は転換実績がない」と答えた15.9%の会社も、コストがかかるというのを懸念してあえて転換していないのが実態なのでしょう。

しかし全体的には、正社員登用制度がある会社のうち、転換実績は少ないながらも約80%の確率で「正社員への転換をしている」ということが分かりました

契約社員から正社員になりたくないと断る人もいる、その理由は

契約社員と正社員の大きな違いや、正社員になる方法を見ていくと「もう気持ちは正社員を目指す方向で固まっている」という方もいると思います。

もちろん待遇面だけで正社員と比較すると、賞与や昇給、退職金など良いところばかりです。

しかし、数年同じ会社で勤めている契約社員の場合「この会社の正社員はこんな感じなんだ」というのが分かるので「正社員になりたい」と感じる人もいれば「こんな感じなら正社員になりたくない」と感じる人も多いです。

実際に、正社員にならないかという声がかかっても、あえて断る人がいます。

正社員になることは良いこともありますが、デメリットもあるからです。

ここからは契約社員が正社員になることのデメリットについて説明します。

基本給が下がるから

契約社員として働いて4年や5年が経過したとしても、正社員になった途端に1年目としてに計算され、基本給を下げられることがあります。

「自分の働きぶりも知っているだろうにこの給料か…」と肩を落とす人も少なくありません。

ただ、あくまでも一時的に下がっただけで、次第に上がっていくことが明らかであったり、福利厚生を考えるとメリットが増えるということもあるので、一概に基本給だけでは判断しないようにしましょう。

残業が増えるから

契約社員の時は残業が少なく、あっても月に10時間以内で済んだのに、正社員になったら急に残業が30時間に増え、しかもほとんどがサービス残業ということもあります。

また、企業が忙しくなればなるほど正社員と契約社員とで残業時間に差がつき、「契約社員の方が良かった」と後悔することもあるかもしれません。

休日出勤が増えるから

契約社員の時にはほとんどなかった休日出勤が、正社員になった途端に増えるということもあります。

また、休日出勤しても「代わりに水曜日休んで」と言って振替休日を取ることになれば割増賃金は発生しませんので、何だか損をした気分になるでしょう。

「休みの日も出勤するなんて考えられない」という人には相当きついでしょう。

待遇が大して変わらないから

契約社員から正社員になったとしても、待遇が前と大して変わらないといった場合もあります。

賞与や昇給も微々たるもので退職金もないという会社では、何のために正社員になったのか分からなくなってしまいます。

会社によっては正社員と言いつつ「準社員」というくくりにされて、実際は正社員とは違い、賞与も昇給もなしというところも。

正社員とは呼べないし、むしろ残業だけ増えたなんていうことになるなら、契約社員のままでいる方が良いに決まっています。

担当する業務を変えられてしまうから

「これからもこの業務をやりたいから正社員になりたい」と思っていたのに、実際に正社員になると担当業務を変えられてしまうということもあります。

もう4、5年も勤務してきたから仕事で分からないことはほとんどなかったのに、担当する業務が変われば完全に新人からのスタートになってしまいます。

転勤があるから

正社員になって間もなく、辞令が下るといったこともあります。

時に銀行などの金融業やアパレル業では転勤が非常に多く、性別は関係ありません。

「まさか女性に転勤はないだろう」と思っていたら、容赦なくあったりします。

正社員になるということは、会社都合で自分の居場所すら変わってしまうということなのです。

実際に正社員になる際のQ&A

契約社員から正社員になることは簡単なことではありません。

会社側も「お金を払って雇うのだから、それなりの人を受け入れたい」と思っています。それに一度正社員として雇ってしまったら解雇は中々難しいですから、慎重になるの当然です。

ここからは、実際に契約社員から正社員になる時の様々な疑問について説明していきます。

採用試験ではどんなことをするの?

採用試験と聞くと、「筆記試験と面接」というイメージが強いです。

しかし、今現在働いている会社の正社員登用試験の場合、会社によっては今までの働きぶりを普段から見ていたからというのもあるせいか、役員との面接だけで終わるところもあります。

一般的な採用試験では、適性検査、一般常識、小論文がある場合も多いでしょう。

履歴書や職務経歴書などの志望動機の書き方は?

履歴書や職務経歴書などの志望動機の書き方に悩む人は多いでしょう。

まず最初に、インターネットでその会社の研究を徹底的にしてください。どんな事業をしているか、企業理念や方針は何か、最近のニュースや社員のブログはないか等よく調べます。

そしてネットから感じられる社風などに注目し、自分はこの会社のどんなところに魅力を感じるかを考えながら見ていくと良いでしょう。

しっかりと研究した上で、志望動機に書くべき最低限のポイントは3つあります。

  1. 数ある同業者の中からこの会社を選んだ理由
  2. この会社で具体的に何をしたいか
  3. 自分がどう会社に貢献できるか

上記の3つのポイントを踏まえた上で、例を見ていきましょう。

最初に、数ある同業者の中からこの会社を選んだ理由です。

会社のどこに惹かれたのか、何故この会社なのかということを人事や面接官の方が納得するストーリー作りが必要になります。

これに関しては、「会社の何に共感しているか」を挙げることが重要です。

例えば前もって調べた会社の企業理念や方針、ネットから感じた社風に「○○の部分に共感し、御社で働きたいと思いました。」と言えるでしょう。

次に、この会社で具体的に何をしたいかについては、会社の事業内容に沿って「前職ではできなかったこと」を挙げることが重要です。

例えば「前職では事務でしたので、会社に何かを提案する機会がなかったのですが、周りの正社員が会社の企画立案をしている姿を見て、私も会社の企画などに携わってみたいと思うようになりました。もともと○○という事業には興味があり、自分でも独学で学んでいたのですが、御社では年に2回の大きなプロジェクトがあると知り、ぜひ立案をして皆で大きなものを作り上げていきたいです。」という形です。

最後に、自分がどう会社に貢献していけるかは、これまでの経験で身に付けたスキルをアピールすると良いでしょう。

例えば「これまでパソコンスキルを活かした事務職に従事していたので、スピードを意識して会社の書類の整理や、分かりやすい資料を新たに作成するほか、経費削減や作業効率化を意識して様々な工夫をしてきました。結果として全体で○%の経費削減をすることができたので、御社でもこの経験を活かして会社の経費削減と社員の作業効率化を図っていきたいです。」とも言えるでしょう。

正社員への意気込みをアピールするには?受かりやすい人の特徴など

正社員に受かるには、契約社員ではなく正社員を目指しているということをしっかりと示し、「登用したいと思わせる人材になることが大事です。

では、具体的にどんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

一般的に受かりやすい人の特徴としては以下の6つが見られます。

  1. 年齢がまだ若い
  2. 何か高いスキルを持っている
  3. 自らスキルアップに取り組んでいる
  4. 仕事に対して積極的で会社に貢献する姿勢がみられる
  5. コミュニケーション能力が高い
  6. 前職での勤続年数が長い

上記の項目を見ていくと、年齢が若かったり、高いスキルを持っていると「うちの会社に来て欲しい」と思ってもらえるというのは想像がつきます。

しかし、3番目、4番目は「自ら取り組む積極的な姿勢」が重視されます。「言われなくても進んで」というところを会社は見ているのです。

また、5番目のコミュニケーション能力については、仕事面だけでなくても「先輩や上司などとコミュニケーションが取れていて、会社に馴染んでいるか」というところを見られます。

最後の勤続年数に関しては「持続力があるか、入社してもすぐに辞めないか」を見るためのポイントとなる部分です。

この6つの項目を普段から意識して取り組んでいれば、試験の際にアピールできますのでぜひ実践していきましょう。

もしも派遣社員から正社員を目指すなら転職エージェントを利用しよう

派遣の仕事がなかなか決まらなくて悩んでいる方は正社員として働くという選択肢も一つ入れてみるのがおすすめです。

ライフスタイルによっては正社員として働くのが厳しいという方もいるかと思いますが、「派遣社員として働いているけど、いつか正社員を目指している…」と考えている方は不安な気持ちで働き続けるのではなく、正社員をすぐに目指した方が金銭的にも精神的にも安定していきます。

普通の転職サイトより転職エージェントの方が負担が少なく短期間での成功率も上がる

正社員への転職を考えている方の多くは転職サイトに登録して活動をしています。

この時どの転職サイトに登録をすればいいのか悩むかもしれませんが、選び方としてはシンプルに掲載求人数の多いサイトとサポートが充実しているサイトを選ぶのがおすすめです。

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また、サポート体制もサイトによって異なるので登録をする際はできるだけサポートの手厚いサイトを選ぶようにしましょう。

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転職サイトは複数利用すると短期間で決まりやすい

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上記3つの転職サイトは求人数も多く、質も良いため、どれか1つをベースに求人を検索して、ある程度網羅的に調べたら別の転職サイトでも同じような条件で検索をすると効果的です。