派遣の顔合わせって何?面接と一緒で不採用になることもある?

派遣社員の働き方

皆さんは「面接」という言葉には馴染みがあるでしょう。就職する際に1度は通る門ですよね。

しかし派遣でいう「面接」は、一般的にイメージされる面接とは少し違います。

また、「顔合わせ」という言葉を聞いたことはありますか。実は、派遣として転職をする際には、この「顔合わせ」または「面接」という段階を踏むことは多々あります。

この派遣でいう「顔合わせ」「面接」とは一体何のことを指すのでしょうか。そして、どうしたら自分が行きたい会社に転職できるのか考えていきましょう。

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※1 2020年5月

派遣でいう「顔合わせ」とは

派遣会社から仕事を紹介してもらった際に、派遣会社から「派遣先の会社と事前に顔合わせがあります」と言われることがあります。

この「顔合わせ」では一体どんなことをするのでしょうか。

この記事では、派遣で一般的に言われている「顔合わせ」の内容や所要時間について、私の体験も交えながらお伝えします。

派遣の「顔合わせ」の概要

派遣の顔合わせとは、派遣として勤務する前に派遣会社の営業担当者と一緒に事業所訪問し、勤務先の上司と面談を行うことを言います。

派遣先としてもどの程度のスキルがあるのか、どこまでの範囲を任せられそうか、どんな雰囲気の人なのかなど、事前に把握しておくと何かと助かるに違いありません。

短期の派遣では顔合わせがないこともありますが、長期派遣の場合は顔合わせを行う事も多いようです。事前に職場の上司に会うことで、なんとなく会社の雰囲気もわかるのではないでしょうか。

実際に働く部署を見学することもあります。現場を見るのと見ないのとでは、就労までの心持ちが変わりますよね。また、直接上司の話を聞くことで自分が何に力を入れればいいのか明確になることもあります。

即日で採用されることはあるの?

顔合わせの際に、即日で採用されることもあるのか気になる方も多いでしょう。

結論からいうと、即採用されることもあります

企業によっては人材補填のために派遣社員を募集していて、すぐにでも働いてほしいと考えている企業も多いからです。

そのため、顔合わせの際に「いつから出勤できそうか?」などの確認をして短い時間で終わることもあります。

顔合わせの流れ

顔合わせの流れについては、主に以下のようになっている場合が多いです。

①派遣会社の営業担当者と顔合わせの30分程前に待ち合わせ

②営業担当者と派遣先の上司を含む三者で顔合わせをする

③結果通知

①事前打ち合わせ

一般的に顔合わせの当日に行われることが多いですが、顔合わせを実際にする前に派遣会社の担当者と派遣社員で打ち合わせがある場合があります。
その際に、派遣会社の営業担当者から流れや注意事項などについて説明されます。

②顔合わせ

顔合わせの流れは以下のようになっている場合が多く、派遣先の採用担当者から具体的な仕事内容を説明されたり、自己紹介をします。

顔合わせの流れ

  1. 自己紹介をする
  2. 質疑応答
  3. 何か質問があるか聞かれる

所要時間は20~1時間程度と派遣先の企業によりまちまちです

1.自己紹介

自己紹介では名前や簡単な職歴などの基本的な情報をお伝えしましょう。

また、業界・業務で活かせそうなスキルや経験がある場合はそちらをアピールすると好印象なのでおすすめです。

2.質疑応答

自己紹介が終わった後は履歴書・職務経歴書・スキルシート(会社によっては用意がない場合もある)に沿って質問されることが多いです。

よく聞かれる質問

派遣先の企業側からすると、派遣社員にやっておいてもらいたい業務がある程度が決まっている場合が多いので、その業務がむずかしいとなると、雇う理由がなくなってしまいます。

そのため、その業務に関連する質問が主にされるでしょう。その場合はその業務に活かせそうなスキルや経験を話すことができると好印象だと考えられます。

答える必要のない質問

一方で答える必要のない質問もあります。

派遣法によって個人を特定する行為は禁止されているので、派遣先企業は個人を特定できるような質問はできないのです。(参照:一般社団法人日本人材派遣協会

もしこれらの質問を聞かれた際は答える必要はありませんが、いざ聞かれたときの対応に迷う方もいらっしゃると思います。

そのため、派遣会社の営業担当者との事前の打ち合わせの際に、答えなくてもよい質問への切り返し方を知っておくこともおすすめします

答える必要のない質問事項

  • 宗教・信仰の有無
  • 家族構成
  • 学歴
  • 前職の退職理由
  • 結婚・離婚・出産に関する質問
3.何か質問があるか聞かれる

この最後の質問では積極的に聞いた方が印象は良いことが多いです。

派遣先企業はその質問で単に疑問を解消してほしいという目的のほかに「自分の会社に対してどの程度関心があるのか」「コミュニケーション能力があるか」を確かめている場合もあります。

そのため、ホームページで派遣先企業について調べた際に、関心を持ったことや共感した部分などがあれば、それについて質問すると会社に対して積極的・意欲的な印象が付くでしょう。

また、ここでのもう一つのポイントは自分の持つ疑問点があるのであれば可能な限り払拭することです。一定期間働くからこそ、何か不安な点や疑問点があれば事前に聞いておき、なるべく働いたあとの不安感やギャップをなくすことがおすすめです。

ただし、待遇面ばかり聞いたり仕事内容と関係のないことばかり聞くとあまりよくないイメージ・印象になってしまう可能性が高いので気を付けましょう。

④結果通知

後日、派遣会社から採用結果の連絡が来ます。一般的に数日~1週間程度で来ることが多いです。

(※採用・不採用に関係なく来ます)

そして無事に採用が決まったら、就業開始日を調整するという流れです。

5の段階では、派遣会社の担当者から、派遣社員のPRポイントなどを加えて話してくれることもあるようです。

また、ここで派遣先からどんなことを質問されるのかについて、気になる方も多いはずですので後程詳しく説明します。

顔合わせの所要時間

顔合わせでは、質問される数が企業によって異なります。質問数が少なければ15分程度で終わることもありますが、一方で面接のように2時間近く時間をかけて行う企業もあるのです。

例えば、質問が2、3個で終わったとしましょう。しかしその後に実際の職場見学があった場合で、部署内を業務内容等の説明も程々に交えてしてもらえば、それなりに1時間近くはかかるかも知れません。

ちなみに私が顔合わせをした際は、派遣先の上司から業務内容をサラッと教えて頂き、部署を遠目から見学して15分程度であっという間に終わりました。

派遣会社や派遣先によって、顔合わせにも色々な形式があり、その内容や所要時間は派遣会社や就業先によって異なるのです。

面接と顔合わせの違い

面接と顔合わせの違いは何でしょうか。

派遣で調べると「顔合わせ」「面接」「面談」「職場見学」「派遣先との事前打ち合わせ」などの単語もよく耳にするので混乱する方が多くいます。

派遣先企業との事前面接は法律で禁止されていると聞いたことがある人もいるでしょう。

この「(事前)面接」と「顔合わせ」の違いについては勘違いされている方が多いので、以下で詳しく説明します。

面接と顔合わせの違いは?

まず面接についてですが、労働者派遣法では、「事前面接」は禁止と定められています。

では、派遣就業前の面接は違法なのでしょうか。

厳密に言うと「事前面接の禁止」という表現は労働者派遣法にはないのですが、労働者派遣法で禁止されているのは、「派遣労働者を特定することを目的とする行為」です。

つまり、違法とされる「面接」に該当するのは、派遣労働者を特定することを目的とする行為のことを指します。

例えば、数人いる応募者の中から若い女性だけに絞って選定したり、この派遣スタッフでなければ受け入れないなどとする為に行う事前面接は違法です。

その他、派遣先の会社が直接派遣社員に履歴書等を提出するよう要請する場合や、筆記試験や適性検査を行うことも禁止されています。

一方、顔合わせとは派遣先の事業所を訪問することで、派遣社員を特定することを目的としないものです。

「職場見学」や「事前の打ち合わせ」も事業所訪問に含みます。事業所訪問は禁止されていません。事前面接とは違うのです。

ちなみに補足ですが「事前打合せ」と言うのは、すでにその派遣社員の就業が決まり、派遣先に派遣社員の決定通知をした後で、就業前に様々なことの確認をするという目的で事業所訪問することを言います。

違法に当たるかどうかは、事業所訪問の目的によるのです。

(参考:一般社団法人 日本人材派遣協会「派遣先のコンプライアンス」

ただし、事前面接や履歴書の提出などが違法に当たらないという例外もあります。

それは紹介予定派遣の場合です。何故なら紹介予定派遣という雇用形態は、派遣社員の特定行為が可能だからです。

紹介予定派遣について詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

紹介予定派遣とは?登録型派遣との違いやメリットやデメリット、働く際の注意点など
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顔合わせの注意点・ポイント

ここでは後から後悔しないためにも見ておくべき顔合わせの注意点やポイントについて解説していきます。

顔合わせのポイント・注意点

ポジティブな発言を心がける

顔合わせでは派遣先の方から「こういった仕事はできますか?」など業務内容に関する質問が多くされます。

そのような際に「できません」「無理かもしれません」などとネガティブな発言ばかりしてしまうと、派遣先の企業の方も「本当にこの人を雇っても大丈夫か」と不安になってしまう可能性があります。

もしすぐにはできなそうなことでも「マニュアルを読めば大丈夫そうです」などポジティブな発言を心がけましょう

職場・社員の雰囲気を確認する

実際に顔合わせをするからこそのポイントともいえますが、一定期間働くからこそ、職場が自分に合っているかどうかはきちんと確認することをおすすめします。

就業後のミスマッチを防ぐために、この職場で働けそうか、社員同士の雰囲気は悪くないかなどと確認しましょう。

顔合わせの事前準備

顔合わせの前にやっておくと良いことについて解説します。

自己紹介の準備

顔合わせでは自己紹介を軽くする場合がほとんどですので、考えておくとスムーズでしょう。

派遣先の業界・業種で活かせそうなスキルや経験があれば優先的に話すとよいでしょう。

自己紹介はあくまでも軽く済ませ、そこまで時間を取り過ぎないようにすることも大切です。

身だしなみの確認

服装は自由であることも多いですが、実際に働く職場の方に好印象を与えられるほうが良いでしょう。

基本的にはスーツなどの服装を選びましょう。

靴はよく磨いておき、ナチュラルメイクにするなど清潔感を意識することがおすすめです。

質問事項を考えておく

顔合わせでは派遣先の方から「質問はありますか」と聞いてもらえる時間が設けられている場合がほとんどです。

就業後のミスマッチで後悔しないためにも、仕事内容や職場の雰囲気など前もって聞きたいことをまとめておくと良いでしょう。

また、事前にホームページで調べたうえでの疑問点なども質問することで仕事への熱意ややる気をアピールすることもおすすめです。

顔合わせの実態、面接とほぼ同様に行われる会社も

派遣会社から「顔合わせをしたら採用はもう決まっているようなもの」と言われることもあります。実際私の場合はそうでした。しかし「顔合わせに行ったら不採用になった」という声があるのも事実です。

残念なことに「顔合わせ」がほぼ通常の面接と同じように行われ、挙句の果てに落ちるということもあり得ます。

これは一体どういうことなのでしょうか。

顔合わせ後に断られることもあり得る

実は顔合わせ後に断られるというのもあり得ます。では一体どういう場合に断られてしまうのでしょうか。

実は、以下のような場合には断られることがあります。

  1. 派遣先の競合によるもの
  2. スキル不足によるもの
  3. コミュニケーション能力によるもの
  4. 派遣先の職場環境に適合しない人物と判断された場合
  5. 業務遂行能力が要求基準に達しないと判断された場合(派遣会社のマッチングミス)
  6. 派遣先の人事の許可が下りなかった場合

上記については、以下でより細かく見ていきましょう。

派遣先の競合によって断られるケース

自分がぜひ就労したいという魅力的な会社は、他社から見ても魅力的なケースが多いいので、ライバルがいることも多いでしょう。

企業側が複数の提携先派遣会社に募集をかけている場合は、他の派遣会社との競合が発生します。企業側としても採用枠を設けているので、当然人選しますよね。そうなると、落ちる人は出てしまいます。

スキル不足によって断られるケース

スキルは問題なさそうと派遣会社が言ってくれても、実際に派遣先が求めているスキルよりも足りない場合や、競合がいた場合は話は別です。

例えば未経験者歓迎の職場に応募するとしましょう。そこに未経験者とバリバリの経験者が応募してきたら、企業側はどちらの人材がほしいでしょうか。多くの場合、即戦力になる方に来てもらいたいと思うはずですね。

その場合、やはりスキルが高い人の方が強いでしょう。

とは言え、ここで注意しておきたいのが、筆記試験を実施された場合です。顔合わせでは筆記試験を行うことが禁止されていますので、筆記試験で落ちたということであれば、明らかな法律違反に当たります。

コミュニケーション能力に不足よって断られるケース

職種にもよるでしょうが、コミュニケーション能力は高いに越したことがありません。

例えば、質問されたことに対してきちんとした文章で話そうと思うあまりに沈黙が続く人は、仕事に対する解決力も低いとみなされてしまうこともあるのです。

一方で、言葉遣いは多少雑になってしまってでも率直に答える人の方が良いと判断されることがあります。

この判断は非常に難しいですよね。

派遣先の職場環境に適合しない人物と判断されるケース

派遣社員が職場環境に合っているかどうかは会社側にとっても働き手にとっても重要なことです。

何故か周りに溶け込めていないような気がしたり、疎外感を感じてしまうような職場であれば、きっと会社側も同じように感じていることでしょう。「何だかうちの会社には合わない気がする」と判断されるケースも少なくはありません。

また、先ほど「顔合わせでの筆記試験は違法」と述べましたが「適正検査の実施」も違法になります。

例えば適性検査アプリに登録させ、その結果をもとに会社に合わないと判断された場合は法律違反です。

業務遂行能力が要求基準に達しないと判断されるケース(派遣会社のマッチングミス)

これはいわば、派遣会社のマッチングミスとも言えるでしょう。

例えば派遣先が求めていたのは専門的な技術を持つ派遣社員だったのに、派遣会社からは基本的な知識があれば大丈夫と言われていた、というような場合です。

派遣会社がきちんと会社側のニーズと派遣社員のスキルを把握していなかった際に起こりうるパターンですね。

派遣先の人事の許可が下りなかった為に断られるケース

顔合わせをしたにも関わらず、派遣先企業の人事許可が下りない場合に採用を断られることもあります。

派遣先の現場では派遣社員を募集している状態であっっても、人事の方で採用していいかどうかの決定を下すようです。

実際私の場合、結果としては採用に至りましたが、この理由で1週間ほど人事許可待ちになりました。

以上、上記理由による不採用は本来あってほしくないのですが、企業によってはあり得ます。

私の知り合いも、顔合わせに行ったのでもう採用されたものだと喜んでいたら、競合が発生していたようで、その後見送りの連絡が派遣会社から来て落ち込んでいましたよ。

顔合わせに関するQ&A

ここまでは顔合わせの主な概要や流れ、面接との違いについてお伝えしました。

また、残念なことに顔合わせ後に不採用となってしまうケースもあるようですので、ここからは、顔合わせ前に出来る対策を練っていきます。

具体的に顔合わせで聞かれる質問内容や、気を付けなければならないこと等、細かな点から事前にしっかりと考えていきましょう。

服装、ネイル、髪などの身だしなみについて

顔合わせと言えど、面接のようなものであれば、見た目にもやはり気を付けるべきです。

第一印象が決まる時間はわずか3~5秒という研究結果があるように、まずは見た目の清潔感がものを言います。

また、職場によってルールは違いますが、髪の色やネイルにも気を使いましょう。

会社のルールで髪色もネイルも自由だとしても、就労して周りの上司の様子を見てから変えるのが無難でしょう。

また、持ち物にはその人の性格が表れるといいますので、靴や鞄にも清潔感があるか意識してください。尚、鞄ですが、リュックなどのカジュアルな物よりはビジネスバッグの方が好印象です。

いずれにしても派遣先に与える第一印象はやはり重要ですので、印象が良いに越したことはありませんよね。

自己PRや志望動機の伝え方

先述した通り、顔合わせでされる質問はプライバシーなどに関する質問は禁止されている為、今までの経験や身に付けた知識、習得した技術などの業務能力に関する情報についてです。主に聞かれる質問を以下に挙げてみました。

  1. 志望動機
  2. 職歴(今まで培ったスキル)
  3. 前職の退職理由
  4. 自己PR(自己紹介)
  5. なんの経験が活かせるか
  6. 会社に対して質問はないか

上記については以下で細かく見ていきましょう。

志望動機はどのように言えばいいの?

志望動機が不明瞭だと、他の派遣社員を採用したいと思われてしまいます。

あらかじめ会社の方針や業務内容等を会社のホームページでチェックしておき、共感できる部分を探しておいたり、「他の企業ではなくその会社に行きたい」という理由を考えましょう。

例文

「御社独自の○○というサービスに非常に関心を持ち、御社であれば私がこれまで培ってきた○○のスキルを活かせると思いました」

このように、その会社自体の魅力と、自分のスキルを活かすことを結びつけてみるのも効果的です。

職歴(履歴書・職務経歴書)はどのように言えばいいの?

履歴書・職務経歴書は内容に間違いがないかを振り返り、今までの職歴を口頭で簡単に伝えられるようにしましょう。

そして、その職業に就かなかったら身に付かなかったであろうスキルを考えます。その際に、役職を与えられた・評価されたことなどがあれば、率先してアピールしましょう。

例文

「私は経費削減の提案をし、年間で3%コストを削減することに成功した為、会社から評価され、経理部のリーダーとして後輩の指導を任されていました。その経験を活かして、御社でもコスト削減や業務改善を積極的に提案していきたいです。」

上記のように、その企業に合った職務経歴が言えるかどうかがポイントです。

ちなみに補足ですが、以前も派遣社員だった時の履歴書の書き方は、以下のように書くと良いでしょう。

履歴書の書き方(以前も派遣社員だった場合)

〇年〇月 株式会社〇〇人事部に派遣社員として就業

〇年〇月 派遣期間満了

しかし、書面上はうまく書けていても、面接の際に口頭で簡略化して伝えられないと意味がありませんので、何度も練習して面接に挑みましょう。

派遣の履歴書や職務経歴書の書き方について、詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

派遣の職歴が多い人や職歴が少ない人、職歴なしの人の履歴書の書き方
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前職の退職理由はどのように言えばいいの?

退職理由については、企業側が「それは辞めたくもなるね」と納得してもらえるような理由を答えましょう。

今回も同じような退職理由で辞められるかもと懸念されるような回答は避けるべきです。

例:

・「残業が多かった」

→「もっと時間を意識して効率的に働けるような会社で働きたい」

・「何でも屋のようなもので、仕事量が多すぎた」

→「より専門的にこの分野に従事したくなった」

上記のように、なるべくポジティブな言葉で言い換えると好印象です。

自己PRはどう言えばいいの?

自己PRは、自分の性格を肯定的に述べるだけでなく、「この会社だからこそ自分の○○が活かせる」という内容にしましょう。

例:

〈事務職の場合〉

「私は御社のようにスピードを意識して作業することに重きを置いています。今まで培ってきたマクロの技術を存分に発揮して効率よく仕事をするよう努めていきたいです。」

〈長所をアピールする場合〉

「周囲に溶け込むのが得意なので環境の変化にも物おじしません。」

このように、自分の短所すら長所に置き換えることがポイントです。

例えば

「飽きやすい」→「好奇心があり挑戦したい気持ちが強い」

「優柔不断」→「慎重に物事を考えてから行動する為、ミスが少ない」とも言えます。

物は言いようなので、伝え方を工夫しましょう。

「なんの経験が活かせるか」、活かせる経験がない場合はどうすればいいの?

志望している会社が今まで経験したことのあるような会社であれば、これまでやってきたことが活かせると言えますが、未経験の場合はなんと言えば良いのでしょう。

例えばこんな言い方が出来ます。

「未経験ではありますが、これまでは学んだことをマニュアル化し、その都度改善点を見直したり修正を行ってきましたので、それを業務に活かしたいです」

「未経験ではありますが、資料の作成はフォーマット入力だけでなく、見やすさや改善点の提案など、常に工夫を考えて取り組んでいきたいです」

上記のように、これまで仕事に対して取り組んできたことをアピールするのが好ましいでしょう。

ここでのポイントは、その業務を通して成長する為はどうすればいいか、どんな勉強が必要かを練りこむことなのです。

顔合わせ(面接)の交通費は出るの?

派遣会社にもよりますが、出ない会社もあるようです。出たらラッキーくらいの気持ちでいたほうが良いでしょう。

私の場合は交通費が出たので、就労して初めての給料日に合算されて振り込まれました。

顔合わせ(面接)当日にキャンセルしたい場合はどうすればいい?

基本的に面接の当日にキャンセルが通じる理由としては、身内の不幸など、やむを得ない場合です。その場合は会社側も派遣会社側も納得してくれるので、早めに連絡しましょう。

例えば体調不良でキャンセルしたい場合はどうでしょうか。体調不良という理由自体は仕方のないことですが、自己管理が悪いという印象を与えてしまうかもしれませんね。ただ、インフルエンザなどの外出禁止期間が設けられているような病気の時は、面接に出てくると返ってマナー違反となりますので気をつけましょう。

当日キャンセルをするということは、会社にとってみればあなただけではなく派遣会社の印象までも悪くしますので出来れば避けたいものです。

また、無断キャンセルは派遣会社からの信用が落ちますので、今後仕事紹介を受けられなくなる可能性もありますし、社会人としてもマナー違反ですので絶対に止めましょう。

面接後に断りたい場合はどうすればいい?

面接にまで行ったけれども、やっぱり断りたいということもあるでしょう。理由は何個か考えられます。

  • 他社でお仕事が決定した
  • 面接に行ったけれど会社の雰囲気に合いそうにない
  • 事前に聞いていた業務内容と違った

これら上記による辞退理由においての断り方ですが、正直に派遣会社にはっきりと伝えることが必要です。理由別に解説していきます。

他社でお仕事が決定した

同じ派遣会社からの求人で並行して就職活動しているのであれば、派遣会社側としても並行しているのは分かっているので納得してくれることは多いでしょう。

一方で、並行して就職活動しているのが他社の派遣会社紹介の企業だった場合でも、もう決まってしまったというなら仕方のないことです。

ここで嘘をついて「決め兼ねている」と言ってしまうと「キャリアアップの為にも今断るのは勿体ないですよ」などと後押しされてしまって、より言い出しにくくなってしまいますので、正直に伝えましょう。

面接に行ったけれど会社の雰囲気に合いそうにない

いくら業務内容がマッチしていても、どうしても馴染めそうにない雰囲気の会社であれば働きたくないですよね。

ただ、派遣先の職場環境が派遣社員に合うかどうかは、本来派遣会社が考慮すべきことでもありますので、この理由も納得せざるを得ないでしょう。

事前に聞いていた業務内容と違った

会社の雰囲気は悪くなかったにしても、残業が多いなど事前に聞いていた業務内容と違ったというの辞退理由もありますね。

これはいわば派遣会社のミスに当たります。何故なら、派遣会社は派遣先の業務と派遣社員のスキルを把握してマッチングをすべきだからです。

また、他社と並行していて答えが出ない場合もあるでしょう。その際は、派遣会社に「保留したい」という希望を伝え、少なくとも内定後3日以内に返事をしてください。

いずれにしても、派遣会社としては入社後に契約途中で辞められるよりは、入社前に断ってくれた方がまだましだと考えます。辞退するのは仕方のないことですので、理由をはっきりと派遣会社に伝えることが重要です。

顔合わせ(面接)の結果はいつ来るの?

顔合わせ(面接)の結果ですが、企業によっては2週間くらいかかることもありますし、当日に結果連絡が来るということもあります。

中々連絡がこないとそわそわして落ち着かないですよね。

採用の合否は、派遣先の企業から派遣会社へ報告され、派遣会社の営業担当者から連絡が来るという流れになっています。

ですので、連絡が来ないからと言って派遣会社に問い合わせても合否は明らかでありません。ただ、あまりにも連絡が遅い場合は、担当者が忘れているなんてことも考えられるので派遣会社に連絡してくださいね。

ちなみに私の場合は、人事許可が下りるのに時間を要した為、1週間後に結果の連絡が来ました。

顔合わせで好印象を与えられるように頑張りましょう

派遣の「顔合わせ」と「面接」の違いについて述べました。派遣会社から事前面接と言われても、目的によっては一概に違法とは言えません。

また、行きたい会社に転職する為には、会社にとっていかに好印象を与えるかが大事です。

面接の対策をする上で、疑問点や不安点はあらかじめ派遣の営業担当者に相談しておきましょう。

これを機に自分のキャリア計画を練ってみるのも良いですね。

転職出来て良かったと思えるような、スムーズな面接になるように頑張りましょう。

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※1 2020年8月 ※2 求人による