厳しい話ですが、派遣先にとっては派遣社員が使えるか、使えないかを非常に重視しています。
実際に使えない派遣社員が来てしまうと、どう対処すべきか悩んでしまう派遣先も少なくありません。
ただ、派遣社員にとってみれば言い分があり「そんなこと言われても」というケースも多いですよね。
そこで、会社が派遣社員を就労させる理由を知り、「使えない」と言われてしまったときに、派遣社員側がどう対応していけばいいのか考えていきましょう。
共感する部分が多い記事になっていますので、ぜひ参考にして下さい。
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会社が派遣を使う理由
そもそも企業が派遣を使う理由は何でしょうか。
以下は、厚生労働省が企業に対して行った派遣を就業させる理由の調査結果です。
(参考:厚生労働省「平成 29 年派遣労働者実態調査の概況)」
上記のグラフから「欠員補充等で必要な人員を迅速に確保できるため」と回答している割合は約7割ですので、ほとんどの企業は「今すぐ仕事に就ける人がほしい」という理由で派遣を使っていることが読み取れます。
次に、「一時的・季節的な業務量の変動に対処するため」という割合が35.8%です。
例えば販売職であれば、年数回のセールや年末年始のイベントなど、消費者の購買意欲が高まる時期の人員補充でしょう。
せっかくの稼ぎ時に人が足りないのでは、経営不振に陥ってしまうからです。
また「専門性を活かした人材を活用するため」「自社で養成できない労働力を確保するため」といった回答もあり、WEBデザインなどのクリエイティブ職やIT・機械エンジニアなどの技術職など、自社ではなく他で知識や技術を身に着けてきた人の需要があるということも分かります。
ただ「雇用管理の負担が軽減されるため」という回答も12.2%と少なくありませんので、現在は売り手市場ではありますが、それでもあえて派遣を入れたいという企業はまだ多いようです。
派遣先から使えないと思われる理由
派遣先から「この派遣は使えない」と思われてしまうのは、どんな時でしょうか。
結論から言うと、シンプルに派遣先の企業の求めていた業務内容や人柄とマッチしていなかったという可能性が高いです。
働いている側からすると「使えない」と言われてしまうのは心外かもしれませんが、派遣社員には能力不足や仕事の向き合い方に問題が見つかったりします。
ただ、一概に派遣社員が悪いということはなく、派遣を受け入れている企業側を見ると、いくつかの問題点が浮かび上がってきます。
派遣先企業とのマッチングミス
仕事ができない、使えないと思う理由は、人と企業、それぞれにあります。
「派遣先が求める人材とは違っていた」というのも理由のひとつです。
即戦力を求めているのに仕事ができないから
先程の調査結果にもあったように、企業は「今すぐ仕事に就ける人、さらに今すぐ仕事ができる人(即戦力)が欲しい」という思いが強いので、仕事ができない人に対して「使えない」と思います。
たとえば、教えた通りにやれば問題なくできる業務なのに、理解力がなくて違う風に捉えられたり、慎重になり過ぎるあまりに時間がかかり過ぎるといった場合「この派遣社員は即戦力にならない=使えない」と思ってしまうのです。
派遣先視点では期待通りでないので、残念に感じてしまう可能性があります。
派遣会社の営業担当者の能力不足
派遣先が「使えない」と思う相手は、派遣社員だけではありません。
使えない派遣社員を派遣してきた「派遣会社の営業担当者が使えない」と思う派遣先は多いのです。
営業担当者が上手く企業が求めるスキルと派遣社員の方のスキルを見極めていないと派遣先の企業は「自分たちが求めていたスキルがない」と感じてしまいます。
そして結果的にマッチングミスという辛い結果になります。
例えば事務職で「基本的なOAスキルが必要」という条件で募集したのに、派遣されてきた人がキーボード入力もままならなかったらどうでしょうか。
当然、派遣先が条件に見合わず、憤ってしまったり落胆してしまいます。
このようなケースでは派遣先が「しっかり求める人を派遣してよ」と感じてしまうことも仕方ありません。
やる気が見えないから
企業が常に求めるのはやる気のある人材です。
そのため、モチベーションが低いというのはそれだけで「使えない」と判断される理由になります。
教育体制があるにも関わらずやる気がないから
派遣先によっては教育体制や研修が整っているところもあります。
たとえばコールセンターはしっかりと研修が用意されているため、未経験者でも挑戦できるようになっていますし、募集人数も大量募集が多いです。
ところが教育体制が整っているにも関わらず、以下のようなパターンがあれば、派遣社員にやる気がなく見えてしまいます。
- 教育中に全然違うことをしていたり、居眠りしたりしている。
- 長期派遣の後半になっても、未経験だからということを理由にやる気を出さない。
教育体制が整っていない会社も多い中、教育に時間や労力をかけているにも関わらずそんな態度を見せられたのでは「せっかく教えてあげているのに何なの?使えない」と思うのも仕方がないでしょう。
派遣だからという意識の低さがある
派遣社員の中には、何に対しても「派遣だから」という理由をつけて仕事を避けようとしたり、仕事をしなかったりする人もいます。
たとえば、以下のようなケースです。
- 少し手間がかかる仕事を頼んだだけで「私はただの派遣だから、そんな業務は無理です」と断る。
- 派遣社員にだけやらせているわけではないのに「派遣だからといってごみ捨て(雑用)させられるなんて」と怒る。
何かにつけて「派遣だから」と言われれば、企業側は扱いにくく、仕事に対してまで意識が低いと感じてしまいます。
派遣先にしてみれば「ちょっとぐらい協力してくれても良いんじゃないの?」「柔軟性が無さすぎて、使えない」という感情になるわけです。
仕事を積極的に探そうとしない
派遣社員は原則として、契約書に記載のある業務のみ行えばいいとされています。
もちろんそれが前提で派遣契約を交わしているわけですから、派遣先も契約書にないことを命じられません。
ただ派遣先が「使えない」と思うのは、「それ以外の仕事は一切しない」という強い意識を堂々と表明する派遣社員です。
たとえば、以下のような派遣社員を見ると、派遣先は「使えない」と思ってしまうかもしれません。
- 仕事がなくて暇なときに、他の社員が忙しくしているのを見ても、何も協力せずにただぼーっとしている。
- パソコンをただ眺めて時間潰しをしている時間が多い。
上記のようなパターンは、派遣社員に限らず全ての働き手において、不満を与えてしまうしまう行動でしょう。
- 手が空いているなら、出来る範囲で仕事でも手伝う。
- 「何かできる仕事はありませんか」という積極的な姿勢を持つ。
以上のような対応を取って欲しいというのが、人を雇う側の本音です。
仕事の覚えが悪いから
仕事の覚えが悪い派遣社員に対しても、派遣先は「使えない」と判断します。
前にも言いましたが、派遣社員は即戦力が求められているので、仕事を全然覚えられないのでは欠員を補充していることにはなりませんし、むしろ教える手間がかかるため、無駄な作業が増えてしまっていると感じるでしょう。
特に50代以降の派遣社員に対しては、同じことを何度か繰り替えして言わないと覚えられないことが多いので手間がかかり、派遣先から「この人は使えない」と思われてしまうのです。
「使えない」と言われてしまう派遣社員の特徴
派遣先が派遣社員を「使えない」と判断される理由がわかると、判断されれてしまう派遣社員の特徴が見えてきます。
責任感がない
派遣社員だろうと分類的には立派な社員です。
派遣先は常に、派遣社員にも働いているのだという意識を求めます。
そこを派遣社員だからといって仕事に集中せずにサボりがちになり、責任感が見えない振る舞いをすると、「使えない」と思われてしまいます。
仕事の覚えが悪い
問題なく仕事ができるくらいに仕事の手順を覚えるのは、年齢による面もあります。
どうしても若い人の方が仕事を覚える速さは上ですから、仕方ない面も大いにあります。
また、年齢だけでなく適性やキャリアが原因ということもあります。
しかし、年齢やキャリア、適正という理由があって仕方ないと思われてきても、何度も言われたことを実践できないとなれば評価が厳しくなります。
プライドが高い
働く上で重要なのが謙虚な気持ちです。
プライド高くして常に威張っていたり、注意されても聞かなかったりすると、周りに嫌われてしまう危険があります。
そして、注意されたことに対して謝らず言い訳ばかりするなどをすると、注意しても無駄な人材と判断されます。
スキル不足
派遣先が求める人材像に派遣社員のスキルがマッチしていないと、評価は低くなります。
派遣企業の担当者のマッチングのミスも考えられますが、即戦力が求められる派遣先企業ですと、スキルの無さは死活問題です。
あまりにスキルが足りないという場合は、残念ですが「使えない」という評価を下されてしまいます。
使えないと言われる派遣社員にも言い分がある
ここまでは派遣先の立場になって「使えない派遣社員」のことを考えてみました。
派遣先の上司の立場になると「使えないと思う気持ちも分かる」と共感できる部分もあったのではないでしょうか。
しかし、使えないと言われる派遣社員にも言い分はあります。
ここからは派遣社員の立場になって考えてみましょう。
派遣の働き方に関係がある
派遣先は「使えない」と言ってくるけれども、派遣先企業の環境に問題があることもあります。
契約にないことをやる必要がない
派遣先が「柔軟性がない。使えない」と言おうとも、「そもそも契約にないことをやる必要がない」と思っている派遣社員は多いです。
派遣先からすれば「手が空いているなら、自ら仕事を探す積極的な姿勢がほしい」と思っているかもしれませんが、派遣社員は契約書に記載のある業務のみ行えばいいのですから、契約外の仕事をする責任はありません。
しかも「契約にない仕事を指示された場合は、派遣会社に相談して下さい」と派遣会社に言われていることもあるので尚更です。
「契約に納得した上で仕事に来てるんだから、契約上にないことを頼まないでほしい」と思ってしまうのも仕方ありません。
派遣社員がしなくてよい(派遣社員にさせてはいけない)業務
派遣先企業によって、派遣社員がしてはいけない業務を任せているということもあります。
禁止業務
労働者派遣法によって、以下のような禁止業務を派遣社員にさせる事はできません。
港湾運送業務、建設業務、警備業務、医療関係業務、いわゆる「士」の業務(弁護士、司法書士、土地家屋調査士、公認会計士 等)。
契約範囲外の仕事など
契約にない業務をやれと言われても、話と違うのでモチベーションが上がらないというのはよくあります。
実際に契約以外の仕事をする義務はないので、言われたことしかやらないのは当たり前です。
また、派遣社員は契約外のことをやれと言われたら、派遣会社に相談するように言われているケースもあります。
どんなに忙しくて「契約外のことをやれ」と言われても、満足な成果を出せないのは派遣社員ではなく派遣会社の責任ですから、必要以上に気にしないようにしましょう。
ボーナスが出ない
歩合制などで業績がボーナスに反映されたりする正社員とは異なり、派遣社員はいくら働こうが給料が変わる可能性は少ないです。
大きな昇給も賞与もない派遣社員と、仕事を頼む側の正社員とは、基本の待遇が全然違います。
正社員の年収と派遣社員の年収は、長い目で見るとかなりの差になり、やる気が出ない可能性が高くなります。
それなのに派遣社員に大量の仕事を任されたり、雑用をさせられたりするのはフェアじゃないと言えるでしょう。
期間が定められている
派遣社員の中にはあえて人間関係を構築したくないから派遣を選んだという人もいます。
人間関係に縛られることがなく、人間関係のしがらみが嫌だからこそ期間に定めのある派遣社員を選んでいる人は珍しくありません。
正社員と違って一生同じ職場にいることがないのが派遣社員ですので、モチベーションに違いが出るのは当然です。
「必要最低限以外のコミュニケーションを取りたくない」という派遣社員もいますので、独自性は尊重できる職場を望むのは何ら悪いことではないと思うようにしてください。
合わないなら次の仕事を探せばいいだけ
派遣社員が業務についていけなかったりすると「使えない」と言われますが、「合わないなら次の仕事を探せばいいだけ」と考える派遣社員も多いです。
派遣の仕事は3カ月更新が多く、長くても半年更新なので、「合わなければ契約更新しなければいいだけ」というのが派遣のいいところでもあります。
正社員のように、一生その会社にいるわけでもないですし、同じ仕事を続けなければいけないということもありません。
そのための契約更新なのですから、「使えない」と言われるくらいなら次の仕事を探せばいいだけなのです。派遣社員にも派遣先を選ぶ権利があります。
高度なスキルは最初からない(営業担当者のマッチングミス)
派遣先が「使えない」と言おうとも、派遣社員からすると「求められるスキルは最初から持ち合わせていない」というケースもあります。
たとえば経理事務で「基本的なOAスキル必須」とはなっていたけど、実際に入社したら、求められているエクセルのレベルは「基本ではなく高度なものだった」ということもあるでしょう。
この場合、派遣社員が悪いのではなく、派遣会社の営業担当者のマッチングミスです。
派遣社員から言わせると「高度なスキルが必要だと最初から知っていたなら、受けていなかった。何で私にこの会社を紹介してきたのか」と思うのも当然です。
最初に派遣会社に登録する際、スキルチェックを実施していたなら尚更でしょう。
他にも、未経験でも可能と書かれていたのに、明らかに経験やスキルがないとやっていけないような業務内容、派遣先の担当者からの指示が与えられるなども例として挙げられます。
年齢的に早く覚えるのには時間がかかる
派遣先にいくら「使えない」と思われていようとも、年齢的に覚えるのには時間がかかるのは仕方のないことです。
自分でも「早く覚えたい気持ちは山々」という人はたくさんいるでしょう。
早く覚えられないために会社に迷惑をかけているのは実感していますし、申し訳ない気持ちだってあります。
しかし、覚える努力はしていても、どうしても追いつけないのです。
また、20代派遣社員と50代派遣社員の仕事スピードを比較され、タスクの違いによる差なのに50代だからスピードが遅い、使えないと理不尽な解釈をされてしまっている可能性もあります。
会社も年齢をわかっていて採用したならば、年齢も年齢だから「使えない」なんてことは言ってはいけません。
言われた派遣社員も「そこを責められてもどうしようもないのに」と思ってしまいます。
使えない派遣だった場合の派遣先の対応は?
派遣先と派遣社員側の言い分を見ると、どちらも平行線ですれ違っていることが分かってきましたよね。
では、派遣先にとって「使えない」派遣が来た場合、どのように対応されるのが一般的なのでしょうか。
すぐにクビになるのか気になる派遣社員も多いでしょう。
そこで、派遣先の対応について説明します。
すぐにクビにはしないことも多いが更新はしてもらえない
派遣社員が使えない人だった場合でも、派遣先はすぐにクビにしないことも多いです。
特に「未経験者歓迎」という条件で募集していた場合は、派遣社員の様子を長い目で見る会社の方が多いでしょう。
派遣社員の最初の更新は3カ月というところがほとんどなので、大抵の派遣先は契約更新期間中の様子を見ます。
そして、求めていたレベルと実際のレベルの差があまりにも大きく、差が埋まりそうにないと判断した場合は、初回の更新で契約終了となるのが一般的です。
契約終了となる場合、派遣社員には契約期間終了の約1か月前に、派遣会社の営業担当から伝えられるといった流れになります。
営業担当者にクレーム、派遣社員の交代を要求
派遣先にとって、一刻も早く穴埋めしなければならないポジションの人を要請したのに、派遣されてきた人が全く使えない人だった場合は、派遣会社の営業担当者にクレームを言って、すぐに交代を要求する可能性があります。
「こっちには時間がないんだぞ!」と言う状況ほど、大きなクレームになるでしょう。
派遣会社はすぐに代理の派遣社員を探して派遣しますが、切られてしまう派遣社員に対しては早急に次の仕事を紹介してあげなくてはいけませんし、契約期間満了までは給料を支払う義務があります。
もし派遣会社が仕事をすぐに紹介できず、その派遣社員を休業させる場合は、労働基準法により給料の60%以上の休業手当を支給しなければなりません。
(参考:厚生労働省「派遣契約の中途解除に伴い派遣労働者を安易に解雇しないでください」)
使えないと言われた場合は早めに派遣先を探した方が良いかも
今回は、使えないと言われる派遣社員について説明しました。
派遣先が感じる「使えない派遣社員」と派遣社員の言い分を簡単にまとめると、以下のようになります。
派遣先の「使えない派遣」 | 派遣社員の言い分 |
仕事ができない | 高度なレベルを求めるなら応募しなかった |
やる気がない | つなぎであって本命じゃない |
仕事に対する意識の低さ | そんなに求めるなら時給を上げてほしい |
コミュニケーション能力 | 人間関係を築きたくないから派遣にした |
仕事を積極的に探さない | 契約上にない仕事はさせないで |
仕事の覚えが悪い(特に50代) | 年齢を分かっていて採用したのでは? |
上記のとおり、派遣先と派遣社員の期待にずれが生じていることが分かりますね。
派遣先と派遣社員とでは立場が違うので、ずれが生じるのも無理はありません。
万一、派遣先で「使えない」と言われてしまった場合は、早めに違う派遣先を探してみた方が良いかもしれません。
派遣先の期待に応えたいと思って改善したいのなら話は別ですが、「それなら派遣を選んだ意味がない」となるようであれば、無理に派遣先の求めている派遣社員になろうとする必要はありません。
使えないと言われてしまった、もしくは使えないと思われている自覚があるなら、派遣先を変えるのもありでしょう。
また、年齢不問や未経験歓迎、基本的なOAスキルがあればOKなど、「事前に書かれていた情報と実情が全く違った」という場面に遭遇したのなら、次に派遣先を探す際は、会社にしっかり確認を取ると安心だと思います。
使えないと言われた場合の対処法
使えないと言われた場合、派遣社員としてはどうするべきかを原因別に解説します。
派遣先企業とのマッチングミス
スキルや経験不問と言われていたのに、派遣先に行ったら違った場合、派遣会社と派遣先のミスマッチングの結果です。
次の派遣先を探すときには、きちんと双方の会社で意思疎通がされており、雇用内容に間違いがないかを確認しましょう。
異なる派遣先を探す
もし「以前から募集内容と業務内容が違うことが多々あって困っていた」という場合には、派遣会社を変更するという手もあります。
派遣会社による派遣先企業と派遣社員のマッチングミスが原因なのに「使えない」と言われ続けてても、心身ともにメリットを望めません。
担当者を変える
派遣会社は変えるのも手間だという人は、派遣会社に相談して担当者を変えてもらうのも手です。
担当者の采配で向いていない業務や契約にないはずの業務にまわされていたのなら、原因は派遣会社の担当者にあります。
担当者が応募者の能力をよく理解できていない可能性が高いので、担当者を変えてもらうように働きかければ、環境が変わるかもしれません。
スキルアップする
希望する派遣先に対して能力が足りないようであれば、スキルアップを図るのもひとつの道です。
スキルを上げれば、将来的にも派遣先とのミスマッチが起こりにくくなります。
やる気がないと言われてしまう
やらなくてよい仕事の場合
派遣社員がやらなくてよい仕事を無理強いされる場合は、担当者に相談しましょう。
相談してなお、改善がされないのであれば派遣先を変えてもらうように働きかける必要が出てきます。
真面目に働く
「モチベーションが低い」と言われて困っている場合、行動を見直して改善するのも大切です。
派遣先の方の話をしっかり聞き、真面目に働くようにしましょう。
また、サボりや居眠りは絶対にNGなので避けないといけません。
覚えが悪い
メモをこまめに取る
同じようなことでミスを繰り返してしまう場合、メモを取る習慣が重要です。
どうしても覚えるのが難しいようであれば、ささいな内容でもきちんとメモを取り、いつでも見れるようにしておくと同じミスが減ります。
単純業務に変えてもらう
派遣先のものさしで「覚えが悪い」と評価されてしまうのであれば、思い切って派遣先を変えるのもひとつの道です。
言い出しにくければ、契約更新のタイミングがおすすめです。派遣社員は更新を拒否する権利を持っていますので、公平な評価をしてくれる新しい場でのリスタートを切りましょう。
ある程度単純で覚えることが少ない派遣先にしてもらうだけで、使えないと言われる危険を抑えられます。
更新をしないのなら、これを機に正社員の道も考える
生活スタイルや考え方から派遣社員の方が合っているという方も多くいますが、「実は正社員への転職も検討している」「正社員になりたかったけど今は派遣社員をしている」という方もいるのではないでしょうか?
派遣社員はある程度拘束時間をコントロールできたり、必要以上の責任が求められないため、過ごしやすい面がある一方で、立場的に不安定な部分が否めません。
もしも「このままだと更新できないかも」「いずれ正社員になることが目標だった」という方は、この機会に正社員へ転職してみましょう。
正社員であれば簡単に解雇をされるということは起こりにくいですし、安定して収入を得たり、今後のキャリアアップを考えたいという方には正社員の方が合っています。
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