紹介予定派遣なのに正社員になれない理由。結局契約社員やパート・アルバイトというケースも以外に多い?

派遣社員の基礎知識

紹介予定派遣として入社しても、実際は正社員になれなかったという人は沢山います。

実際に私の派遣先でも紹介予定派遣として入社したのに、その後派遣先からアルバイトの提案をされた人がいました。

何故このようなことが起こるのでしょうか。

本記事では紹介予定派遣なのに正社員になれない人に注目し、その理由やなれない人の割合、どうすれば良いのかなどを詳しく説明します。

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紹介予定派遣なのに正社員になれない割合

紹介予定派遣として入社したのに、正社員になれない派遣社員はどのくらいいるのでしょうか。

厚生労働省では、実際に紹介予定派遣で直接雇用に結びついた人の数を公表しています。参考:厚生労働省「平成29年度紹介予定派遣の状況」

データによると、38,239人中、19,008人が直接雇用に結びついた労働者数です。つまり約49.7%の人が実際に直接雇用に結びついていました。

言い換えると、せっかく選考を通過して紹介予定派遣として働きだしたのに、半分以上の人は直接雇用されることなくそのまま辞めることになっているということです。

またうまく直接雇用されることになったとしても、それが正社員ではないという場合も多々あります。

下のグラフを見てみましょう。(参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「派遣先での直接雇用転換」

グラフから、紹介予定派遣から正社員になった人は約6割、残りの4割近くの人は正社員ではなく契約社員やパート・アルバイトに転換していることが分かります。

直接雇用される人は約5割しかいなく、さらに正社員として雇用される人はそのうちの6割と考えると、正社員になれる人は3割程度で、7割程度の人は正社員になれずにそのまま辞めるか、契約社員など有期雇用の形態で働くことになっているのです。

紹介予定派遣の実態。直接雇用される割合・正社員になれる割合はどれくらい?
紹介予定派遣は正社員になりやすいということを知っていますか。 実は正社員になれないものだという意見もありますし、実際にどのくらいの人が正社員になれているのか、その実態が気になりますよね。 ただ、「派遣は派遣にしか過ぎない」と思っ...

紹介予定派遣の実態。直接雇用される割合・正社員になれる割合はどれくらい?

紹介予定派遣で正社員になれない理由

紹介予定派遣は、派遣先の直接雇用を前提とした働き方です。

直接雇用には正社員のほか、契約社員やパート・アルバイトといった雇用形態がありますが、紹介予定派遣に応募する人の大半は、安定性の高い「正社員」を望んでいる人が圧倒的に多いでしょう。

しかし紹介予定派遣後、正社員を希望していたのにも関わらずなれない人も沢山います。

その理由を見ていきましょう。

派遣先がもともと正社員で採用する気はなかったから

紹介予定派遣として求人を掲載している企業でも、もともと正社員で採用する気はなく、契約社員で雇うつもりだったというケースがあります。

求人に「直接雇用後の雇用形態:契約社員」と書いている場合も多いですが、企業によっては直接雇用後の雇用形態について、何の記載もないこともあるので注意が必要です。

応募する側はきちんとチェックし、疑問であれば派遣会社に前もって聞いておきましょう。

他にも沢山いるレベルだと判断されてしまったから

紹介予定派遣として入社したものの、派遣先から見て「この程度のレベルの人なら他にも沢山いる」と思われてしまった場合は、正社員になれないという場合もあります。

企業側からすれば、正社員として採用するということはコストがかかることですから、そう簡単には頷けないというのが本音でしょう。

そのため特に秀でて良いものがないと判断されると、わざわざ正社員として雇う価値がない、他に良い人がいるのではないかと思われてしまうのです。

選考の面接に対する準備が不十分だったから

紹介予定派遣の場合、派遣社員として数カ月働いた後に選考面接があることがほとんどです。

しかしいざ面接となると上手くアピールしきれなかったり、スムーズに受け答えができないなど「面接に対する準備不足」のせいで正社員になれないということもあります。

これまで一生懸命働いてきたのに、面接のせいで正社員になれないなんて悔しいですよね。

ただ派遣先からすれば、レベルが低い人を採用して無駄なコストをかけたくありません。ですから面接では、正社員として採用するに値する人材かをしっかりと見極めたいのです。

「当然正社員になれるものだ」と甘く見ないように注意しましょう。

能力不足だと判断されてしまったから

紹介予定派遣で派遣として働いている間、業務遂行能力は上司から常に見られています。

そのためミスが多い、業務内容を何度言っても覚えられない、最低限の知識やスキルがないといった場合は「能力不足」だと判断され、正社員になれないどころか採用自体をキャンセルされる場合もあるでしょう。

また能力不足があまりにも目立ち、派遣先が多大な損失を被るくらいのミスなどをした場合は最悪解雇されることもありますので注意が必要です。

周りとのコミュニケーションが薄く、社風に合わないと判断されたから

いくら仕事を一生懸命していても、周りとのコミュニケーションが薄く、社員との間にいつまでも壁があるようでは社風に合わないと判断されて、正社員になれないという場合があります。

いつまで経っても一匹オオカミ状態で、誰に話かけるでもなく淡々と仕事をしているだけでは「あの人は今何をしているのだろう」「自己判断で進めていないだろうか」などと周囲が心配になってしまい「同じ会社の仲間」とは認識されにくい傾向にあるでしょう。

特にアットホームな会社だとそのような人は浮いてしまいます。

質問がある時は自ら聞き、社員間の話題にも相槌を打ったり、少し会話に参加してみるといった努力も必要です。

派遣期間中は職場でコミュニケーション不足にならないように気を付けましょう。

人間関係でトラブルを起こしたから

仕事ぶりは問題なくても、過去に人間関係でトラブルを起こしてしまったために正社員になれないというケースもあります。

実際に私の派遣先には紹介予定派遣として派遣されてきた人がいたのですが、長年この業界について知っているという気持ちが強くて職場の正社員の業務の進め方にクレームをつけ、人間関係でトラブルを起こしてしまいました。

その後、派遣期間満了後に派遣先から提案されたのはただの「アルバイト」だったそうです。

一度派遣期間中に人間関係でトラブルを起こしてしまうと、その後も社内の空気を乱してしまう存在と見られてしまい、正社員にはなれないことが多いようですね。

勤怠管理がだらしなかったから

勤怠管理がだらしないということもまた、正社員になれない原因の一つです。

派遣期間中によく遅刻をしていた、体調不良とはいえ欠勤や退が多いとなれば、誰だって自己管理が悪いという印象を抱きます。

勤怠管理をしっかりすることは、社会人として当たり前です。その当たり前ができない人を正社員にしたいと思う会社は非常に少ないでしょう。

勤怠管理は基本中の基本としてしっかりしたいものですね。

企業研究が不足し、入社後になって合わないことに気づいている

直接雇用されずに辞めた人の中には、企業側から断られたのではなく自ら断ったという人も実は少なくありません。

その理由として多いのが、以下のようなこと。

  • 仕事内容が思っていたのと違った
  • 人間関係が上手くいかなかった
  • 給料などの待遇が希望と違った
  • 正社員になると残業が多くなるから
  • 仕事についていかないと思ったから

実際の職場の雰囲気、会社の実情を知ることができるという点はまず紹介予定派遣として働くという点でのメリットですから、断ること自体は悪いことではありません。

ただ、事前に調べればわかるようなことでせっかくの直接雇用を断ることになってしまった人も実際のところ多いです。

紹介予定派遣として働く人はみんな直接雇用されることを希望しているはず。

もちろん雰囲気など全てを知ることはできませんが、できる限りその会社について調べた上で働きはじめることが重要です。

大手だからという理由で安易に、選ぶのはやめておいた方が良いです。

派遣期間中に評価されていることを忘れがちな人は多い

紹介予定派遣は、直接雇用が前提という魅力があるだけに応募者が殺到します。

その大勢の応募者の中から自分が選ばれたということは自信を持って良いことですが、紹介予定派遣として入社することが決まったからと言って正社員になることが確定されたわけではありません。

派遣先にとって派遣期間は、その派遣社員の仕事能力やコミュニケーションスキルなど、あらゆる面をじっくりと評価するためにあるものです。

派遣社員は限られた派遣期間で、どれだけ企業にプラスの印象を与えられるのかが非常に重要で、それによって正社員になれるか否かが大きく左右されます

しかし紹介予定派遣に選ばれるまでが狭き門なだけに、気づいたら紹介予定派遣として入社することが一番の目的となってしまい、派遣期間中にしっかりと評価されていることを忘れがちになってしまう人が多いようです。

紹介予定派遣として入社した後や、最終面接が一番大事だということを忘れないようにしましょう。

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紹介予定派遣は派遣期間中とその後の面接が最も大事

今回は紹介予定派遣なのに正社員になれない人について説明しました。

紹介予定派遣で大切なのは、入社した後の派遣期間は全て評価されているという自覚を持つことです。

仕事が早いだけでなく勤怠管理や人間関係を良好に保つなど、努力すべき点は沢山あるので気が抜けません。いかにできる自分をアピールしていくかが重要です。

また派遣期間が終わった後の面接は最終関門。これさえクリアできれば正社員になるのは目前ですから最後まで頑張りましょう。

ただ最初から正社員を採用しないつもりの派遣先だった場合はどうすることもできません。最初に求人情報をしっかりと見て、直接雇用後の雇用形態について何も記載がなければ派遣会社に確認しましょう。

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※1 2020年8月 ※2 求人による

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もしも派遣社員での生活に不安を覚えているなら

紹介予定派遣から正社員になる人はいますし、正社員として働く前にまず社内の雰囲気を確かめたいという方は多いでしょう。

しかし、上記のように紹介予定派遣として入社しても、入社後の評価が会社の基準に達しなければ正社員になれないという可能性もあります。

紹介予定派遣を利用することで安心できる面がある一方で、通常の採用面接のように限られた時間で判断されるのではなく、じっくり見られるからこそこのような結果になるとも言えます。

もし「紹介予定派遣として働いていたけど正社員になれなかった」「派遣社員のまま働くのは不安」と悩んでいるのであれば、派遣社員から正社員への転職に実績のある転職サービスを利用してみましょう。

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その理由としては各サイトによって求人内容が異なるので、なるべくその時々で良い条件の求人を確認できるからです。

また、転職をサポートしてくれるアドバイザーと相性が合う合わないという問題もあるため、なるべく一つの転職サービスだけではなく複数を利用することで客観的な判断がしやすくなります。

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